長らくご無沙汰していました。
情けないですが年明けから風邪ぎみで発熱を繰り返したりコロナでは?という不安があったり(PCR検索を受けて白だった)、そのあと確定申告のパニック、終わってから別の身体的不安があったりで落ち着いて作業できなかったのが事実です。
暖かくなってきたので水簸(すいひ)を再開しています。最後に水簸した昨年の分の土は成形型抜きでほとんどなくなりそうなので今後を考えて土づくりをしておく必要があります。
沈殿した泥しょう。昨年の分を掻き出して石膏吸水鉢に移してバケツを空にしています。
空にした沈殿用バケツへ第一バケツ(向かって右)から撹拌した泥しょうを篩(ふるい)にかけながら移しています。
沈殿バケツが満タンになるまで泥しょうを濾しながら移して溜めていきます。フタをして数日おくと沈殿と上澄みと分かれるので再度濾した泥しょうを注ぎ足していきます。
青いバケツは10年以上手をつけていなかった水簸済の土で、「加賀のお千代さん」ではありませんが蔦の蔓に巻かれて手をつけていなかった分です。
フタを開けるとかなり締まった感じ。石膏鉢移して水分を吸収させてから練って使えるようにします。
今年は7月に東京駒場のべにや民藝店さんで2年ぶりの作品展をやらせていただく方向になっているのでそのための支度でもあります。昨年末以来のまだお納め済んでいない皆様へもできるだけ早く、と思っています。おまたせしてすみません。