先に記しました他、諸国民芸「銀座 たくみ」さんへも数点お持ちする見込みとなりました。お知らせまで。
先に記しました他、諸国民芸「銀座 たくみ」さんへも数点お持ちする見込みとなりました。お知らせまで。
年明けから時間が経ちましたが、お知らせさせていただきます。
今年の干支の巳「三宝乗り巳」は年末の羽子板市で僅かですがならべていただきました。その後作り足していた分、いろいろな急行通過を待って塗り終えた数点づつですが、駒場のべにや民芸店、駒込の民芸しもと(標)さんにお渡しさしてきましたのでよろしかったらご覧ください。他のお店にも相談中ですが、様子により改めてお知らせします。
画像の「三宝乗り巳」ですが、3つのパーツを型抜きして合体させる作りで数多くできなかったのですが、お店にお持ちした分以外にご希望あれば、お時間いただきますが、お店をとおしてお伝えいただければ、と思います。
べにやさんにはほんじつ、鞠猫やあぶ惣型招き猫貯金玉をお渡ししてきました。丸〆猫(昭和戦前風型、嘉永安政風型)、本丸〆猫、左招き猫(明治風)、ひねり鳩、なども若干数、近日中にお持ちしたいと思います。
明日は初午なんですね。昨日電話を受け、明日初午だけど授与用の招き狐はどうなっているか?ということなんです。暮にもう全然在庫がない、と聞いて、ちびちび型抜き、素焼きして貯めておいたのですが、寝冷えして風邪をぶり返したりで電話なしでは、タイミングを逃してしまうところでした。
焼き貯めておいた分を昨日から突貫作業でヤスリがけから地塗り、彩色まで進んだところ。乾き次第、透明な袋に詰めていきます。
朝のうちに無事王子の装束稲荷の奉賛会の方にお渡ししたいです。
お稲荷さまのお祭りである稲荷祭は初午のあと、二の午にも執り行われます。
遅れ馳せながら来年の干支の巳の拙作人形です。ひとまわり前の巳年に作った3種のうち2種に取り組み中ながら遅れています。とりあえず浅草羽子板市にご出店中の吉徳さんの露店に並べていただくべく3点だけですが急いで塗っています。おおかた構図や配色など12年前と変わりありませんが、微妙な変更があります。大同小異といったところです。
またいく年の干支の辰ですが作業場のの事情などあって進んでいませんが、まずは吉徳さんにならべていただこうと、有卦船ひとつと善玉悪玉ふたつ取り急ぎ塗りました。巳も辰もこれから進めたいと思います。
先日作業場場を整理していたら思いもかけずタイムカプセルのように出てきた猪の人形。前のその前の亥年に創作した「ィ川の玉乗り」。当時お手本にすべき猪の古い人形が見当たらなかったため、創作したもの。しかし昔の浅草に何かしら関連のあるネタで、と明治に浅草公園六区で流行っていた娘玉乗りの「江川一座」にひっっかけて「江川の玉乗り」→「ィ川(猪川)の玉乗り」とこじつけてみたもので、ひとりほくそ笑んでいたもの。この時期に見つかるというのが不思議。神さまが羽子板市に出しなさいというお導きなのではないか、と思い、明日吉徳さんにお願いしようと思います。
さて、肝心の干支の巳(蛇)ですが、ひと回り前の三宝に乗った蛇と弁天さまとを準備中なのですが、羽子板市期間中にお持ちしたいですが、ちょっときにびしいか、うまく運べて数個お持ちできるかできないかというところ。やっているのですが。。。昨年の辰(龍)3種も途中まですすめてあるのですが。。。
まずはィ川の玉乗りについてお知らせしました。
ひどくご無沙汰しています。実をいえばまた入院していました。そして先々週末に退院。病み上がりながらやりかけていた作業の続きを再開しているところです。入院まに窯詰めと素焼きしいたものを窯から出してやすりがけを済ませ、地塗りして彩色に入ります。
湯煎の景色ってこれまであまり人さまにのお目にかけていなかったかな?って感じで撮ってみました。
大きなホーロー製の洗面器をコンロにかけ、絵の具のツナギとなる膠や乳鉢に入った絵の具を溶かしています。この大きな洗面器、中国雑貨の店でみつけたもので、これかしこ20年近く使っています。
会期5日目。残すところ残り2日。遅れ馳せながら追加の人形を運び込みました。2種類。
ひとつは「座猫(大)」昨年の日本民藝館展で選に入れていただき、雑誌「民藝」の民藝館展特集のグラビア画像に採り上げていただいたのと同じ手です。
昔の今戸人形には大小さまざまな座猫が作られていて、前垂れを描いたもののほか、このように草花た吉祥柄を描き込んだものもあり、当時庶民の手には届かない高価な「御殿玩具」の影響下に生まれたタイプではなかったか、という声も聞きます。
もうひとつは「朱鍾馗」。最後の生粋の今戸人形師だった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のお作りになられた人形を手本に起こしたものです。全体が朱色(赤)がかった色調で、「赤物」と呼ばれる人形や玩具のひとつと言えます。昔、医療の発達していなかった時代には病は想像以上に恐ろしい存在だったはずで、瘡(疱瘡)は薬もなく呪いで対処する他ありませんでした。
疱瘡神の仕業であり、疱瘡神は赤い色を好むと信じられていたので「赤絵」と言われる赤系統の顔料染料を主に印刷された絵(鯛、だるま、みみずく、鍾馗様などを描かれた)や赤い人形、玩具を子供に与えれば、疱瘡は赤い絵や人形玩具に引きつけられ、子供が守らられる、という切実な願いでした。
血の色のような赤が理想だったのかもしれませんが、顔料の成分として長い間真っ赤な顔料は庶民の手に届くものではなかったので鉛由来の丹色(オレンジ色っぽい)や朱色で宛てられていました。尾張屋さんの彩色には昔の色彩の感覚が伝わっていたのだと思います。
鍾馗様の割型が長いこと家の中で行方不明だったのが先ごろみつかり久しぶりに抜き出しました。
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前日搬入のあと、追加分を急ぎ塗り上がった分を3日目午後に持ち込みました 追加してもスペースをくまなく埋める嵩ではありませんが、また追加に持ってきたいと思います。
昨夜、搬入日で会場へ行ってきました。作業するスペースの問題で、能率がよいとはいえず、前日までに完成させて並べることができたのは限られており、初日いちばんには私のブースには招き猫の火入れ他ががならんでいるくらいですが家でできあったものを毎日追加に出かけられたら、と思っています。どうかご推量ください。よろしくお願いいたします。
今日8月20日。「みそろぎ人形展」搬入まで1週間。。ヤバシ(-_-;)
ネットとかに疎いのでどうなっているかわからず確かめようがわからないのですが一昨年開催のときのように(昨年度開催の際には手術のため入院していたので入院前に少数の作品をお願いしたのみ。)出品リストが公開されているのでしょうか?
もしそうだとすれば自分分のリストの数量についてはあくまでそうであったならばという希望値であることをご了承ください。今現在の支度の状況から、初日に希望全種類並べるのは厳しく、会期中に出来上がりを追加できるよう頑張りたいと思います。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
すべて予定しているものを型抜き終えたのでもないのですが、特に大型で乾燥に時間のかかる火入れは最優先で型抜きして干していたものが乾燥できているのと炉内で場所を占めてしまうので、早々に窯詰めして素焼きを済ませておこうと動いているところ。
かねがね狭いスペースでの場所のやりくりに気を揉んでいるのですが、窯を稼働させるにあたって、廻りの可燃物は退かさなければならず、その移動先についても頭を抱えます。
寝違いのためなのか右腕が痛くて充分に使うことができずに難儀。しかとりあえず炉内に乾燥完了分は詰め終わって、素焼きに稼働させています。明日早朝に炉内温度を見ながら水分を逃がすための半開きの蓋を閉め、炉内の温度を上昇させます。そのために目覚ましをセットして。
追記:長いこと見当たらなかった鍾馗さまの割型がみつかり、抜き出しています。
毎年恒例になっている「みそろぎ人形展」今年は例年より早い開催となるようです。
うっかりして早めの会期となることに気がつくのが遅かったため、後れて今ドタバタ支度しているところです。
私事ついでに、今年にはじまったことではないのですが、作業しているスペースの問題で、この上半期には打ちのめされるような場面にたびたび遭遇して、自分ではこれを「8時だよ全員集合的カタストロフィ」と名付けたくなります。
あの番組をご覧になられた方ならイメージしていただけるしょうか?番組前半のコントで天井からタライが落ちてきたり、梁が折れてぶつかったり、最後の落ちは家が崩れたりして♫テテレテッテケテッテ テッテケテテ テテテ〜♫とお決まりのメロディーで終わります。
これなんです。今年の干支の辰(竜)の彩色していて、塗ったものを乾かすのに並べて干していたら、その土台がいきなり崩れて落ちてこなごなになったり、狭いスペースで「火入れ」など大型の型抜き作業の動き結構慎重になるんですが、やっと抜きあがったところに棚上から木箱落ちてきて直撃されたり、型抜きした人形を窯スペースで自然乾燥させいたら、先日のゲリラ豪雨で横なぐりのシャワーが家の外壁を伝って窯スペースへ降ってきて乾燥しつつある人形が濡れてバリバリ全滅したり。。。ドリフのコントそっくりです。
そんなこんなで打ちのめされて、お世話になっているお店等にもお納めが遅れていて申し訳ないですが、こればっかりは行動で誠意を示す他ないので遅れても作ってお納めしたいです。
そんな中での「みぞろぎ人形展」。これ世間さまとの大切な接点のひとつとして参加させていただけるのはありがたい限り。ただ先日のドリフ豪雨でやられてしまったことあり、会期中に追加に追加みたいに出来上がったものを並べさせていただくようなことあるかもしれませんがよろしくお願いいたします。
現在制作中です。
会場は例年と同じ、東京駅丸の内北口前の「丸の内 丸善オアゾ」4Fのギャラリーです。自分の出品ついては追って具体的にお知らせいたします。
4月以降更新していませんでした。ご無沙汰しておりました。
さて地元の中学校時代の同窓生の人たちに、近所で工事があったならば、材料となる東京の土キープのため知らせてほしいとかねがねお願いしていまして、教えてくださる方々に感謝しています。
今朝もお知らせいただいて掘り出された土をいただいてきました。現在の隅田川の流れから直線で数十メートル離れていない地点です。
掘り出された土の山の中には胎土とは関係ないものも混ざっているので粘土層の片割れらしき部分だけ目視で取り分けていただいてきました。
昨晩まで雨に濡れて湿って粘り気があるので、このまま水簸(すいひ)にかければ作業もやりやすいと思います。
ひとりの作業でできる作業は劃られていますが、こうして材料をもらえるときにキープできればいくらか安心です。
思い込みと言われれば、それまでですが、腐っても東京の土で作っています、ということが作る矜持にもなっています。