縄文遺跡を世界遺産へ

先日、日本から鎌倉と富士山を世界遺産に推薦することが決まった。そんなおり、縄文遺跡群世界遺産登録推進フォーラムを聴いてきた。
縄文遺跡群は、農耕・牧畜の新石器時代の遺跡とは異なり、温暖湿潤な気候の自然環境の中で約10,000年もの長期間にわたって日本列島に継続した狩猟・漁撈・採集を主たる生業とする、定住の生活実態を表す独特の考古学的遺跡群として、世界遺産の登録を目指すというもの。
特に、土器に突起があるのが特徴の円筒土器は、装飾性を帯び世界唯一の文化を形成している。
なお、地域を北海道と北東北に狭めたのは、常に縄文文化の最先端であったからという。


日時　１月２９日（日）１０時３０分～１６時００分
場所 有楽町朝日ホール（有楽町マリオン１１Ｆ）
テーマ 「北海道・北東北の縄文文化　～世界遺産登録を目指して～」

内容
（１）「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」と世界遺産登録への取組
　　　縄文遺跡群世界遺産登録推進会議座長　 岡田康博（青森県教育庁文化財保護課長）
（２）講演
　　・「縄文文化の特性と主体性」
　　　　國學院大學名誉教授　　小林達雄（縄文遺跡群世界遺産登録推進専門家委員会委員）
　　・「縄文遺跡に見る自然との共生の姿」
　　　　奈良文化財研究所名誉研究員　岡村道雄（縄文遺跡群世界遺産登録推進専門家委員会委員）
　　・「環境史から見た縄文文化」
　　　　東京大学大学院教授　　辻誠一郎（縄文遺跡群世界遺産登録推進専門家委員会委員）
（３）パネルディスカッション
　　「縄文遺跡群の世界遺産登録を目指して」　
　　　　コーディネーター
　　　　　　早稲田大学名誉教授　　菊池徹夫（縄文遺跡群世界遺産登録推進専門家委員会委員長）
　　　　パネリスト
　　　　　　國學院大學名誉教授　　小林達雄
　　　　　　奈良文化財研究所名誉研究員　　岡村道雄
　　　　　　東京大学大学院教授　　辻　誠一郎


日本には、世界遺産登録の候補が１０件以上もあって、様々に活動しているようだ。
縄文文化については、海外の方がよく理解されていると話していたが、いまひとつ説得力に欠けるように感じた。


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