鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.344 (地域で支える認知症ケア)

2014-06-05 09:08:16 | 日記
認知症のe-learning受講中です。

今回は
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
地域で支える認知症ケア
~地域全体でライフサポートの架け橋をかけよう~

大牟田市認知症ライフサポート研究会
大谷るみ子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大谷さんは、NHK プロフェッショナル でも紹介されたカリスマで、

http://www.nhk.or.jp/professional/2008/1118/
http://www.shakyo.or.jp/fukushi-start/interview/worker06.htm

さすがに話上手、感動します。

彼女が牽引する大牟田市は、認知症まちづくりの先進地としても大変有名なとこ
ろのようです。

一方で、12年間、いろんなことをむしゃらにやってきた。
やってきたことは先進地かもしれないが・・
実は、市民はそうは思っていない。
徹底的にやってきても、市民の点数は40点だそうです。
認知症まちづくりは、とても一朝一夕で、できることではないのですね。

大牟田市:12万、高齢化率:32%、要介護認定者7728人(認定率:19%)

まずは、彼女はデンマークで福祉を学んでいますが、勤務する特養(グループホー
ム併設)にデンマークからコーディネータを招聘し、3か月間、認知症ケアの実
践的な指導をお願いしたそうです。正に目から鱗の経験だったそうです。

認知症の理解ではなく人の理解、それが認知症ケア研究会が出発点といいます。

レクチャーによると、大谷さんの戦略は、「認知症コーディネータ」養成研修
(2年間におよぶ)を継続して行うことで、地域にスキルの高い認知症コディネー
ターを育てるとともに(修了生:85名)、それらの人を地域包括支援センター、
老健、特養、グループホーム、小規模多機能などあらゆる施設に配置し、お互い
の顔がみえ、理念を共有ができるネットワークを構築し、質の高い認知症ケアを
地域全体で提供することができるようしたことにあるようです。

以下、講義メモ

■認知症をかかえ、生きること
今の時代、認知症に無関係な人はいない
いずれは、自分も通る道と考えることが重要
・生活のしずらさ・・・自立の危機
・健康の維持が困難・・・生命の危機
・危険が多くなる・・・安全の危機
・関係性が壊れる・・・絆の危機
・尊厳が保てない・・・アイデンティティの危機
5つの危機を上手く開扉できるか、乗り越えられるように
「私」にとって最良の生活がおくれるように架け橋をかける
=多職種協働によるライフサポート

■新しい認知症ケアの潮流
オールドカルチャー から ニューカルチャーへ
問題対処型ケア から 利用者本位のケア(パーソンセンタードケア)へ
「認知症」の人 から 認知症の「人」へ

1、認知症だから仕方がない
  →認知症でも治療やケアの効果が期待できる。
2、認知症になると何も分からなくなる
  →認知症でも感情や心身の力が豊かに残っている
3、認知症は本人より周囲が大変だ!
  →本人中心、本人理解が基本
4、病気や症状ばかりに着目し、問題行動のみ対処
  →病気や症状ではなく認知症の「人」に着目
5、家族や一部が抱え込み、負担が増大
  →専門職と地域でチームで関わる
6、行政や病院、施設にお任せ!
 →地域全体で見守る

と言われているが、本当に変わったの?
オールドカルチャーは、まだまだ根強い(深い)!

(連携がうまくいったおかげで精神病院に入院できました、なんていう事例発表
を聞くと、オールドカルチャーが根強く残っていること実感する!)

ご本人がより良く暮らし続けられるための架け橋
地域の一員として生き生きと暮らす姿

■認知症と共に生きる社会
認知症ケアとは、まさに絆を失い、
絆のズレに苦しむ人を支えるために
ぬくもりのある豊かな絆を
再構築することである
(長谷川和夫先生「認知症ケアの心」より)

■大牟田市認知症ケア研究会(平成13年11月~)
構成メンバー:市内の介護事業所に勤務する職員(専門職)9名の運営委員からスタート
コアメンバ:運営委員24名、会員 約200名
事務局は、大牟田市の保健福祉部 長寿社会推進課
H14年度より地域認知症ケアコミュニティ推進事業へ
地域全体で認知症の理解が深まり、認知症になっても、
誰もが安心して暮らせるまちづくり
10年間モデル事業を行ってきた。

■「認知症コーディネータ」養成研修
履修期間2年間 / 計406時間 (講義と実践学習、課題実習等)
到達目標
1、パーソンセンダードケアの理解と理念の醸成
2、権利擁護の徹底理解と日々のアドボケート
3、課題分析と適切な医療とケア・生活支援
4、協働のまちづくりの推進
履修が終了条件ではなく、共通理念と協働できる人材が条件
修了生:85名 (うち24名 認知症ケア研究会運営委員)
市が認める認知症コーディネーター 6名(うち2名修了生)

■認知症ケア とは
認知症をかかえ生きる「人」が
より良く暮らし、より良く生きることができるように
その人を取り巻くすべての関係者が
本人を主体として、
連携、協働し、サポートすること
=> ライフサポート

■認知症には医療(かかりつけ医、もの忘れ相談医、専門医、認知症疾患医療センター、急性期病院、精神科病院)、介護・福祉(訪問看護・介護、特養、老健、グループホーム、小規模多機能型居宅介護・複合型事業所など)、家族、地域、さまざまな人が関わる。そのあらゆる場所に、専門性の高いスキルをもち、理念を共有した認知症コーディネータを配置することで、質の高い認知症ケアパスを実現。

■はやめ南人情ネットワーク(徘徊SOSネットワーク)
徘徊ネットワークは、全国どこにでもあるが、ほとんどは機能していない。
徘徊させないまちではなく、安心して徘徊できる町にしよう!

5つのスローガン
1、わがまち、わが校区を安心して徘徊できる町にしよう!
2、まちがって声をかけても、笑いあえる町がいい!
3、認知症、知っててあたりまえのまちをつくろう!
4、日頃から声かえ合える地域力を高めよう!
5、実行力の高いネットワークに育てよう

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.343 (観桜会)

2014-06-03 10:46:02 | 日記


定時総会後の懇親、病・医院永年勤続表彰、新入会員の紹介を内容とした、鶴岡地区医師会恒例の観桜会が、5月50日、ベルナール鶴岡で和やかに開催されました。

司会進行:小野理事

■会長あいさつ要旨

皆さん今晩は、暑い中、歓桜会にご参集頂きありがとうございます。
また、公認会計士の佐藤先生には、ご臨席頂き、感謝申し上げます。

まず、昨晩開催された定例理事会で、私、三原が会長に、また、土田先生、福原先生が副会長に選任されましたことを報告します。また、裁定委員10名、顧問3名につきましても、理事会で承認されました。引き続きのご指導、ご協力のほど、よろしくお願いします。

さて、先日の総会では、長時間にわたりご審議、まだ昨年度の事業を承認頂き、有難うございました。当地区医師会は、一般社団法人へ移行して、新定款で運営されており、理事会のあり方が大きく変わりました。従来のいわゆる予算総会、決算総会を一度にやるということで、内部でもいろいろと検討し、なるべく、簡潔で分かりやすく説明させて頂いたつもりですが、総会のあり方については、今後とも検討していきたいと思います。

鈴木先生、斎藤先生には、鋭い質問をいくつか頂き、形式的、形骸的になりがちな総会を引き締めていただき感謝いたします。今後とも、ご指導よろしくお願いします。

また、報告頂いた担当理事の皆さん、資料の準備など尽力いただいた多くの職員の皆さんにも感謝申し上げたいと思います。

昨年度の事業については、どの事業体におけても、当初の計画通り、概ね順調に推移しております。一方で、人件費の自然増、湯田川温泉リハ病院老朽化、地域での人口減少など、課題は山積していると認識しています。今後とも、健全かつ活発な運営を心掛けていきたいと思いますので、さらなるご支援、ご指導のほど、よろしくお願いします。

今日は、病、医院永年勤続表彰も合わせて行います。受章される皆さまの長きにわたる地域医療の貢献に対し敬意を表するともに感謝申し上げます。その後、新入会員の紹介もさせて頂きます。

観桜会というには、真夏を思わせる気候ですが、楽しい宴の時間を過ごして頂ければと思います。どうぞ、よろしくお願いします。

■病・医院永年勤続表彰

 阿部医院         本間あゆみ 様
 佐藤診療所        柿崎喜恵子 様
 三井病院         佐藤 隆子  様
 真島医院         石川 正子 様
 真島医院         冨樫 洋子 様
 真島医院         山口 美保 様
 たんぽぽクリニック    梅木 澄子 様
 たんぽぽクリニック    五十嵐 須和子 様
 たんぽぽクリニック    岡本 恵子  様
 たんぽぽクリニック    富樫 みか  様
 たんぽぽクリニック    菅原 美重子 様
 いとうクリニック     長谷川 久美 様

 鶴岡地区医師会      伊藤 陽子 様
 鶴岡地区医師会      佐藤 ひろみ 様

■新入会員
 鶴岡市立荘内病院 外科     坂本 薫  先生
  山形大学医学部 平成13年卒
  平成25年10月:荘内病院外科医長
  平成26年2月入会
 鶴岡市立荘内病院 呼吸器科外科 川上 英則 先生
  新潟大学医学部 平成17年卒
  平成25年7月荘内病院 勤務
  平成26年4月 入会
 三川病院     精神科    栗林 邦明 先生
  秋田大学医学部 平成21年卒
  平成26年1月 愛陽会 三川病院 勤務
  平成26年2月 入会

■乾杯
 三浦前議長

■祝宴

■閉会あいさつ
 土田副会長


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.342 (山形県医師会定例代議員会)

2014-06-02 17:56:40 | 日記


先週は、定時総会、定例理事会、歓桜会、県医師会定例代議員会、医師会親睦ゴ
ルフコンペ~懇親会と忙しい1週間でしたが、休む暇もなく、新しい週をを迎え
ました。今週も、地域連携パス運営委員会、厚労省のICT事業の打ち合わせ、准
看講師懇談会、新旧役員役付職員懇談会などが行事が目白押しですが、がんばっ
ていきましょう!

土曜日の山形市で行われた山形県医師会第131回定例代議員会を報告しておきま
す。今回は役員任期満了でもあり、昨年度の事業報告のほか役員の選任が行われ、
承認されました。

<県医師会新役員>

 会長:徳永正靱
 副会長:中目千之、中條明夫、清治邦夫
 理事:加藤修一、三條典男、斎藤忠明、吉岡信弥、深尾 彰、島貫隆夫、
 斎藤 聡、折居和夫、大内清則、渡辺眞史、神村裕子、江口儀太
 監事:福原晶子、小林正義、根本 元

山形県医師会第131回定例代議員会
H26年5月31日
山形国際ホテル

仮議長:多田悦巳先生を選出
資格確認: 60/61出席

1、開会の挨拶

2、会長の挨拶
 アベノミクス効果、地方にはまだまだ実感がない、
  一方で強引な手法が目立つ
 これからは、在宅医療の充実、医療施設の機能分化がさらに進む
 行政との連携が不可欠、新執行部に期待する
 今期で会長職を退く

3、議事録署名人選任

4、山形県医師会代議員会議長及び副議長の選任

 佐藤 顕 代議員を議長に選定
 島田耕司 代議員を副議長に選定

以下は、新議長のもとで進行

5、報告
 1)平成25年度山形県医師会会務報告の件
 会員数:1623名、A:702, B:919,C:2

 2)山形県医師会諸規程一部改正の件
 文言の一部変更

 3)第131回日本医師会臨時代議員会の件
  栗谷副会長から報告

6、協議

 質問
 門馬代議員(山形市)
  医療と介護連携の新たな財政支援制度について
  事務局機能が必要であり、医師会に在宅医療連携拠点を置くとされるが?
 →制度の要点について説明(中目常任理事)
  新たな財政支援 基金:国の予算:906億円、 山形県:9億、
  県内の応募は、予算を大きく上回る
  今年は在宅医療と医師・看護師不足へ重点的に配分したい

 工藤代議員(北村山地区)
 複数の市町村が係る医師会はどうするのか
 →複数の市町村が集まって協議することになるのではないか
  まとまらない場合は、県が積極的に関与する

7、議事
 第1号議案 平成25年度山形県医師会会計決算の件
  →原案通り承認

第2号議案 山形県医師会役員、理事及び裁定委員選任の件

会長:徳永正靱
副会長:中目千之、中條明夫、清治邦夫
理事:加藤修一、三條典男、斎藤忠明、吉岡信弥、深尾 彰、島貫隆夫、
斎藤 聡、折居和夫、大内清則、渡辺眞史、神村裕子、江口儀太
監事:福原晶子、小林正義、根本 元
ほか、裁定委員

以上を選任

第3号議案 日本医師会代議員及び予備代議員選出の件

代議員
中目千之、中條明夫、徳永正靱、清治邦夫
予備代議員
斎藤忠明、吉岡信弥、佐藤 顕、大内清則

以上を選出

8、閉会の挨拶

次いで臨時理事会が開催され、会長、副会長が理事会で正式に選任される

新会長あいさつ

 医師会の三層構造を堅持し、郡市地区医師会の支援
 日本医師会の考えを地区医師会へ伝達する役割を果たしたい
 山形県医師会発展のために努力したい
 役員、顧問、参与 紹介

以上

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする