JBPressにソニー凋落似ついての記事があった。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34716
この記事を読んで、どこかで読んだ話しだと思いつつ大体そうなのだろう。だが私はちょっと違うと思う。
父がソニーファンだったので、我が家にはソニー製品が多かった。そこでソニーは丈夫だったかと言えば、そんな事は無かったという思い出がある。壊れる時は壊れる。むしろコンパクトだから壊れて当たり前という印象があった。ウォークマンなんて壊れてもそんなものだとみんな思っていた。ただソニー製品は高品質で高価格な分だけ、丈夫だったというべきだろう。
それがだ、どのメーカーも高品質になっていった。特にコンピューターの設計支援は大きい。生産される部品の精度と品質も安定してきた。そこでどのメーカーも、コストダウンの為に安全係数を下げて行った。安全係数とは、ある機械部品にかかる力に対して、何倍かの力がかかっても壊れないように余裕を持たせる設計の話しだ。
以前だったら品質が安定しない分安全係数は大きめに取らなければ行けなかった。精度が悪いと、無理な力がかかる怖れがあるのでこれもその文大きくしなければ行けない。コンピュータを使った設計はこの計算を精密にできるようになる。ソニーは小さくコンパクトな製品を作るために、コンピューターを多用したろうし結果ギリギリまで部品の強度を追い込んで行ったのだろう。
実はこの安全係数だが、安かろう悪かろうと思われていたパナソニックが逆に安全係数を上げていると思う。ノートパソコンなんて、その際たるものだと思う。
なおソニータイマーだが、私にも思い当たるのはCDプレーヤー、そしてパソコンのCDユニットだ。確かにソニータイマーはあった。だがこれはどうもピックアップに使っているプラスティックレンズの経年変化のように思われる。なので、他社でも同じ現象はあった。それなのになぜソニーだけが言われるのだろうか。
それはソニーの持っている神話が原因だ。ソニーは放送機器の国内有数のメーカーだ。放送では信頼性や品質がとても厳しく問われる。ここからソニーは丈夫だと言うイメージが出来ていたのではないのだろうか。
なのにソニーは、コストダウンのために努力しすぎてしまった。これが結果なのではないのだろうか。
ソニーが保守的になったというのは確かだろう。新しい事にチャレンジするイメージはあったが、今はそれは感じられない。これはどうしてか考えればすぐに思いつく。ビデオのベーターvsVHSの戦いに負けた頃から、新しいチャレンジがことごとく失敗しているからだ。成功したのはゲーム機部門だけ。しかもそれも任天堂にはかなわない。
デジカメの前身と言われるアナログ電子カメラ‘マビカ’とか、iPadの前身と言われるタブレットパソコンもソニーが先鞭をつけているのに失敗に終わっている。
がんばってもらいたいものだ。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34716
この記事を読んで、どこかで読んだ話しだと思いつつ大体そうなのだろう。だが私はちょっと違うと思う。
父がソニーファンだったので、我が家にはソニー製品が多かった。そこでソニーは丈夫だったかと言えば、そんな事は無かったという思い出がある。壊れる時は壊れる。むしろコンパクトだから壊れて当たり前という印象があった。ウォークマンなんて壊れてもそんなものだとみんな思っていた。ただソニー製品は高品質で高価格な分だけ、丈夫だったというべきだろう。
それがだ、どのメーカーも高品質になっていった。特にコンピューターの設計支援は大きい。生産される部品の精度と品質も安定してきた。そこでどのメーカーも、コストダウンの為に安全係数を下げて行った。安全係数とは、ある機械部品にかかる力に対して、何倍かの力がかかっても壊れないように余裕を持たせる設計の話しだ。
以前だったら品質が安定しない分安全係数は大きめに取らなければ行けなかった。精度が悪いと、無理な力がかかる怖れがあるのでこれもその文大きくしなければ行けない。コンピュータを使った設計はこの計算を精密にできるようになる。ソニーは小さくコンパクトな製品を作るために、コンピューターを多用したろうし結果ギリギリまで部品の強度を追い込んで行ったのだろう。
実はこの安全係数だが、安かろう悪かろうと思われていたパナソニックが逆に安全係数を上げていると思う。ノートパソコンなんて、その際たるものだと思う。
なおソニータイマーだが、私にも思い当たるのはCDプレーヤー、そしてパソコンのCDユニットだ。確かにソニータイマーはあった。だがこれはどうもピックアップに使っているプラスティックレンズの経年変化のように思われる。なので、他社でも同じ現象はあった。それなのになぜソニーだけが言われるのだろうか。
それはソニーの持っている神話が原因だ。ソニーは放送機器の国内有数のメーカーだ。放送では信頼性や品質がとても厳しく問われる。ここからソニーは丈夫だと言うイメージが出来ていたのではないのだろうか。
なのにソニーは、コストダウンのために努力しすぎてしまった。これが結果なのではないのだろうか。
ソニーが保守的になったというのは確かだろう。新しい事にチャレンジするイメージはあったが、今はそれは感じられない。これはどうしてか考えればすぐに思いつく。ビデオのベーターvsVHSの戦いに負けた頃から、新しいチャレンジがことごとく失敗しているからだ。成功したのはゲーム機部門だけ。しかもそれも任天堂にはかなわない。
デジカメの前身と言われるアナログ電子カメラ‘マビカ’とか、iPadの前身と言われるタブレットパソコンもソニーが先鞭をつけているのに失敗に終わっている。
がんばってもらいたいものだ。