荘内病院の現状も知りたいし、瀬尾さんがファシリテーターを務めるとのこともあり、下記セミナーに参加してきた。
三科院長の話は、市民向けとのこともあり私にとっては目新しいことは余りなかったが、他の自治体病院との収支の比較は興味深かった。荘内病院は約16億(市から7億)という税金が投入され運営されているとのことで、県内の他の自治体病院も大同小異。改めて医療というのは儲かる構造にはないことを実感した。一方、民間病院で利益を出しているところもあるわけで、税金の投入はどこまで許容されるのだろうかという疑問を抱いたセミナーだった。
それにしても、荘内病院は市民税を投入した市民病院。にも関わらず多くの市民が酒田まで通院している現状を鶴岡市民はどう思っているのだろう?
------------------------------------
南庄内地域医療セミナー
日時:12月8日 18:00~20:00
会場:にこふる3F大会議室
主催:庄内の明日を考える会
後援:鶴岡市、連合鶴岡田川地域協議会
------------------------------------
高齢化・人口減少が加速度的に進行するなかで
南庄内の地域医療を今後も維持・継続するために、
医療の中核となる鶴岡市立荘内病院の現状を知り、
果たすべき役割をご一緒に考えましょう。
<第一部>基調講演
荘内病院の現状と課題
荘内病院としての責務と立ち位置
そして未来へ
荘内病院 三科 武 院長
□本日の話題
・荘内病院の現状
・地域医療構想と新専門医制度
・健診で健康な生活
・慈心妙手
□荘内病院の現状
病床数:521
病床利用率:85.2%(昨年度は増加に転じた)
平均在院日数:14.2
一日平均外来患者数:694人
年間救急患者数:16441人、南庄内の救急の80%を担う
入院患者数:過去5年著変なし
救急外来:減少傾向
救急搬送:微増
平成30年度
予算総額 収入:139億、支出:151億
収支:△11億 実質収支:△4億
他会計からの繰り越し 18億 (市から7億)
日本海病院との比較
繰り入れ:日本海、25億 荘内、16億
医師一人当たりの収益:33、39.9
病床利用率:80、83.5
医療収益:191、122
消費税:控除対象外消費税 診療収入の3.5%になる
保険診療の方向性
病院は入院を目指す(在院日数の短縮、包括支払い、選定療養費)
外来は診療所へ、紹介患者の増加へ
院外処方の拡大
在宅医療を推進
救急医療、災害医療の充実
□地域医療構想
鶴岡市:人口減少 高齢化、要因は、出生率の低下、死亡数の増加、県外への転出
人口減少、高齢社会を迎えて、医療の再編が必要
病院から在宅・施設へ
□新専門医制度
医師数は足りているが、地域、診療科偏在が著しい
働き方改革:医師という職業医には難しい
□健診
一次予防(発症を防ぐこと)
生活習慣病などの対策
二次予防(早期発見)
検診の普及
平均寿命と健康寿命:男女共に延長方向にある
QOL
人生の最終段階をどう生きるか
ACPの普及
荘内病院の対応
鶴岡市における急性期医療を守る
救急医療 災害医療 5疾病5事業
病床再編、湯田川温泉リハ病院との連携
入院棟の機能変更
人が集まる病院に
鶴岡出身を
市全体の魅力
若い人が集まる街
病院だけに優秀な人が集まることはない
眼科診療再開
奨学金の貸与
認定・特定看護師
□これからの病院
AI
ロボット
□慈心妙手
<第2部>会場とのフリートーク
・医師確保のための取り組みは?
・意見箱は設置してあるのか、活用されているのか?
・売店がコンビニに変わり、不便との声があるが?
・レストラン、カフェ、などの設置はどうか?
・荘内病院に、(緩和医療分野において)感謝する声が多い
・酒田には日本海ヘルスケアネットがあるが、鶴岡(南庄内)にそのような構想はあるのか?
三科院長の話は、市民向けとのこともあり私にとっては目新しいことは余りなかったが、他の自治体病院との収支の比較は興味深かった。荘内病院は約16億(市から7億)という税金が投入され運営されているとのことで、県内の他の自治体病院も大同小異。改めて医療というのは儲かる構造にはないことを実感した。一方、民間病院で利益を出しているところもあるわけで、税金の投入はどこまで許容されるのだろうかという疑問を抱いたセミナーだった。
それにしても、荘内病院は市民税を投入した市民病院。にも関わらず多くの市民が酒田まで通院している現状を鶴岡市民はどう思っているのだろう?
------------------------------------
南庄内地域医療セミナー
日時:12月8日 18:00~20:00
会場:にこふる3F大会議室
主催:庄内の明日を考える会
後援:鶴岡市、連合鶴岡田川地域協議会
------------------------------------
高齢化・人口減少が加速度的に進行するなかで
南庄内の地域医療を今後も維持・継続するために、
医療の中核となる鶴岡市立荘内病院の現状を知り、
果たすべき役割をご一緒に考えましょう。
<第一部>基調講演
荘内病院の現状と課題
荘内病院としての責務と立ち位置
そして未来へ
荘内病院 三科 武 院長
□本日の話題
・荘内病院の現状
・地域医療構想と新専門医制度
・健診で健康な生活
・慈心妙手
□荘内病院の現状
病床数:521
病床利用率:85.2%(昨年度は増加に転じた)
平均在院日数:14.2
一日平均外来患者数:694人
年間救急患者数:16441人、南庄内の救急の80%を担う
入院患者数:過去5年著変なし
救急外来:減少傾向
救急搬送:微増
平成30年度
予算総額 収入:139億、支出:151億
収支:△11億 実質収支:△4億
他会計からの繰り越し 18億 (市から7億)
日本海病院との比較
繰り入れ:日本海、25億 荘内、16億
医師一人当たりの収益:33、39.9
病床利用率:80、83.5
医療収益:191、122
消費税:控除対象外消費税 診療収入の3.5%になる
保険診療の方向性
病院は入院を目指す(在院日数の短縮、包括支払い、選定療養費)
外来は診療所へ、紹介患者の増加へ
院外処方の拡大
在宅医療を推進
救急医療、災害医療の充実
□地域医療構想
鶴岡市:人口減少 高齢化、要因は、出生率の低下、死亡数の増加、県外への転出
人口減少、高齢社会を迎えて、医療の再編が必要
病院から在宅・施設へ
□新専門医制度
医師数は足りているが、地域、診療科偏在が著しい
働き方改革:医師という職業医には難しい
□健診
一次予防(発症を防ぐこと)
生活習慣病などの対策
二次予防(早期発見)
検診の普及
平均寿命と健康寿命:男女共に延長方向にある
QOL
人生の最終段階をどう生きるか
ACPの普及
荘内病院の対応
鶴岡市における急性期医療を守る
救急医療 災害医療 5疾病5事業
病床再編、湯田川温泉リハ病院との連携
入院棟の機能変更
人が集まる病院に
鶴岡出身を
市全体の魅力
若い人が集まる街
病院だけに優秀な人が集まることはない
眼科診療再開
奨学金の貸与
認定・特定看護師
□これからの病院
AI
ロボット
□慈心妙手
<第2部>会場とのフリートーク
・医師確保のための取り組みは?
・意見箱は設置してあるのか、活用されているのか?
・売店がコンビニに変わり、不便との声があるが?
・レストラン、カフェ、などの設置はどうか?
・荘内病院に、(緩和医療分野において)感謝する声が多い
・酒田には日本海ヘルスケアネットがあるが、鶴岡(南庄内)にそのような構想はあるのか?