定番といわれるシリーズものでも、長くなるとどうしてもマンネリ化する。購入しよう、という強い意欲が沸きにくい。ぼくにとって、「スペンサー・シリーズ」もそうなっている。ジェッシイ・ストーンものは目が離せないのだが、これは成長期だ。
最新作、「 背信 」は図書館で借りた。軽く立ち読みしてからスルー…、となるパターンが、腐ってもスペンサーか、最初の台詞が決まっている。赤ちゃんにミルク、オックスフォード地のボタンダウンにチノーズ、といった心地よさ。書き出しから嵌った。クサイと突き放さなすべきところを、なぜ惹かれる? 読破後にどんな感想を抱いているだろう。そこが興味深い。裏切らないでほしいものだ。
昨年暮れ、ほとんどの蔵書を処分した。以来、娘の監視がきつい。本が増えていないか、常にチェックが入る。
言い訳が効かなくなった。そりゃそうだ。全体量八割ほどの書物が、たった二割のコミックスに、買い取り金額において、その逆の割合で大差をつけられたのだ。
ここでもぼくは少数派だ。
最新作、「 背信 」は図書館で借りた。軽く立ち読みしてからスルー…、となるパターンが、腐ってもスペンサーか、最初の台詞が決まっている。赤ちゃんにミルク、オックスフォード地のボタンダウンにチノーズ、といった心地よさ。書き出しから嵌った。クサイと突き放さなすべきところを、なぜ惹かれる? 読破後にどんな感想を抱いているだろう。そこが興味深い。裏切らないでほしいものだ。
昨年暮れ、ほとんどの蔵書を処分した。以来、娘の監視がきつい。本が増えていないか、常にチェックが入る。
言い訳が効かなくなった。そりゃそうだ。全体量八割ほどの書物が、たった二割のコミックスに、買い取り金額において、その逆の割合で大差をつけられたのだ。
ここでもぼくは少数派だ。