こちらは愛猫家に購読層に向けて発行されている「猫とも新聞9月号」(8月22日発行)でとりあげてくださった「丸〆猫」についての記事(11面)です。大きく写っているのが拙作の昭和戦前型のもの。その下の左側の画像をご覧ください。わが家の十五夜さんも写っているのです。ありがたい。
そして十五夜さんの下に写っているのが天保3年に記された「玩具聚図」と題された当時の人形玩具の配色手本帳の1ページです。座り猫が描かれていますが、この配色、面描きは最後の今戸人形だった尾張屋・金澤春吉翁(明治元年~昭和19年)のお作りになった猫ものの人形と通じるものです。更に言うなら今戸人形の発生の手本となった京都の伏見人形の面描きにも通じるものであり、伏見~今戸へと受け継がれた伝統のひとつであったと考えられると思います。
「猫とも新聞」さんの偉いとおもうのは、丸〆猫を「まるしめのねこ」とルビを振っていること。その点「まるじめねこ」と読む人がいますが、「駒形」と「こまがた」、「鳥越」を「とりごえ」と読む人がいるように濁らないで読むのが東京です。
もひとつ感心したのは、他の多くのマスコミが裏付けなしにお手軽に某神社を招き猫の発祥の地と囃したてている昨今において、古い記録をもとに「浅草神社」(三社様)を発祥の地としてとりあげていらっしゃる見識の高さです。
他の多くのマスコミの世界の人も、ちゃんと調べて裏付けを取って文字にしてもらいたものです。
せっかくの機会なので「月刊・猫とも新聞」についてお伝えしておきましょう。
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