アルプス1万尺小槍の上でおどりましょ、子やぎの上ではありません。どちらにしても狭いですね。どうやって踊るのでしょうか。昔っから不思議でしょうがなかったんですが、歌なんでしょうがない。ここ当たり突っ込んだら大体の歌謡曲はナゾばかりになってしまう。
ということで福島の汚染水処理装置の話しです。もしかすると私が次から言う事は不適切かもしれません。ただ疑問なのです。まずアルプスと同様のシステムは稼働実績があります。だが今回全くうまくいっていません。なぜでしょうか。考えられる所をズラズラと並べます。
1)突貫工事だった。
多分そうでしょう。部品もなかった可能性があります。
2)予算をケチった
これも多分そうでしょう。配管は全部ステンレスで作るか必要があると思うのですが、腐食が起きてどうのこうのと言うのは、多分そうゆうこと。ただ報道はイロイロ勘違いしている可能性がとてもあって、何か解らない。
3)規模が違いすぎた
これも多分そうでしょう。といっても今まで運用して来たアメリカでの処理施設の規模が解りません。ただ予想出来るのは、一日500トンの水を処理するほど大きくなかったのかと思います。後でなぜこうなるのかを簡単に言います。
4)安全管理に慎重すぎてワケがワカラなくなっている
どうもそのようです。こちらの記事が詳しいです。決して悪い事ではないのですが、とにかく急がなければ行けない所に保管容器の安全性なんかで、運用が空転して来たと言う経緯があります。次にこういったプラントは、初期故障が多いものです。試験運転を重ねながら本格運用になるのですが、そこがどうも理解されていないようです。
家電製品ではありません。この辺を間違えては行けない訳です。
ゴムの下敷きをとり忘れてシステムがストップした件ですが、実は安全のためにタンクに傷をつけないようにはしごの下にゴムを敷いたものです。多分今後は最初っからはしごの両端にはゴムを付けておくようになるでしょう。
ただなぜこんなずさんな事が起きたかと言えば、作業時間が短いからです。周りは放射能の高い所で、このシステム内では濃縮されている訳です。その中の作業ですから、せめにくい事を感じています。
さてアルプスのような複雑なシステムより逆浸透膜で一気に処理した方が早いんじゃないのかと言うのが、私の考えです。ただこの場合廃棄物のがさが大きくなりがちなのと、濃縮レベルが高くなりがちだと言う事です。緊急時には良いかもしれないが、安定した運用には難しいかもしれません。
そこでアルプスなのですが、この原理はカラムクロマトグラフィーのようです。各原子にあわせた吸着剤をタンクに入れて、多段回で分離してゆきます。吸着剤の出し入れも簡単に出来るようになっているようです。その吸着剤を取り出して水と分離して、保管する訳です。かなり高精度に分離出来ます。
ただ原理的にスピードを上げる事が難しいと言うのがあります。吸着剤の厚い層に水を流し込むのですから、それなりの圧が必要です。それをポンプで作るのですが、吸着スピードを上回るほど水圧を強くすれば取りこぼしがでてしまう可能性もあります。最後にそれも取り除くシステムがあるようですが、巨大で精密なプラントなのは間違いがありません。
大規模化が難しいのは、この点です。そしてプラント内に入る水が必ずしも理想的とは限らない事です。汚泥が入る可能性もあります。というかそれを前提に設計はされていますが、放射性物質も必ずしも均一とは限りません。なのでどこかのタンクで特定の放射性物質がたまると、自動的にこのシステムは止まるはずです。で吸着剤交換となる訳です。なので安定運用出来るようになっても、しょっちゅう止まる事が予想されます。これはシステム上仕方がないと思います。
なお政府がアルプスをもう一機作ると言っていますが、これは正しいと思います。ただ遅すぎるだけです。もともと2機以上ないと安定した運用は出来ないし、作った時点で間に合わないのが決定していたのがアルプスです。
安定した運用には、多分後半年はかかるでしょう。だがそれはこのプラントの、運命みたいなものです。
さて報道でトリウムとストロンチウムが取り上げられています。東芝製のサリーで汚水からセシウムはかなり取り除ける事が解ったからストロンチウムなのでしょうか。
確かにストロンチウムは厄介な物質です。人体ではカルシウムと容易に置き換わります。
さてセシウムはカリウムと容易に置き換わります。なおカリウムの放射性同位体もあります。
ここでカリウムやカルシウムの生体サイクルと言うものを考えます。カリウムは確か40日程度で人体から置き換わってしまうが、セシウムの場合は少し遅くて100日から200日とも言われている。そしてセシウムは意外と人体から抜けるのが早いと解って来ている。
問題はストロンチウムだ。測定にもの凄く時間がかかる。分離する必要があるのと、直接的な測定方法がないと言うのがある。ただ経験則でセシウムの1/100の量だと言うのが解っている。
だが人体からどうなるのかは、あまり良く解っていない。骨に吸着したら18年存在するとも言われている。そこから骨髄に影響が起きて白血病になるとも言われている。
それは正しい。だがカルシウムサイクルの中で、どの程度か?と言う問題がある。この18年と言うのも本当にどうなのか。例えば骨でも部位によって変わる。平板な骨、肩甲骨や頭蓋骨はたしかカルシウムサイクルが遅い。歯だと永久に残るだろう。骨髄のない組織でもある。
骨格を作る骨でも、骨髄がある部位と関節近い部位では変わってくる。骨髄では、破骨細胞と言う、それこそ骨を食べてアミノ酸とカルシウムに分解する細胞がある。体内のカルシウムイオンのバランスをとる役目もある。骨の表面には骨の繊維を作りカルシウムを沈着させる骨芽細胞がある。この二つのスピードが大体あっているから骨は維持されてゆく。
つまり骨は表面から成長し、中から崩されてゆく。このため骨は時間が経つと全部のカルシウムが置換される。ストロンチウムはこの破骨細胞が選択的に分解しないのか、残ると言うのだ。ここが人口放射性物質の特徴でもある。ただダラダラと今まで述べて来たように、部位によってかなり変わるのではないのかと言うのが私の疑問だ。
次にストロンチウムは骨の中でベーター崩壊して骨髄を傷つけ続け、白血病を起こすとされている。ただここにはおかしな点がある。ストロンチウム90は崩壊してイットリウム90になりジルコニウム90になって安定する。この間一つの原子が2回崩壊するのだが、崩壊し続ける事はない。確かにストロンチウムやイットリウムの崩壊エネルギーは大きいので、骨髄を傷つける。だがこの2回で白血病を引き起こすほどの変異が起きるかと言えば、人間の免疫システム上起きにくいとなる。免疫系はそこまで強固でもある。
次に骨成長なのだが、カルシウムの固まりがドンドンくっついて出来る訳ではない。カルシウムイオンが沈着するのだ。つまり原子一個単位で吸着してゆく。一カ所にまとまってストロンチウムが存在するのは考えにくい。なので続けて同じ部位を攻撃し続けるには、かなりの偶然が必要になる。基本的に骨に広く分散して沈着しているだろう。
なお私は、福島騒動以降カルシウムサプリを呑んでいる。特に骨折した時は多めに摂取していた。理由はカルシウムが多いとストロンチウムの取り込みを少なくする事が出来るだろうと言う予測と、骨折した部位に集中してストロンチウムが集積する可能性があった。これを少しでも減らす意味もあった。まあ気分の問題が大きいが。
とりあえず魚のデーターでは、放射性物質が高濃度にあった時にはかなり取り込み、低濃度になるとそう取り込まなくなるというのが見て取れる。生体にはなにか選択性があるようにも思える。
ストロンチウムはセシウムのように海底の粘土に吸着しない、というのもマユツバだ。正確に言うと、吸着されるが溶脱もしやすいということだ。PH値でかなり変わる。本来心配しなければ行けないのは、生体濃縮だ。カルシウムは脊髄動物にとっては重要な物質だ。プランクトンから始まって魚に移行し、どんどん濃縮されるだろう。検査方法はないのだが、目安はある。セシウム量だ。もともとセシウムの100分の1あった訳だ。この比率は今でもあまり変わっていないだろう。だからセシウムが検出限界以下ならストロンチウムもかなり少ないと考えられる。生体濃縮が起きた場合でも、この指標を見直してゆく事である程度の補足は出来るだろう。
個人的にセシウム騒動が当たり前の風景になったから、ストロンチウムでマスコミが騒いでいて、何か情報をマジメに調べ直していないように感じる。私もまあうかつにこの項を書いているとも思うが、私自身はセシウムよりストロンチウムのほうが最初っから怖かったので、何を今更と感じている。
最後にトリチウム、三重水素だ。最初は海に捨てる予定だった。だが問題になった。さてこの三重水素がなぜ分離が難しいかと言えば、水素の同位体だからだ。重水として存在している。だから難しいのだ。だがベーター包囲した時のエネルギー値がとても低い。外部被爆の怖れもないし、内部被爆の場合でもかなり小さい。おまけに自然核種でもある。毎日重水を大量に呑まない限り、自然に身体から排出されるだろう。比較的安全だと言える。
さてここからは全くの憶測になる。
実は重水は分離出来るのだ。だから原子炉でも重水を1次冷却水使った原子炉があるくらいだ。実際海から集めようと言う計画もあった。コストはかかるが、なぜそれをしようとしないのか。
多分なのだが、水爆の原料だから。集めてしまうと何らかの問題があるのではないのだろうか。ちなみに重水だけ集めたとしても爆発する訳ではない。集めるとあらぬ疑いをかけられる、と言う事なのではないのか?
単にコストだけの問題ではないと思った。確か逆浸透膜で分離出来るものがあったと思ったのだが、それすらしないと言うのは、コストだけではないと思う。
そう言った意味ではアルプスは不透明な所がある。巨大なクロマトグラフィーなのだ。ある物質は特定の所に集まる。それを分離・精製するのは簡単だ。使用済み核燃料から分離するより圧倒的に簡単だろう。
なぜそういったシステムなのかと言う事だ。将来的にコバルト60などの有用な放射性元素を取り出すのだろうか。そう言った疑いが、私にはある。だから逆に三重水素を捨てていることに、意味があるのではと更に疑うのだ。
倫理的にどうなのか?もしかすると。やばいことしてんじゃないの?
そう言った疑いが、冒頭の訳の解らない文章になっている。検索された時に、スルーされたいからだ。私の疑いは多分おかしい。そしてアルプスが安定したら、かなり有用なのは間違いがない。だが、その先は解らない。
アルプス一万時間のタイトルは、アルプスの設置が始まってからの大体の時間です。
ということで福島の汚染水処理装置の話しです。もしかすると私が次から言う事は不適切かもしれません。ただ疑問なのです。まずアルプスと同様のシステムは稼働実績があります。だが今回全くうまくいっていません。なぜでしょうか。考えられる所をズラズラと並べます。
1)突貫工事だった。
多分そうでしょう。部品もなかった可能性があります。
2)予算をケチった
これも多分そうでしょう。配管は全部ステンレスで作るか必要があると思うのですが、腐食が起きてどうのこうのと言うのは、多分そうゆうこと。ただ報道はイロイロ勘違いしている可能性がとてもあって、何か解らない。
3)規模が違いすぎた
これも多分そうでしょう。といっても今まで運用して来たアメリカでの処理施設の規模が解りません。ただ予想出来るのは、一日500トンの水を処理するほど大きくなかったのかと思います。後でなぜこうなるのかを簡単に言います。
4)安全管理に慎重すぎてワケがワカラなくなっている
どうもそのようです。こちらの記事が詳しいです。決して悪い事ではないのですが、とにかく急がなければ行けない所に保管容器の安全性なんかで、運用が空転して来たと言う経緯があります。次にこういったプラントは、初期故障が多いものです。試験運転を重ねながら本格運用になるのですが、そこがどうも理解されていないようです。
家電製品ではありません。この辺を間違えては行けない訳です。
ゴムの下敷きをとり忘れてシステムがストップした件ですが、実は安全のためにタンクに傷をつけないようにはしごの下にゴムを敷いたものです。多分今後は最初っからはしごの両端にはゴムを付けておくようになるでしょう。
ただなぜこんなずさんな事が起きたかと言えば、作業時間が短いからです。周りは放射能の高い所で、このシステム内では濃縮されている訳です。その中の作業ですから、せめにくい事を感じています。
さてアルプスのような複雑なシステムより逆浸透膜で一気に処理した方が早いんじゃないのかと言うのが、私の考えです。ただこの場合廃棄物のがさが大きくなりがちなのと、濃縮レベルが高くなりがちだと言う事です。緊急時には良いかもしれないが、安定した運用には難しいかもしれません。
そこでアルプスなのですが、この原理はカラムクロマトグラフィーのようです。各原子にあわせた吸着剤をタンクに入れて、多段回で分離してゆきます。吸着剤の出し入れも簡単に出来るようになっているようです。その吸着剤を取り出して水と分離して、保管する訳です。かなり高精度に分離出来ます。
ただ原理的にスピードを上げる事が難しいと言うのがあります。吸着剤の厚い層に水を流し込むのですから、それなりの圧が必要です。それをポンプで作るのですが、吸着スピードを上回るほど水圧を強くすれば取りこぼしがでてしまう可能性もあります。最後にそれも取り除くシステムがあるようですが、巨大で精密なプラントなのは間違いがありません。
大規模化が難しいのは、この点です。そしてプラント内に入る水が必ずしも理想的とは限らない事です。汚泥が入る可能性もあります。というかそれを前提に設計はされていますが、放射性物質も必ずしも均一とは限りません。なのでどこかのタンクで特定の放射性物質がたまると、自動的にこのシステムは止まるはずです。で吸着剤交換となる訳です。なので安定運用出来るようになっても、しょっちゅう止まる事が予想されます。これはシステム上仕方がないと思います。
なお政府がアルプスをもう一機作ると言っていますが、これは正しいと思います。ただ遅すぎるだけです。もともと2機以上ないと安定した運用は出来ないし、作った時点で間に合わないのが決定していたのがアルプスです。
安定した運用には、多分後半年はかかるでしょう。だがそれはこのプラントの、運命みたいなものです。
さて報道でトリウムとストロンチウムが取り上げられています。東芝製のサリーで汚水からセシウムはかなり取り除ける事が解ったからストロンチウムなのでしょうか。
確かにストロンチウムは厄介な物質です。人体ではカルシウムと容易に置き換わります。
さてセシウムはカリウムと容易に置き換わります。なおカリウムの放射性同位体もあります。
ここでカリウムやカルシウムの生体サイクルと言うものを考えます。カリウムは確か40日程度で人体から置き換わってしまうが、セシウムの場合は少し遅くて100日から200日とも言われている。そしてセシウムは意外と人体から抜けるのが早いと解って来ている。
問題はストロンチウムだ。測定にもの凄く時間がかかる。分離する必要があるのと、直接的な測定方法がないと言うのがある。ただ経験則でセシウムの1/100の量だと言うのが解っている。
だが人体からどうなるのかは、あまり良く解っていない。骨に吸着したら18年存在するとも言われている。そこから骨髄に影響が起きて白血病になるとも言われている。
それは正しい。だがカルシウムサイクルの中で、どの程度か?と言う問題がある。この18年と言うのも本当にどうなのか。例えば骨でも部位によって変わる。平板な骨、肩甲骨や頭蓋骨はたしかカルシウムサイクルが遅い。歯だと永久に残るだろう。骨髄のない組織でもある。
骨格を作る骨でも、骨髄がある部位と関節近い部位では変わってくる。骨髄では、破骨細胞と言う、それこそ骨を食べてアミノ酸とカルシウムに分解する細胞がある。体内のカルシウムイオンのバランスをとる役目もある。骨の表面には骨の繊維を作りカルシウムを沈着させる骨芽細胞がある。この二つのスピードが大体あっているから骨は維持されてゆく。
つまり骨は表面から成長し、中から崩されてゆく。このため骨は時間が経つと全部のカルシウムが置換される。ストロンチウムはこの破骨細胞が選択的に分解しないのか、残ると言うのだ。ここが人口放射性物質の特徴でもある。ただダラダラと今まで述べて来たように、部位によってかなり変わるのではないのかと言うのが私の疑問だ。
次にストロンチウムは骨の中でベーター崩壊して骨髄を傷つけ続け、白血病を起こすとされている。ただここにはおかしな点がある。ストロンチウム90は崩壊してイットリウム90になりジルコニウム90になって安定する。この間一つの原子が2回崩壊するのだが、崩壊し続ける事はない。確かにストロンチウムやイットリウムの崩壊エネルギーは大きいので、骨髄を傷つける。だがこの2回で白血病を引き起こすほどの変異が起きるかと言えば、人間の免疫システム上起きにくいとなる。免疫系はそこまで強固でもある。
次に骨成長なのだが、カルシウムの固まりがドンドンくっついて出来る訳ではない。カルシウムイオンが沈着するのだ。つまり原子一個単位で吸着してゆく。一カ所にまとまってストロンチウムが存在するのは考えにくい。なので続けて同じ部位を攻撃し続けるには、かなりの偶然が必要になる。基本的に骨に広く分散して沈着しているだろう。
なお私は、福島騒動以降カルシウムサプリを呑んでいる。特に骨折した時は多めに摂取していた。理由はカルシウムが多いとストロンチウムの取り込みを少なくする事が出来るだろうと言う予測と、骨折した部位に集中してストロンチウムが集積する可能性があった。これを少しでも減らす意味もあった。まあ気分の問題が大きいが。
とりあえず魚のデーターでは、放射性物質が高濃度にあった時にはかなり取り込み、低濃度になるとそう取り込まなくなるというのが見て取れる。生体にはなにか選択性があるようにも思える。
ストロンチウムはセシウムのように海底の粘土に吸着しない、というのもマユツバだ。正確に言うと、吸着されるが溶脱もしやすいということだ。PH値でかなり変わる。本来心配しなければ行けないのは、生体濃縮だ。カルシウムは脊髄動物にとっては重要な物質だ。プランクトンから始まって魚に移行し、どんどん濃縮されるだろう。検査方法はないのだが、目安はある。セシウム量だ。もともとセシウムの100分の1あった訳だ。この比率は今でもあまり変わっていないだろう。だからセシウムが検出限界以下ならストロンチウムもかなり少ないと考えられる。生体濃縮が起きた場合でも、この指標を見直してゆく事である程度の補足は出来るだろう。
個人的にセシウム騒動が当たり前の風景になったから、ストロンチウムでマスコミが騒いでいて、何か情報をマジメに調べ直していないように感じる。私もまあうかつにこの項を書いているとも思うが、私自身はセシウムよりストロンチウムのほうが最初っから怖かったので、何を今更と感じている。
最後にトリチウム、三重水素だ。最初は海に捨てる予定だった。だが問題になった。さてこの三重水素がなぜ分離が難しいかと言えば、水素の同位体だからだ。重水として存在している。だから難しいのだ。だがベーター包囲した時のエネルギー値がとても低い。外部被爆の怖れもないし、内部被爆の場合でもかなり小さい。おまけに自然核種でもある。毎日重水を大量に呑まない限り、自然に身体から排出されるだろう。比較的安全だと言える。
さてここからは全くの憶測になる。
実は重水は分離出来るのだ。だから原子炉でも重水を1次冷却水使った原子炉があるくらいだ。実際海から集めようと言う計画もあった。コストはかかるが、なぜそれをしようとしないのか。
多分なのだが、水爆の原料だから。集めてしまうと何らかの問題があるのではないのだろうか。ちなみに重水だけ集めたとしても爆発する訳ではない。集めるとあらぬ疑いをかけられる、と言う事なのではないのか?
単にコストだけの問題ではないと思った。確か逆浸透膜で分離出来るものがあったと思ったのだが、それすらしないと言うのは、コストだけではないと思う。
そう言った意味ではアルプスは不透明な所がある。巨大なクロマトグラフィーなのだ。ある物質は特定の所に集まる。それを分離・精製するのは簡単だ。使用済み核燃料から分離するより圧倒的に簡単だろう。
なぜそういったシステムなのかと言う事だ。将来的にコバルト60などの有用な放射性元素を取り出すのだろうか。そう言った疑いが、私にはある。だから逆に三重水素を捨てていることに、意味があるのではと更に疑うのだ。
倫理的にどうなのか?もしかすると。やばいことしてんじゃないの?
そう言った疑いが、冒頭の訳の解らない文章になっている。検索された時に、スルーされたいからだ。私の疑いは多分おかしい。そしてアルプスが安定したら、かなり有用なのは間違いがない。だが、その先は解らない。
アルプス一万時間のタイトルは、アルプスの設置が始まってからの大体の時間です。