東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

湧き水

2010-07-25 20:15:54 | ご近所

2007_0101_000000p1010559 ここは、東十条駅の北口から赤羽方面に線路わきを進むこと数十メートルのところにある「荒澤不動」という小さな祠。

JRの線路はちょうど関東ローム層の台地の切れ目の真下に沿って走っているので、電車の車窓からも見えると思います。

以前は小さな池や滝のようなものもあったのですが、変わってしまっていますね。

祠の真下の池にはこんこんと水が湧いています。水に手を入れてみたら、痺れるというほどではないけれど、そこそこひゃっこい。2007_0101_000000p1010563 小さな鯉たちが羨ましいです。私も鯉になりたい。


みそはぎと蓮の花

2010-07-25 20:05:23 | ご近所

2007_0101_000000p1010567 連日の辛い暑さ、、。ブログへお越しくださっている皆様、暑中お見舞い申し上げます。

家の中でクーラーに当たっているのも気持ちいいのですが、それでけで時間を費やしてしまうのもむなしいし、仕事場で扇風機だけで、土いじりしているのも知らないうちに、体中汗びっしょりになってしまいます。

自転車に乗って風を切って走っていると体感的には楽です。そんな訳で、土いじりの合間に近くをまわりました。

赤羽西口、旧日光お成街道沿いの、昔「恭愛病院」のあったところ、小さな花壇があって水辺の植物がいっぱい。

大好きな「みそはぎ」に蓮の花。ただもううっとり、この脇に木陰でもあったら、一日中眺めていたい気分です。


今戸焼(28) 鉄絵の皿(蓬莱山?) (白井半七作)

2010-07-24 22:02:44 | 今戸焼(浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010573 裏にたて長の四角の中に「半七」という陶印があります。また、陶印の部分だけ象嵌のように違った色の土になっています。

いったい何代目の半七の作なのか、、?

焼成時に入ったと思われる亀裂が数か所、。作った当人として、満足のいく作であったのかどうか?

半七の代々について知りたいですが、教科書となるようなしっかりとした本が見当たりません。

絵柄としては、古代中国で東の海上にあったと言われていた「蓬莱山」なのでしょう。霊亀の甲羅の上に存在し、金や銀の堂宇が建っていて、仙人が住んでおり、不老不死の薬があるとか、しかし、実際に行った人はいないとか、、。ごくおめでたい絵ということになります。

今戸で活躍した最後の半七は7代目。8代目は関西に移住後に襲名した人。9代目が最後の半七。関西移住後の半七についてはまだよく知りませんけれど、関西の本場の茶人に評価され、趣向や工芸的な技巧に凝った人というイメージを持っているので、このように渋いというか、がさつな感じのするものを作ったのかどうか、、。

7代目の半七や6代目の作例というものはわずかですが見ているし、陶印も見てはいるのですが、この皿にある印とも違うような、、、。わかりません。


窯出し

2010-07-24 20:06:45 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010558 一回目の素焼きが終わってやっと冷めたので、窯出しをします。

この天気の中では暑くて辛いです。着ているものがあっという間にびしょ濡れになってしまいます。

残っている土人形の木地を早く焼きたいところですが、半端な量で焼くのも勿体ないので、今干しているものも加えて、窯いっぱいの嵩になってからはじめようと思います。

これらの土はすべて志茂の工事現場からもらってきた土で焼くと、赤みがかった色になります。

もっと下流の土だともっとみかん色になるんでしょうね。私は車の免許を持っていないので残念ですけど、本当の今戸土で作ってみたいです。しかし、この土、正真正銘の東京の土ではあるのです。


赤土山

2010-07-24 19:57:43 | ご近所

2007_0101_000000p1010565 仕事場を出て、少し気分転換。

ここは小学生の頃よく遠征していたところ。小学校の友達の間では「赤土山」の名前で通っていました。でも「八幡山」という人もいました。

公にはてっぺんに「若宮八幡神社」という祠がお祀りされているので「八幡山」でしょうか。祠のそばに大きな銀杏の木があるのは、昔ながらです。

昔に比べると木が鬱蒼とした気がします。以前はもっと禿げ山のようだったような、、。赤土の上を段ボールを敷いて滑って遊びました。山の裏側もすっかり木陰となって遊歩道までできています。子2007_0101_000000p1010564 供の頃この辺りにいくつも防空壕が残っていて、そこいらに怪しげな雑誌が散乱していたのを思いだします。

そういえば、当時あけびの蔓が茂っていて、春に若芽を摘んでおひたしにして三杯酢で食べました。

私の小学校の学区域だと「八幡山」といえば、ここなのですが、隣の赤羽小学校の学区域になると、赤羽の八幡神社を指しているんです。


猫さんも大変

2010-07-24 19:45:54 | おともだち

2007_0101_000000p1010568_2 土いじりの仕事場のそばの日陰でゴロンとしたしろちゃんの子供。お母さんのしろちゃんには一昨日会ったのですが、この子はいつもこの辺りにひとりでいます。

赤ちゃんのときにはそんなにでもなかったのですが、大きくなってから猫さん同志でも、ひどく控え目というか憶病な感じになってしまったようです。

私の部屋にも来ますが、いつもおどおどしています。

お母さんや兄弟も留守のようですが、猫さんたちにはこの暑さ、私たち以上に辛いことでしょう。夜中少しでも涼しくなってくれるといいです。


素焼き

2010-07-23 00:43:13 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010557 乾燥させていた土人形の木地を窯詰めして素焼きしています。思ったより嵩があって一度の窯では入りきれないので、何度かに分けての素焼きになりそうです。

十分乾燥させたつもりでも、水分が残っていると言われているので、500℃になるまでは水気を逃すために蓋を少し開けています。

実際この画像は570℃まで上がっていたのですぐ蓋をしました。最高800度まで上げ、一時間ならして終わりです。あとは自然に冷めるのを待ち、100℃以下に下がったら、蓋を開けます。

ただでさえ暑いこの時期、窯の近くは暑さ数倍。 東京より暑そうな中京や関西の窯場はさぞ大変なことでしょうね。あまり暑くて蚊が飛んできません。

 

 

 

 

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オアシス

2010-07-18 21:54:21 | ご近所

2007_0101_000000p1010556 新田から豊島に戻ってみつけた町内会の会館。

細い道に面して建っているのですが、こんもりとした木陰にあってちょっとしたオアシスのようです。

お稲荷さんの由緒の看板があって、明治の頃、京都の伏見稲荷から分祀してきたとか云々。今は豊島八丁目なので「豊八稲荷」というんだそうです。会館の名前が金文字なのも、今となってはレトロな感じがしますね。 私が小さい時分は金文字の看板も至るところにありましたが、、。


茄子色の家

2010-07-18 21:45:41 | ご近所

2007_0101_000000p1010555 新田橋を渡って、足立区新田へ。この辺りは再開発で半分くらいモダンなマンションが林立しています。ハートアイランドとかいう名前のようですね。そういう行き先のバスが走っています。

商店街は昔ながらという風情。しかし今日は閉まっていてガラーンとしていました。半分切ってしまったようなこの家。色に惹かれました。

茄子色のペンキのトタン張りの家。塗った当時から雨風を受けて、こういう微妙な色になったのかもしれません。

でも、この天気でこの色だと、熱がこもって暑いかもしれませんね。


何となく台南風?

2010-07-18 21:36:55 | ご近所

2007_0101_000000p1010553 豊島中央商店街にある「豊島湯」さん。ここの商店街もほとんど閉まっていて人影もない。 アーケードが、赤いビニール張りで統一されている中にドーンと一軒。何となく、昔訪れた台南の街中の雰囲気を思い出してしまいました。台南も暑かった、、。

中に入ったことがないので、どういうお風呂なのかまだ知りません。


Summertime

2010-07-18 21:29:47 | ご近所

2007_0101_000000p1010554 梅雨が明けた、との知らせ。晴々とした、という気持ちはありますが、この暑さ。土いじりも手につかず、どこかへ行きたい、と思っても、電車もどこも混んでいるような気がして、体の調子の悪い身の上では、出かける決心もつきません。

ママチャリで外へ出てみました。ここは北区豊島の隅田川の畔。下流から上流を撮ってみました。対岸は足立区新田。遠くに見える清掃工場の真下あたりが私の土いじりの仕事場がある辺り。

豊島や新田あたりの街並みを眺めてきたのですが、商店街も日曜日とあって閉まっているし、ガラーンとして歩く人も見えない。 この暑さとガラーンとした雰囲気で、自然とジャニス ジョップリンのあの歌が聞こえてくるようでした。けだるい午後、、、。


天日干し

2010-07-10 15:52:23 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010530 狭い仕事場の乾燥用の棚も作り溜めした土人形でいっぱい。

とりあえずからからに乾いたものは外で天日干しに、、。ずーっと雨だったのでできなかったので、今日は久しぶりです。

先日のゲリラ豪雨で近所で冠水した地域もあったようですが、うちの町内は無事でした。

そろそろ素焼きの窯詰めをしようと思います。

膠の使いづらいこの時期は、生地の乾燥にはうってつけなので、どんどん作っておかなければ、、、。


浮間風の七夕飾り

2010-07-07 19:43:30 | ご近所

2007_0101_000000p1010519先日、赤羽西の自然観察園へ久しぶりに行った折、真菰(まこも)が干してあり、近々七夕馬作りの教室があることを知りました。教室を見学に行くことはできなかったのですが、飾りを観に行ってきました。

巨大な精霊馬です。正しくは馬と牛なんでしょうが、、。ここの民家は浮間から移築したもの。そしてこの精霊馬も浮間の作り方のようです。東京といってもこの辺りは昔は北豊島郡だったそうですからローカルなところだったわけですね。

七夕とお盆は一連の行事だったようですね。お供えにそうめんがあるところなど、その名残でしょう。

お盆になると、スーパーなどで、今でも小さな精霊馬セットを売り出しますが、農家の手製のものは、こんなに大きいんですね。

東京でも中心部だと、昔は草市というのがあって、人形町の草市は有名だったようです。今から20年くらい前、人形町の花屋さんで、スーパーのとは違う、とても姿のよい精霊馬を売っていたのを思い出します。 2007_0101_000000p1010523 2007_0101_000000p1010526