どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

春・ファッションの入れ替わり

2013-04-08 23:00:34 | インポート
近所に大学があるせいで、毎年近所の若者が1200人程度入れ替わります。なので流行によって学年が解ると言うのがあります。
仕事柄、ファッションに注目しているのですが、今年ほど不明瞭なファッションの入れ替わりはありません。

はっきり言えば、ないんです。強いていえばボトムはアースカラーで、上はミントカラーを入れるとかです。レースなどの取り入れもありますが、昨年の流行です。基本は多様性でカラーコディネートに気を使っていますが、ベースラインでベージュやピンクベーシュが入る服を着ています。尖った服を着ている子もいますが、基本カジュアルです。それでもビビットカラーのボトムスは今の所新入生で見ません。

実は震災後の特徴なのかと考えています。

アウトドア系のアッパーは昔から盛岡では目立ちます。今から20年前にモンベルの岩専門のブランド、ゼロポイントが流行った時にはちょっと驚きました。日本ではフリースの嚆矢ですし、岩から落ちた時に発見されやすいようなド派手な色のフリースでした。
なおアウトドア衣料がハデな色なのは、万が一のためです。遠くからでも見つかるように、雪崩で巻き込まれても見つかりやすい色を使っています。

最近アウトドア衣料が一般化したと言うのもありますが、アウトドア系の色使いがファッションに影響した例はないと思います。盛岡でゼロポイントのフリースは1年から2年の流行でした。小さい町だったら一気に流行は落ちますが、あれは良いフリースでしたから、2年続いたのでしょう。


ファッションはどう出来るかと言えば、元々はイタリアの織物業会が流行による変動を避けるために談合していたのが起源なようです。ただそれでは消費者に売れる訳ではないので、マーケッティングを精密に行っているようです。ただ最近では、外していないがちょっと違う予想になっているかもしれません。

今年は、盛岡ではビビットカラーボトムス大はずれなのかもしれません。ただアッパーはいます。アウトドア系ですが。

基本としてビビットカラーの服は、服の蓄積がある人のものです。もしくは全部ビビットカラーの服が好きな人のものです。だが店頭であるのに今目の前では全然ない。


直感としていえるのは、ファッションに震災の影響があるのではないのかと言う事だ。


ミントグリーンもアースカラーも昨年の流行だ。しかしそれも目立たなかった。5年前から様々なカラーが現れている。それでも今年はベーシックなベージュとサーモンピンクの組み合わせがとても多い。男はベージュは使わないがアースカラー上下か、アッパーはアウトドア系が目立つ。


結論は言わない。もしかするとと言う事だ。かなりまだ、みんな危険を感じている。ただもう少しすれば、もうちょっと流行が見えるようになるかもしれない。ただ私が18歳のときのような流行はもうないだろう。


あれは最低だった。これ以上はいわない。

そういった意味では、流行がない今は健全だ。新しいフツーがあるかもしれない。