幻影日記

仕事と猫の世話をしながら、新旧織り交ぜて造りたい物を感じるままに造っています。

夏の終わりに

2019-08-27 10:13:02 | 日記・エッセイ・コラム

8月も25日を過ぎると、どの地域でも最後の夏祭りに向けて、神社の周りに夜店の準備が始まる光景が目に付きます

荒川の下町育ちなもので、夏休み最後の週末は、毎年街中でそういった景色を見ながら、今年も長い休みが終わるんだなと、少し寂しいような喪失感を味わっていました

15歳~20歳ぐらいの頃は、気分の切り替えと、その時の記憶を留めておくつもりで、必ず決まった曲を聴いていました

夏の始まりはクラフトの「言問橋」、夏の終わりは南沙織の「夏しぐれ」

クラフトは、さだまさし作詞・作曲の「僕にまかせてください」で有名ですが、実家から浅草の言問橋が近かったので、よく出かけていたのと、前奏に流れる琴の音色が、ガラスをつたわる水滴を連想させるので、これから暑くなるぞというイメージを感じています

「夏しぐれ」は、元々アルフィーの高見沢さんの作詞・作曲で、門家本元も歌っていますが、当時の南沙織さんのアルバムに収録されていたアレンジが、夏の終わりに窓に吊り下げられた風鈴が、鳴るわけでもなしに光を反射する光景を見て、風が吹いたら涼しくなるかなという、どことなく夏が過ぎていくイメージを持っています

今年も夏が過ぎていく訳ですが、年々夏の思い出が無くなっていくような気がして(今年は入院していましたね)、この年になって今更思いますが、何か心に残るような夏の記憶が欲しいと思います

コメント
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