フランス大統領選はマクロン氏に決まった。それでは韓国はと言えば、文氏に決まったようだ。
アジアからの国際情勢が不安定になるのは間違いがない。
韓国の事大主義はねじれている。経済格差の問題が今回の大統領選に影をかけたと思うが、優秀な人が国を引っ張って民を潤すという考えの財閥優遇が、財閥が世界企業を目指した結果、韓国内の産業育成に全く役に立たなかった。特に中小企業が育たなかった。結果産業の中間層がないという形になってしまい、就職問題を引き起こしている。
急速な成長を望んだが故の弊害だが、それでもなお今回の問題には、あんまりにも錦の御旗というか事大主義というか、ものすごく韓国国内で閉じこもった民意を感じる。
それ以外の意見を叩き潰した上での民意だから、そう政府ではなく、韓国人が互いに叩き潰して残った超理想主義を実現しそうなのが文氏だから、結果は見えている。
こういった状況なので、日本国の憲法改正問題が出てきている。前の自民党案は消えるようだ。正しい。幸福実現党のものは顧みられないようだ。
日本は正式に軍隊を持つ。それは正しいと思う。軍隊を持っているのに持っていないという話はおかしかった。
いちばんの問題は、軍隊を持っているのに軍法がないということだった。これの問題は大きい。日米地位協定にかなり影響するだろう。憲法改正で本質的に自衛隊を規定しないとこれはできないのだ。アメリカは軍法でさばきたいが日本は刑事法なのだ。このニュアンスの違いが問題だった。
ただ日本が軍を持つことが、自立と考えている自民党には次のフェーズが見えているのだろうか。
陛下が何か君主制を否定したというのがあって、つまり生前退位だが、「軍隊を持つ国家」だけが今残った結党以来のテーゼだ。
これを達成した後に、自民党には何があるんだろうか。
えらく疑問だ。暴言騒動で彼らが一枚板でないのは間違いがない。分裂は将来的に考えられるだろう。