どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

宮古盛岡道着工

2012-03-26 21:47:19 | インポート
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宮古盛岡道が昨日着工した。これは震災関連の補正予算がついたからなのだが、都会の人からはこのドサクサにまぎれてクマやシカのための道路を造るのだろう、さすが小沢一郎の土建ゼネコン王国だけあると揶揄されるだろう。まあ天下の朝日新聞が、ほとんど出来ていて予算が無くて止まっていた、三陸縦貫道を優先的に着工すると決めたものをムダ使いと決めつけた件もあったので、まあ確実に言われるだろう。この道路はその意味でも新規着工に近い。
ただ岩手県の沿岸と内陸部との間には、深い北上山地がある。沿岸と内陸部の経済交流が阻害されていた。三陸縦貫道の建設で、東北自動車道との連結が考えられてきた。この計画で着工の進んでいた一関ー気仙沼の道路とか秋田ー釜石横断道建設なんて部分的に出来ていたので震災の時にはかなり有効に使われていた。
これが認められて今回の着工に成ったのだろう。それ以前に、岩手県に取ってはこの道路整備は悲願でもあった。なので資料の作成も早く、予算が認められるだけの充実した資料を出せたのだろう。
なお宮城県が予算が降りなくて怒っていた。これは当たり前だろう。さすがに石ノ森章太郎記念館の改修費用と言われれば、不要不急と言われてもしょうがない。どうもそういった案件ばかりだったようだ。



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盛岡南インターチェンジからまっすぐの道路を使って接続させる計画のようだが、そこから先には盛岡市が進めている梁川ダム予定地とぶつかっている。梁川ダムの取り付け道路は今の国道106号と結びつける予定だから、道路としては齟齬が無いのだろうかと思う。どちらにしてもトンネルと高架橋ばかりの難工事が予想される。次が現在の106号だが、旧道と中途半端に接続されている印象が大きい。この状態で新しい道路が出来た場合、路線地域住民の繁栄には繋がりそうにも無い。逆に宮古近辺の沿岸地域へ、盛岡へのストロー効果が起きる可能性がある。道路が完成するのは時間がまだまだかかるが、先に宮古近辺の復興が進まないと計画が計画倒れに成る可能性もある。
更に工事計画が原因で、国道106号線の渋滞などが起きるようだったら本末転倒になる。どうするのだろうか。
さて岩手県にはもう一本沿岸に通したい道路があるハズなのだが、あまり話しは聞かない。沼区内ー久慈線だ。この路線は中途半端に観光名所が多い。そしていざと成れば高速道八戸線九戸インターが使える。なので話しが進まないのだろう。
ムダとか言われると思うが、骨折したとき救急車がやたら遠回りした経験から、道路は大切だと思います。


セシウムの除染?バグフィルターの前に

2012-03-26 18:25:58 | インポート
除染の正しい方法を考えると、土壌からセシウムを引き離し分離するのが正しい。今の除染では、ただ右から左に動かすだけだ。それでは分離する方法はあるのだろうか?
ある。どこかのプラントメーカーが、シュウ酸液に入れてかき混ぜるだけで分離できると言っている。キレートになるようだ。移動式のプラントに出来るようだ。もっと簡単な方法がある。700度前後にその土壌に熱をかけるのだ。セメントプラントを作る知識があれば連続処理できる装置を作るのは、そんなに難しくない。多分誰でも作れるだろう。最終的にその排気は200度以下にして電気収塵をかければ大気中に出るセシウムを大部分取り除けるだろう。
問題は煙突のどこかにセシウムがたまる事だ。これを集めて東電にテロ…なんて考えては行けません。自分に確実に被害をもたらすからです。
分離してきれいに除染すると、確実に高濃度の放射性物質がたまり、その処理が難しくなります。
やはり低濃度の土と焼却灰を混ぜて、プラズマによるガラス個溶化プラントでガラスの粒にして環境に出にくくしてしまうのが良いのかもしれない。
ここから、ガレキからどの程度セシウムが出るのか考えてみたい。
セシウムは沸点641度だが、いまあるセシウムは、大体は酸化セシウムになっているだろう。この酸化物は沸点250度だ。燃焼時にほとんどのセシウムは蒸発し、セシウム原子になる。そうすると600度に下がったあたりで濃縮が起きやすくなっていると考えられる。残りは酸化セシウムに戻り200度あたりで灰やなんらかに吸着しやすくなるだろう。
何を言いたいのかと言えば、焼却炉でガレキを燃やした場合、冷却器等にセシウムがたまる可能性がある。次が焼却炉のバグフィルターの運用が正しく行われていれば、ほとんどがトラップ出来る可能性があるという事だ。ただこれは何とも言えない。各焼却炉の運営状態が本当に日々千差万別だからだ。例えば盛岡のデーターから考えれば個人の庭から出た庭木からのセシウムが多かったとしか思えない。
沸点での数字は、岩手県の各焼却炉からのデーターでも裏付けられる。つまり飛灰に多く残灰にはセシウムが少ない事だ。私はかなりの所がバグフィルターの灰にセシウムが吸着されていると思う。ただやはりその焼却炉の運営状態で左右されるのではないのかという疑問はある。なので電気収塵システムが組み込まれているかどうかが大きい。セシウムは原子半径から少しプラスに触れている元素で、酸化型でもマイナス極に吸い寄せられる可能性があるからだ。
逆に、福島・宮城・岩手にガレキ処理のための最新鋭の焼却炉を作らせるため、国を動かすのがただしいガレキ反対運動ではないのだろうか。
実はガレキ処理のために安定した施設を作りたくても、環境アセスメント等法的なしがらみで作れないのだ。
皆様のその力で、国を動かせれるのではないのかと思います。運動はポジティブに。お願いします。