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13日は最高気温が10.5度と低い日でした。それでも12日よりは高いのですが後半と言う事でどの程度影響しているのでしょうか。
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18時半から19時半まで観察した結果、20匹前後を陸上で発見しました。この数は少なくとも昨年の後半と比べてもかなり少ないと思います。
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ただ今日はこうしてまとまっている所を見つけましたので、まだ多少残っているのかもしれません。
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ガマガエルの性衝動が何によって引き起こされるのか解っていないようなので、7日間続くと言われているガマ合戦も本当なのかどうか解らない所があります。もし期間中の気温が影響するとすれば、多少伸びる可能性があります。そうすると14日にピークが来る可能性大なのですが、こればっかりは何ともいえません。観察の延長が必要です。
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撮影はやりたい放題と言う具合ですね。
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さてまとまって4匹いますが、これらはすべて山に向かっているようです。戻りガマです。既に性衝動が無くなった個体が増えていると言う事です。ガマ合戦の終焉を意味します。
冬眠から目覚めた直後に性衝動が起きるのですから、かなりDNAの支配下にある行動です。それが気温に影響しているとは思いにくいのですが。どうなのでしょうか。本質的にいきなりピークになると言うのが、本来なのではないのでしょうか。
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陸上で交尾している個体は、2つ見つけました。写真では4つありそうですが、同じ個体を撮影しているようです。やはり個体数が少なくなっていると考えられます。
個体数が減少した理由を考えれば、まず地域開発があります。近くの大きな建物が改修工事をしたので、その影響かもしれません。この床下で越冬していた可能性はあります。ただちょっと考えにくいです。近所の歩道工事もありますが、これはもっと考えにくいです。この池の麓に岩山があるのですが、この山の木の伐採は影響あるのかもしれません。日中隠れる場所が減少した事が個体数の減少になったと考えられます。
池のアメリカザリガニの増大も考えられますが、昨年アメリカザリガニが越冬出来ず大量に死んだ事で説明がつきません。病死と言うのもありますが、この池は井戸水をくみ上げているのでこれも説明しにくいものです。
ネコと言うのはない訳ではありません。今回も野良猫の徘徊を見ています。そして陸上で死んでいる個体を二つ見つけました。多分動くガマをしとめてそのまま放置したのでしょう。昨年も野良猫の狩りは観察していました。影響度合いは少ないと思いますが、あるのは事実です。
基本的に生育環境の変化の方が大きいと考えています。なので池の状態より周囲の環境変化が複合的に起きたのではないのかと思います。
なお放射能物質の影響による減少は、考えにくい所があります。理由は減少度合いが大きすぎるからです。
どうゆう事かと言えば、放射能の影響で親の卵や精子の異常で、卵が死滅。または放射能の影響で卵が死滅。ふ化したオタマジャクシが放射能の影響で死滅、そして残ったものも奇形で生殖出来なかったと考えられます。だが残念な事に、水が地下水なので放射能の影響が出るのはまだまだということ。次に、少ないオタマジャクシは餌を豊富に取れるので生存率が上がると言う事です。そして放射能の影響が一番大きいのは昨年の個体です。それが本能に従って出て来れたと言う事は、影響があっても軽微だっと考えられます。
さて本当の所はどうなのでしょうか。昨年も少ないと言われていたのですが、今年はどう見積もっても三分の一以下です。
明日に期待です。