蓬莱島にカルガモがいた。
腱鞘炎が痛いな。
自分の時間が少なくなるというのは、いいことなのだが、眠い。
傷んだ四つ葉を見つけた。
昔「男はおしゃべりだから信用できない」と言われたことがあった。色々な実例をコンコンと聞かされて、結局納得せざるを得なかった。喋ったつもりもないのだが、喋ったことになってしまうのだ。男は完璧な嘘をつくのに慣れていない。なので断片的に真実が混ざる。なので少し類推するだけで矛盾点から本当のことがあぶり出されてしまうのだ。
また男社会の仲間意識は、嘘をつかれるのを嫌う。なので「お前嘘ついただろう!」と言われると、仲間外れにされるのを嫌ってベラベラと喋ってしまう。
逆に他人のことは野放図に話すのでそれこそ「おしゃべり」になってしまう。結論は、喋ったつもりはない断片から、周りが類推して真実が流布してしまう。全く男は昔っからSNSがなくとも、同じことをやっていた。
だが立場が偉く慣ればなるほど、華麗な嘘をつかなければいけない。それはどういったことかと言えば、90%の真実に基づく話を10%の嘘でひっくり返す術だ。99%を1%でひっくり返したら天才だ。ひっくり返すのが上、中は話をすり替える、下は誤魔化そうとして嘘を入れることだ。で、これが男の話芸。でも100%真実を喋ってはいけないのだ。
だがどんな話芸を使っても、トップにいってしまえば喋っていけないことが増える。本当の秘密が増えるからだ。
ということでトランプさんだね。前FBI長官のコーミー氏との会話を録音していたと喋ってしまったのは、嘘だと思いたいけど、この連続で起きた発言はどうなんだろうか。
ますは4月29日にフィリピンのドゥテルテ大統領との電話会談で、朝鮮半島沖に原潜を2隻配備したと言ってしまった。
そしてこの前の、ノートパソコン等のバッテリーに爆弾を偽装して入れる技術があると、ロシアの外務大臣に喋ってしまった件。
でトランプさんではないが、今回のロンドンのテロ事件でイギリスの諜報機関がアメリカに渡した情報が、あっという間にマスコミに載ってしまった。
テロ事件なので犯人の名前は、周辺捜査が完了しないと発表できない。理由は協力者のあぶり出し等の作業が困難になるからだ。自爆テロで肉片になってしまった人物を特定してしまうわけで、その能力はすごいの一言だが、協力者がいた可能性のある案件で容疑者の名前を出してしまったら、逃げるだろう?
男社会に戻ったと思っているのだろうか。アメリカの不手際が多い。