台風三連星ジェットストリームアタックなのだが、最後のダナスが本気の攻撃を仕掛けている。
台風と言うのは因果なものだ。どこにでもある低気圧の下が、あったかい海だった時に、吸い上げた蒸気が上空で冷却され雲になり、その時に発散された潜熱が上昇気流を更に強くして、台風になる。
ただどこか末っ子のように身の置き所が無く、風に任せて動くしかない。ダナスもちょっとした高気圧の隙間に入って来た。
しかし日本に近づいただけで、どんどん縮小して勢力が弱まってゆく。季節も季節。北からの風がダナスの熱を奪ってゆくのだ。9日の18時には熱帯低気圧に変わり、真夜中に岩手を通過する。
今でもダナスの姿ははっきりしない、乱れた姿になってしまった。
ただずっと天気が悪い。十月に入ってからはっきりと晴れた日は一日だけだろうか。ここ4日は常に曇っている。少し気分が悪い。これもまた台風の影響だ。おまけに前線と気圧の谷もある。
今日は湿度も高い。最大95%最低90%と、汗が引かない。この時期としてはかなり暖かい最低気温19度だ。
今日工事現場で発見した謎の掲示板。ソーラパネルで電力供給、そして温度や湿度、そして「ご迷惑をおかけしています」と言うメッセージ。何をしたいのだか解らないが、もしかするとこれは面白いシステムだ。メッセージを変える事も出来るはずだからだ(2013年においてそれすらも出来ないシステムはありえない)。もしかすると、「今枠組み完了」「休憩ナウ」とかも出来る。工事現場と周辺をつなぐ事は可能だと思う。
さてここで見てもらいたいのは、実はこのイラスト。ポイントはヘルメットだ。海外ではこの形が多かったと思う。40年前以上からこうなっていた。多分頭の前頭葉保護と、安い材料で最大の効果を出すためのデザインだと思う。炭坑夫から始まったデザインなのかもしれない。ライトを固定しやすいメリットもある。
実は、このデザインあんまり普及していないんです。変な所で林業系はこのヘルメットです。建設現場では未だかつて丸ヘルでしょうか。あの全共闘時代の。多分良い現場では、このメットでしょう。
イラストに出ているのに、現場の人がかぶっていないのはおかしいですね。理由は簡単で、現場の人はメットが嫌いだから、と言うのがあります。もう首に掛けるヒモをダランとさせているのなんかいくらでも見れます。斜めがけもありますね。
そういった気概は好きですが、なにかがズレまくっています。
ダナスなのですが、前は07年の9月6日に生まれました。最低気圧は990hPaで、日本には上陸出来ませんでした。
経験する事、ダナスの意味ですが、今回は何を経験出来るのか楽しみです。