京都御所蛤御門前にある護王神社の拝殿前には、狛犬の代わりに雌雄一対の狛イノシシがいる。別名を猪神社と呼ばれ、今年の干支でもあり、またiinaこだわりの「宇佐神宮」にからむので取り上げてみた。
神社の祭神である和気清麻呂が流され、先の神教のお礼参りに宇佐へ向かう途中、災難にあった際に300頭ものイノシシが現れて、清麻呂を護ったことから本神社のシンボルとして親しまれている。
護王神社は、和気氏の創建による高雄神護寺境内に作られた和気清麻呂を祀った廟(護王善神堂)にはじまる。
和気清麻呂と姉の広虫は、道鏡事件の際に流刑に処せられながらも皇統を守った。孝明天皇はその功績を讃え、嘉永4年(1851年)和気清麻呂に護王大明神の神号と正一位という最高位の神階を授けた。明治7年(1874年)護王善神堂を神社として護王神社に改称し、別格官幣社に列格し、明治19年(1886年)明治天皇の勅命により現在地に遷座した。
奈良時代末、称徳天皇の神護景雲3年(769)、当時法王・弓削道鏡に、宇佐八幡より「道鏡を皇位につかせたなら天下は太平になる。」との御神託があった。
称徳天皇は、念のために清麻呂に宇佐八幡へその御神託が本当かどうかを確かめさせることにした。
清麻呂は宇佐八幡に赴くと、
「我が国は開闢以来、君臣の分定まれり。臣を以って君と為すこと未だあらざるなり。天津日嗣は必ず皇緒を立てよ。無道の人は宜しく早く掃い除くべし。」
清麻呂は、この神託を帰京して言上したが、別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と改名のうえ大隈国(現鹿児島県)に流罪となる。
大隈国に流される途中に、刺客などに襲われるが、天変奇異に助けられ、また神の使いか「猪」に守護されながら、無事大隈国に到着した。
[宇佐と清麻呂伝説] .
猪の狛犬はココだけかと思ったら、堀川通りの宝鏡寺の北にある本法寺の境内の神社にも見つけた。護王神社との関わりの有無は、当時には意識していなかったため不明ながら、摩利支天堂であることをWEB検索して発見。[出典:叡昌山本法寺]
本法寺は本阿弥光悦の菩提寺で光悦が作庭した三つ巴の庭が有名。大きな曼荼羅にも胆をつぶし、雪舟の絵もある。
・・・明日につづく・・・
神社の祭神である和気清麻呂が流され、先の神教のお礼参りに宇佐へ向かう途中、災難にあった際に300頭ものイノシシが現れて、清麻呂を護ったことから本神社のシンボルとして親しまれている。
護王神社は、和気氏の創建による高雄神護寺境内に作られた和気清麻呂を祀った廟(護王善神堂)にはじまる。
和気清麻呂と姉の広虫は、道鏡事件の際に流刑に処せられながらも皇統を守った。孝明天皇はその功績を讃え、嘉永4年(1851年)和気清麻呂に護王大明神の神号と正一位という最高位の神階を授けた。明治7年(1874年)護王善神堂を神社として護王神社に改称し、別格官幣社に列格し、明治19年(1886年)明治天皇の勅命により現在地に遷座した。
奈良時代末、称徳天皇の神護景雲3年(769)、当時法王・弓削道鏡に、宇佐八幡より「道鏡を皇位につかせたなら天下は太平になる。」との御神託があった。
称徳天皇は、念のために清麻呂に宇佐八幡へその御神託が本当かどうかを確かめさせることにした。
清麻呂は宇佐八幡に赴くと、
「我が国は開闢以来、君臣の分定まれり。臣を以って君と為すこと未だあらざるなり。天津日嗣は必ず皇緒を立てよ。無道の人は宜しく早く掃い除くべし。」
清麻呂は、この神託を帰京して言上したが、別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と改名のうえ大隈国(現鹿児島県)に流罪となる。
大隈国に流される途中に、刺客などに襲われるが、天変奇異に助けられ、また神の使いか「猪」に守護されながら、無事大隈国に到着した。
[宇佐と清麻呂伝説] .
猪の狛犬はココだけかと思ったら、堀川通りの宝鏡寺の北にある本法寺の境内の神社にも見つけた。護王神社との関わりの有無は、当時には意識していなかったため不明ながら、摩利支天堂であることをWEB検索して発見。[出典:叡昌山本法寺]
本法寺は本阿弥光悦の菩提寺で光悦が作庭した三つ巴の庭が有名。大きな曼荼羅にも胆をつぶし、雪舟の絵もある。
・・・明日につづく・・・
よく調べてますね。自分もせっかく行った場所なので詳しく調べてみたい気もするのですがどうやら気力が足らないようです。
ことば遊びも面白いですね。また遊びに来ます。
昨年末に、白狼の狛犬(狛オオカミ!)を祀った神社ばかり、お参りする機会があったので、なんだか親しみを感じてしまいます。
いのししが守護神なんて本当にめずらしいですね?
京都御所前に神社、ありましたっけ?よくご存知ですよね。
今年は猪年なのでさぞ、この神社も賑わったことでしょうね。
珍しいなと話題が上がってたんですよ。
機会があれば見に行きますね!
宇佐神宮は八幡神社の総本山なので、よく調べたり関連の小説も読みました。
もっとも、護王神社をたずねたときは、そんな知識もなく狛猪はココだけとの触れ込みでしたが、本法寺でも観たときは、あれぇ~と思いましたよ。
もっとも、お稲荷さんは狛キツネだし、他の神社では狛猿もみつけました。
(sk)さん へ
好い予言なら救われますが、そうでないと厭ですね。
こんな例は、ノストラダムスにせよ事件が起こった後に理由付けしているので、果たして予言であったのか否かわからなくなりますね。
狛イノシシも狛キツネも、狛猿もみかけました。
(あやのすけ)さん へ
福岡と別府を片道2000円バスがありましたよ。
宇佐神宮は、一見の価値あります。是非、どうぞ。
仕事で京都をぶらぶらしたことがあって、歩いたり走ったりすると神社仏閣と伝説に行き当たるのです。
京都御所内にも周りにも神社はありますよ。
もちろん、寺はたくさんあります。
猪年のことしは、護王神社は大賑わいしたようです。
(かづりん)さん へ
>HPの友人も地元京都でお参りされてて珍しいなと話題が上がってたんですよ。
狛イノシシは珍しく、ことしの干支なので混み合ったようです。
哲学の道の近くには、猿の狛犬をみかけましたし、何より稲荷様はキツネです。
本阿弥光悦・菩提寺の本法寺境内にある摩利支天堂にも、狛イノシシをご確認くださいね。
>機会があれば見に行きますね!
御所は、春と秋に一般公開するので、ご一緒にどうぞ。
狛猪は他に建仁寺の禅居庵にもいてますね~。
境内は狭いけど、狛猪と山茶花のツーショットが綺麗でした(^^)
私もTBさせてもらいますね☆
また遊びに来ます~(^^)
そしてそして、自分で参拝したくせに、iinaさんのページでお勉強させていただきましたw
お世話になりますw
イノシシがいっぱい感がよく撮れています。
亥の大絵馬と一緒の写真は、貴重ですよ。
>狛猪は他に建仁寺の禅居庵にもいてますね~。
護王神社だけにしかいないと記していたように記憶していますが、彼方此方に狛猪はいるのですね。
ありがたみが薄れます。がっくり!
(ゆうすけ)さん へ
本法寺境内の摩利支天堂での狛猪をネットサーフィンで改めて探し出しました。
WEBは便利です。
今頃気が付きました。
滋賀県や鹿児島県にも狛イノシシがあるようですね、世の中広いですね。
これからもよろしくお願いします。