幻影日記

仕事と猫の世話をしながら、新旧織り交ぜて造りたい物を感じるままに造っています。

模型造り 応用編

2021-04-10 01:29:18 | 趣味

昨日基本的な考え方を記載しましたが、今回はこれまで使っていてあったら便利な工具と、消耗品の話を記載します

ちなみに、40年近く模型を造っていますので、前回と今回記載している工具や備品は、なるべく初期に使っていたものを探して載せていますので、現在購入不可能なものがあるかも知れません

余談ですが、昔今は亡き模型店雷王の大島君に「そんなにあってどうするんですか?」と聞かれた時に、「明日ペギラが襲ってきても、5年は模型造っていられるから」と答えていました

実際、塗料やシンナー、プラ棒やポリ素材、真鍮線やスプリング、リベットやビーズなんかも、下手な模型店の数倍は常に保有しています

在庫が少ないのは、バルサ材やホワイトメタル材といった、原型に使う為の加工材料くらいです

まずは一番の消耗品、筆関係になりますが、これは使う方の腕にもよりますが、余りお高い筆の使用は避ける事をお勧めします

筆だけは、どんなに高価なものを、どう丁寧に使っても傷んでいくのを避けられませんので、多種多様で常に200本程度は在庫して、とっかえひっかえ使っています。

フィギュアの塗装等は毛先の安定したものを使いますが、普段は画像のようなタミヤ製の一般的なものや、100本幾ら的な大量生産の海外物で十分使えます。

筆塗りとコンプレッサーの使い分けですが、全体的に綺麗な塗装面と考えて、コンプレッサー使用と記載されているオークションの出品物でも、よく無塗装でトップコートだけしたものがあるようで、実際に触ってみると凸凹した状態で、腕の悪さが露見しているものがあります

筆塗りでも、丹念に数回に分けて全体塗装し、最終的につや消しでトップコートして、表面を丁寧に磨いてやれば、コンプレッサー使用以上のものが完成します(時間は考えないで下さい)

自分的な考え方ですが、筆塗りである程度楽しく製作を経験し、大物のキットをどうしても全体的に色を変えたいなと感じた時に、コンプレッサーの購入に踏み切れば良いと考えています

これはあったら便利な、デザインナイフとピンバイス

デザインナイフは、レジンキットに手を出すまでは使っていなかったのが現状ですが、使い始めると手放せなくなる程、多種多様な用途に使えますが、刃先が脆いので交換用の刃にコストがかかりますね。

ピンバイスは、基本的に真鍮線用の開口用に購入したのですが、色々な穴開けの際に中心を取ったりするのに便利に使えます(0.5、1、2、3までのサイズは百均で購入可能)。

現在は追加のスジ掘り等は、ケガキ針やデザインナイフでやっていますが、それより以前は精密ドライバーのマイナスなどを使っていました

レジンキットのスジ掘りの時は、彫刻刀を使っていた時代もあったので、何処かを探せば出て来るでしょうね

これは常に作業台の上にあるので、色々と使い道があって重宝しているので記載しておきます

ノコギリは基本エッチング製の細いものを使用し、パーツへの影響を極力減らしていますが、プラ棒の切断や大きなパーツの時は、流石にタミヤ製の方を使っています。

鉄製の物差しは、デザインナイフでのカットの際に無くてはならないもので、ラジオペンチ(これは日曜工具です)はパーツのねじ込みの際の、小さなパーツを掴みながらの作業に使えます。

昨日からここまでの工具ですが、塗料やシンナー等は入っていませんが、数千円で全て揃いますので、2割引きのガンプラ数個で元は取れる計算になります

この先発売されるEGのガンダム等は、塗装不要のニッパー不要なので、平ヤスリ一本で造れるような気がします

バンダイ製のMGシリーズは、近年の製品を見る限り、パーツ分割と成形色のおかげで塗装箇所が無くなりつつあります

雑誌掲載の完成見本等は、「恰好良いな」程度で見ていて、自分なりの完成品を造ってみるのも楽しいと思います

コメント (2)
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