観客は身勝手なものである。iinaもそのひとり。
映画等の批評を自分を基準に置いて判断する。例えば、直前に観た前回アップの『バベル』がそうだ。
出だしは、なかなか面白そうだと思い、後半は奇をてらったのかと思いもし判断つけかねた。
ただ、観終えて何とはなしに明るい芽生えを感じた。
ブログを巡回してみると、大半が好ましくは思ってないように思え、果たしてどうなのかについてつづってみる。
この作品は、次の世界的な賞を受賞した。
●ゴールデングローブ賞・最優秀作品賞(ドラマ部門)受賞。
●アカデミー賞受賞
作曲賞:グスターボ・サンタオラヤ
アカデミー賞ノミネート
作品賞、監督賞、助演女優賞は菊地凛子とアドリアナ・バラーザ(家政婦)、編集賞
もちろん、玄人受けし、一般受けしないケースもあるので、受賞作が面白いとは限らない。
しかし、観客自身が感じたまま見下せば、各界の評価は的外れとなる?
あるいは、良く思わぬ観客に目がないのか?どこか、見落としたものがあるのか?
一歩あゆみ寄って何処が評価に値した作品なのかと視点を置き直した観方もある。そのうえで、理解できなかったならば、「自分には難しかった」というのが着地点になると思える。
ことに、宗教を題材に採った作品には、そんな背景を頭に描く必要がありそうだ。西洋と同じ土壌に立つ必要を感じる。
登場者たちは、どこにでもいる普通のひとたちだ。悪人はいない。
ある事件が起こり、それがさざ波のように影響しあっていく。
無知であったり、分かってもらえぬ苛立ちから突拍子もない行動をとる者もいる。
場面は、アフリカのモロッコからアメリカ、メキシコと極東の東京に飛び、言葉も数カ国語使われる。理解し合えぬもどかしさがある。
すべては、題名『バベル』に集約されていそうだ。
自分が観て、評判の高い映画を理解できないと、見下して突き放す傾向が多いのでそれで構わないと思う半面、「バベル」混乱に引っ掛け考えてブログにしてみました。
上の写真は、単に面白いだけではなく、映画「ミッションインポッシブル」とクリックするとタイタニックの象徴的なシーンにシンクロさせているので二重の可笑味がある。気づかぬと理解できない。
この映画を観てからでないと、発案者の本当の意図に気づかない仕掛けだ。
映画等の批評を自分を基準に置いて判断する。例えば、直前に観た前回アップの『バベル』がそうだ。
出だしは、なかなか面白そうだと思い、後半は奇をてらったのかと思いもし判断つけかねた。
ただ、観終えて何とはなしに明るい芽生えを感じた。
ブログを巡回してみると、大半が好ましくは思ってないように思え、果たしてどうなのかについてつづってみる。
この作品は、次の世界的な賞を受賞した。
●ゴールデングローブ賞・最優秀作品賞(ドラマ部門)受賞。
●アカデミー賞受賞
作曲賞:グスターボ・サンタオラヤ
アカデミー賞ノミネート
作品賞、監督賞、助演女優賞は菊地凛子とアドリアナ・バラーザ(家政婦)、編集賞
もちろん、玄人受けし、一般受けしないケースもあるので、受賞作が面白いとは限らない。
しかし、観客自身が感じたまま見下せば、各界の評価は的外れとなる?
あるいは、良く思わぬ観客に目がないのか?どこか、見落としたものがあるのか?
一歩あゆみ寄って何処が評価に値した作品なのかと視点を置き直した観方もある。そのうえで、理解できなかったならば、「自分には難しかった」というのが着地点になると思える。
ことに、宗教を題材に採った作品には、そんな背景を頭に描く必要がありそうだ。西洋と同じ土壌に立つ必要を感じる。
登場者たちは、どこにでもいる普通のひとたちだ。悪人はいない。
ある事件が起こり、それがさざ波のように影響しあっていく。
無知であったり、分かってもらえぬ苛立ちから突拍子もない行動をとる者もいる。
場面は、アフリカのモロッコからアメリカ、メキシコと極東の東京に飛び、言葉も数カ国語使われる。理解し合えぬもどかしさがある。
すべては、題名『バベル』に集約されていそうだ。
自分が観て、評判の高い映画を理解できないと、見下して突き放す傾向が多いのでそれで構わないと思う半面、「バベル」混乱に引っ掛け考えてブログにしてみました。
上の写真は、単に面白いだけではなく、映画「ミッションインポッシブル」とクリックするとタイタニックの象徴的なシーンにシンクロさせているので二重の可笑味がある。気づかぬと理解できない。
この映画を観てからでないと、発案者の本当の意図に気づかない仕掛けだ。
私は残念ながら未見ですが、確かに評判は良くないようですね。
これは「バベル」ではなく「菊池凛子」を見に行った人たちの評価が多いからでしょうか?
そういう意味では、話題があまりにも先行しすぎた感がありますね。
確かに「バベル」は評価が分かれていますよね。
かなり辛らつな批評もたくさん見ました。
この映画、色々と受賞したりノミネートされている上に、菊地凛子さんの話題もあって、皆さんの期待が大きすぎたのかもしれないですね。
そのわりには・・・ってことなのでしょうか?
もし仮に何の期待も持たずに観たら、また違った評価になったのかもと思いますが。
飽くまでも私の考えです。
宗教(聖書)がからんでいるので、日本人(もちろん私も)には理解しにくい部分もあるのでしょうか?
きちんと理解しているかどうかはわかりませんが、この映画を面白いと思った私としては、酷評されているのを見ると少し悲しくなります。
でも、好みは人それぞれ・・・仕方ないのかな?
トラックバックありがとうございました。
iinaさんのコメント、考え深いですね。
色々な作品を沢山の人が見る。
そこで十人十色の意見が出る。
だから映画は楽しいのかもしれませんね。
またのお越しをお待ちしております。
「ディパーテッド」を観ました。ちょっとやりすぎというのが印象でした。
同じくディカプリオ主演の「ブラッド・ダイヤモンド」は面白かったですよ。
「バベル」同様に社会派ドラマでした。
「ゴールデン・ラズベリー賞」はいかにもアメリカ的なイベントですね。
(ベリー)さん へ
周りが気になるし、思いっきり泣きたいので家庭シアターという志向がありましたか。
iinaは映画館派で、大スクリーンに専念したいです。
なので今年は9本観ました。
ブログにまだアップしてない映画があるほどです。
iinaは「バベル」を評価しています。
いつもは映画の内容までは触れませんが、「身勝手な観客」には綴ってしまいました。
コメントと併せて読解(大袈裟)すると真意が伝わるかナと考えています。
朝の文と夕では、多少膨らんでいたりします。
(楽母)さん へ
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズそして雨読晴耕ですね。
現代は、雨映晴遊になりますか。
映画も遊びなので、雨映晴外とでもしておきましょう。
・・・節分の豆まきのよう・・・
早速、『バベル』観覧とは素早いなぁ~。
2時間20分ほどを長く感じ、それでいて丁寧に描いていたイメージだったよ。
ブログを閲覧に巡回した印象を自身の身勝手な判断として「バベル」に兼ねて綴ったけど、それなりな反響があってニンマリ。
(Smoke)さん へ
iinaは自分よがりな観賞をします。その一例です。
いろんな観方があっていいのです。その方が健全ですね。
次は、「ブラッド・ダイヤモンド」あたりを取り上げてみます。
宗教はあまり関係ない映画っていうのが僕の感想です。
バベルはあくまで象徴的なもので。
むしろ現代を象徴するためのメタファーでしかない・・・
ドンキホーテの家来の名を店の名に使うとは、洒落てますね。
ランチとはいえ、ビールのつまみにあいそうだぁ~(涎!)
日本は八百万の神々の国でよかったぁなぁ~
宗教戦争が絶えないのは、おおいなる矛盾ですね。
一神教だと争いごとが絶えない・・・。
(タケチャン)へ
>監督は随分と東京を観察してますね。
ロケ地を東京にしたのは、おいしい寿司を食べたかったと話していました。
ホントは、西洋からとらえた東の果てに日本が位置しているからだとか。
たしかに「バベル」は象徴として使われていますね。
また、巧い表現のコメントに出会いました。
映画『バベル』の鑑賞日記にTBありがとうございました。
iinnaさんがご指摘されているように
この映画たぶん私にはちょっと難解だったんだと思います。
映画館で観てオンタイムで映画を感じ取ることが難しかったみたいです。
自分で記事を書きつつ
つまらなかった・・という結論に沿って書き始めたはずなのにいろいろ考えていくとそんなに悪くなかったという結論に達したのはある意味驚きでした。
世の中には本当にたくさんの表現方法の映画がたくさんあって・・驚くことばかりです。
この映画を観て今は決して損をしたとは思っていません。
思っていたものと違うものではあった気がしますが
感じ取るところは充分にあったと思っています。
TB返しさせていただきます。
また覗かせていただきますね。
ありがとうございました。