修繕作業メインのズワァースですが、現在当家の在庫しているキットが1995製なので、多分これはそれより前の製造だと思います
組んでいる時も、劣化している感じはあったのですが、今回の修繕でチェックしていますが、下手に弄るとパーツが割れますね
まずは落下した左足ですが、これは使用しているポリキャップがかなり硬くなって、外れ易くなったのが原因です
制作時の記事をご覧頂けると分かりますが、太腿部分にかなりの量の重りが入っていますので、股関節と膝関節には、結構負荷がかかっています。
埋め込んだポリキャップを交換して、軸側のボール部分を再調整しました。
これは大変でした、副翼2枚破損・角破損・オーラキャノン破損・股関節カバー破損といった感じです
副翼は真鍮線で補強、角は造り直し、オーラキャノンはバラして補強、股カバーは再設定し直しとなりました。
あれよあれよと、触る度に破損するので、途中キレました。
これは元から裂傷があったような壊れ方をした、左腕部の胴体関節部です
ズワァースの場合、新・旧どちらのキットも、肩パーツの形状の関係で、腕部が中央に可動するようには出来ていません。
今回、胴体側の接続部にポリパーツを仕込んでいるので、無理に中央に腕部を可動させると、この部分のプラが負けてしまいます。
左手が破損した際に落下して、腕部に固定される為の突起部分が破損しました
今回、嫌になるほど破損個所が多いので、この程度は既に破損とは思えなくなってきています。
以前、今井のオーガスのポリキャップに泣いたことがありますが、流石に30年近く経つと、何が起こるか分かりませんね。
一度全体の修復が終わって、修理したパーツを調整していた時に、「パキッ」と乾いた音がしました
いや~な予感が的中して、胴体内部の太い軸が折れました。
流石にこの段階で、胴体を割るのは過酷過ぎる(造り直した方が良い)ので、側面の穴からペンチとピンセットを駆使して何とか繋げてみました。