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パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

なんてこったい

2005-03-23 23:48:01 | 本と雑誌
パソコンに向かっていると、一日に何度か、悪態をつく羽目に陥る。エラー・メッセージに促がされて、再起動をかけざるを得ないのだが、不思議なことに、パソコンを罵るよりも自分を責めていることに気づく。よほど人が好いのだろう。
が、どうやらぼくだけではないらしい。かかってくるSOSの電話でそれは察せられる。

「何をしてしまったんでしょうか、実は…」。
「何を触ってしまったんでしょう…」

ぼくらはみんな善人なのだ。
Windowsという基本ソフト(OS)は完璧なものではない、と聞いたことがある。95が出た頃のことだ。それ以来、ずっと信じ続けている。その証拠に、といっては何だが、しょっちゅうアップデートをする習慣は変わらない。誤解を恐れず言い切ってしまえば、どうやら半製品の状態と考えれば、気が楽だ。ある意味、パソコンを買った日から、ぼくたちは悪女とおつきあいしているのだろう。
「なんてこったい!」

この言葉で思い出すのは、昔、アニメで見た「ポパイ」のお定まりのあのシーンだ。
「おじょうさん、オレとキスしようぜ」
「キャー、ブルート、いやらしいわねェ。ポパイ、助けてェ!」
「ウオー、なんてこったい、オリーブ。待ってろ、今行っからな」

オリーブだってファム・ファタール(運命の女)に違いない。
「危ないところへ、何故、近寄るのだ」
少年のぼくは義憤にかられていた。ブルートに対してではない、オリーブに、だ。
「そうでなければストーリーが成り立たないからでしょ」
そう教えてくれるガールフレンドが現れて、目からうろこが落ちるまでは。

で、悪女とのおつきあいの作法はあるようだ。
こまめに「CTRL」+「S」を押す。上書き保存だ。これを手クセにしよう。
1文字でも入力したらファイル名を付けて保存する習慣を付ける。先ほどの上書き保存をスムーズにするために。
XP以外のME以前では、再起動を頻繁にかけよう。
XPでも,CD(DVD)を焼く、DVDを観る(観終わった)といったときには再起動をかけたほうが無難のようだ。

幸い手クセにしてからというもの、人聞きが悪い言葉だ、大ヤケドからは免れている。で、ますます悪女に魅せられているといった毎日だ。

もし、それでもつきあいにくいというのであれば、「 500円でわかるパソコン―基本がわかる、「困った」も解消 」はいかがだろう。いくぶんお気楽にはなれるだろう。