鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.360 (情報システム委員会)

2014-07-04 12:06:08 | 日記
7月2日、19:00~、情報システム委員会を開催しました。今回は、本年度受託し
た厚生労働省補助事業「ICTを活用した地域医療ネットワーク事業」についての
説明と意見交換がおもな内容でした。

「ICTを活用した地域医療ネットワーク事業」の詳細は資料にありますが、防災
上の安全な地域にサーバーを設置し、そこに診療システム(Net4U)の主要なデー
タを標準的な形式でバックアップするための基盤整備を行うことが条件となって
います。

当地区医師会提案の事業計画は、以下の2点です。

1、日医標準レセプトソフト(ORCA)とNet4Uとのデータ連携機能を追加開発す
ることで、Net4Uへの入力の負担軽減をはかるとともに、より精度が高く、充実
したデータを保持する地域電子カルテへと発展させる。

2、遠隔地(具体的には沖縄)のデータセンターに、Net4Uのデータを標準的な
形式でバックアップし、緊急時にも利用可能な体制を整備する。

なお、整備費の総額は4,887,750円、医師会が半額負担(予算化済み)します。

ORCAとNet4Uの連携機能について説明しておきます。
資料の9ページをご覧ください。

ORCA(レセコン)端末とNet4Uのルータ間に、エージェント端末(ORCAからNet4U
へデータを転送する小型PC)を設置することで、ORCAに保存されている患者基本
情報、病名、処方、処置などのデータが、自動的にNet4Uに登録されます。

具体的には診療所側で事務員がORCAにデータを入力する(通常の業務)と、それ
が自動的(選択も可能)にNet4Uに登録されていくというイメージです。したがっ
て、自院に通院中の患者をすべてNet4Uに登録し、必要なときに紹介状の作成や
多職種との連携などに活用することも容易になります。

今回の事業は、レセコンにORCAを導入している医療機関に限られますが、利便性
が高いということであれば、多少の開発費が必要ですが、他メーカーのレセコン
でも応用は可能です。

本事業への参加施設については、今後公募予定ですが、Net4U導入の有無を問わ
ず、ORCA導入医療機関ついては、是非、ご検討を頂きたいと思います。

次第

1、厚生労働省補助事業「ICTを活用した地域医療ネットワーク事業」

 ★事業概要(遠藤)
 ★システム構築およびスケジュールについて(ストローハット)

2、新たな財政支援制度にかかる事業について(遠藤)

 当地区医師会からは、3600万予算請求している

3、Net4Uについて(遠藤)

 北庄内からの参加希望(介護系施設)が増えている
 折角介護系職種が参加したいと思っても、主治医がNet4U使っていないという
 ことが課題となっている

4、その他

以上

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする