goo blog サービス終了のお知らせ 

東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お知らせ「中野ひな市 2025」

2025-03-28 17:17:34 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 寒さ厳しい冬だと思っていたら、いつの間にか春めいた陽気。

恒例 信州中野のひな市。

今年も上記「全国土人形即売会」の枠に出品させていただきます。ただ、のっぴきならぬ事情で支度していたものすべてを完成させるに至らず、少しですが、オリンピックではないけれど、出品させていてだけることがありがたいことと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 


天日干し

2025-03-23 14:11:41 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 天気がよくて落ち着いているので洗濯日和というとけろですが、室内で干していた人形を天日干しにかけます。 

 室内から天日である程度乾燥していないと、天日による急激な乾燥からヒビ割れたりすることもあるので慎重に。はじめ簾を被せて間接的に日光を浴びせ、途中から簾をはずします。

 

 しっかり乾燥できたら窯入れです。


江戸前の土

2025-03-13 14:02:07 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 昨日の雨とうって代わり今日はよい天気で暖かく、待ちに待った屋外作業のできる日。沈殿サせていた水簸(すいひ)済みの泥しょうの上澄みの水を取り除き、沈殿していた泥を吸水鉢に移します。

 その前に吸水鉢で寝かせていた粘土を外に出します。この粘土こそが人形の材料となる江戸前の土です。各地の名産物の生まれたストーリーに違わず、今戸焼、今戸の土人形は荒川、隅田川の土があったからそれを材料として生業とする人々が現れたわけで、その根拠となった土を材料として作ることに意味がある。今戸人形の再現に東京の土、「江戸前の土」を使うことに意味がある。そう信じて作業しています。

 今吸水鉢に移した泥しょうは時間をかけて水分を除いて粘土になります。

 余談になりますが、「江戸前」という言葉。たしか今話題の大河ドラマ「べらぼう」にも登場する平賀源内さんが使いはじめた言葉ではなかったでしょうか?戯作「神霊矢口渡」の中ではなかったか?勘違いでなければ…。


やるなら今でしよ

2025-03-02 15:24:07 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

厳寒の中入みたいな春めいた陽気で2度ほど続いた水簸(すいひ)作業。明日から寒波が再び到来と聞いて、水簸やるなら今のうちでしよ、とばかり2回目で沈殿させておいた分の上澄み水を除いて篩(ふるい)にかけながら撹拌させた泥社しょうを流し込んでいます。

 

今流し込んでいる分が沈殿できたら、様子をみて給水鉢に移せたらと思います。かたずけをしていたら、ご近所付き合いしているさくら猫の黒ちゃんが傍で覗いてました。


小春日和

2025-02-27 14:28:48 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 

 日差しがあって温たか。この天気に水いじりの作業をやらない手はありません。先週の午後温かだったときやっておいた水簸(すいひ)作業の分がきれいに沈殿しているので、上澄みの水を除いて空いたスペースに新たに撹拌した泥を篩(ふるい)にかけながらに流し込みます。

バケツいっぱいにしたところへ蓋をして寝かせると沈殿し、上澄みを除いてまた同じ作業を繰り返していきます。

 


遅れ馳せなから干支の巳について。

2025-02-17 19:19:21 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 年明けから時間が経ちましたが、お知らせさせていただきます。

今年の干支の巳「三宝乗り巳」は年末の羽子板市で僅かですがならべていただきました。その後作り足していた分、いろいろな急行通過を待って塗り終えた数点づつですが、駒場のべにや民芸店、駒込の民芸しもと(標)さんにお渡しさしてきましたのでよろしかったらご覧ください。他のお店にも相談中ですが、様子により改めてお知らせします。

画像の「三宝乗り巳」ですが、3つのパーツを型抜きして合体させる作りで数多くできなかったのですが、お店にお持ちした分以外にご希望あれば、お時間いただきますが、お店をとおしてお伝えいただければ、と思います。

 べにやさんにはほんじつ、鞠猫やあぶ惣型招き猫貯金玉をお渡ししてきました。丸〆猫(昭和戦前風型、嘉永安政風型)、本丸〆猫、左招き猫(明治風)、ひねり鳩、なども若干数、近日中にお持ちしたいと思います。 


装束稲荷の招き狐

2025-02-06 04:42:28 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 

 

 

       

 明日は初午なんですね。昨日電話を受け、明日初午だけど授与用の招き狐はどうなっているか?ということなんです。暮にもう全然在庫がない、と聞いて、ちびちび型抜き、素焼きして貯めておいたのですが、寝冷えして風邪をぶり返したりで電話なしでは、タイミングを逃してしまうところでした。

 焼き貯めておいた分を昨日から突貫作業でヤスリがけから地塗り、彩色まで進んだところ。乾き次第、透明な袋に詰めていきます。

 朝のうちに無事王子の装束稲荷の奉賛会の方にお渡ししたいです。

お稲荷さまのお祭りである稲荷祭は初午のあと、二の午にも執り行われます。


干支の巳ほか

2024-12-18 06:37:05 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 遅れ馳せながら来年の干支の巳の拙作人形です。ひとまわり前の巳年に作った3種のうち2種に取り組み中ながら遅れています。とりあえず浅草羽子板市にご出店中の吉徳さんの露店に並べていただくべく3点だけですが急いで塗っています。おおかた構図や配色など12年前と変わりありませんが、微妙な変更があります。大同小異といったところです。

またいく年の干支の辰ですが作業場のの事情などあって進んでいませんが、まずは吉徳さんにならべていただこうと、有卦船ひとつと善玉悪玉ふたつ取り急ぎ塗りました。巳も辰もこれから進めたいと思います。


ィ川の玉乗り

2024-12-16 19:54:41 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 先日作業場場を整理していたら思いもかけずタイムカプセルのように出てきた猪の人形。前のその前の亥年に創作した「ィ川の玉乗り」。当時お手本にすべき猪の古い人形が見当たらなかったため、創作したもの。しかし昔の浅草に何かしら関連のあるネタで、と明治に浅草公園六区で流行っていた娘玉乗りの「江川一座」にひっっかけて「江川の玉乗り」→「ィ川(猪川)の玉乗り」とこじつけてみたもので、ひとりほくそ笑んでいたもの。この時期に見つかるというのが不思議。神さまが羽子板市に出しなさいというお導きなのではないか、と思い、明日吉徳さんにお願いしようと思います。

 さて、肝心の干支の巳(蛇)ですが、ひと回り前の三宝に乗った蛇と弁天さまとを準備中なのですが、羽子板市期間中にお持ちしたいですが、ちょっときにびしいか、うまく運べて数個お持ちできるかできないかというところ。やっているのですが。。。昨年の辰(龍)3種も途中まですすめてあるのですが。。。

まずはィ川の玉乗りについてお知らせしました。


このかた

2024-11-04 12:49:34 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 ひどくご無沙汰しています。実をいえばまた入院していました。そして先々週末に退院。病み上がりながらやりかけていた作業の続きを再開しているところです。入院まに窯詰めと素焼きしいたものを窯から出してやすりがけを済ませ、地塗りして彩色に入ります。

湯煎の景色ってこれまであまり人さまにのお目にかけていなかったかな?って感じで撮ってみました。

大きなホーロー製の洗面器をコンロにかけ、絵の具のツナギとなる膠や乳鉢に入った絵の具を溶かしています。この大きな洗面器、中国雑貨の店でみつけたもので、これかしこ20年近く使っています。