東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

型抜き作業

2023-04-14 14:08:33 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 よい天気。からっと晴れて泥いじり日和。
戸外相変わらず水簸(すいひ)の続きやっていますが夜には支度できた土で型抜きを再開していますどうも夜なってしまうんですよね。昼間天気いいと、お天道さまの下で光合成したくなり、チャリで出歩いてしまうんです。

 型抜きしたもは山ほどあるのですが、狭いスペースなので数種類ずつ回していきます。
昨年末までにたのまれていた未納分が優先で丸〆猫や干支兎優先になりますね。たくさん型抜きし始めて乾燥させて炉内がいっぱいになれば素焼きします。

もったいないので

2023-04-12 23:28:27 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 これ東京北区の産業振興課で編集 発行されている冊子です。「北区伝統工芸帖」というタイトルで北区伝統工芸保存会の会員の方々の手仕事の紹介がされています。主に毎年9月の最終土日に王子駅前の「北とぴあ」で開催されている「北区伝統工芸展」会場等で無料配布されているもので、何年かにいちど刷新されて発行されています。

 今私の手元にあるものは今度新しく発行されるであろう最新版ではないですがまだ新しいもの2種類です。もったいないのでうちにいただきましたが、もしお要り方いらっしゃいましたら差し上げます。ご一報いただければと思います。どうぞよろしく。

水簸と10年ものの泥しょう

2023-04-11 14:41:33 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 長らくご無沙汰していました。
情けないですが年明けから風邪ぎみで発熱を繰り返したりコロナでは?という不安があったり(PCR検索を受けて白だった)、そのあと確定申告のパニック、終わってから別の身体的不安があったりで落ち着いて作業できなかったのが事実です。
暖かくなってきたので水簸(すいひ)を再開しています。最後に水簸した昨年の分の土は成形型抜きでほとんどなくなりそうなので今後を考えて土づくりをしておく必要があります。
沈殿した泥しょう。昨年の分を掻き出して石膏吸水鉢に移してバケツを空にしています。

空にした沈殿用バケツへ第一バケツ(向かって右)から撹拌した泥しょうを篩(ふるい)にかけながら移しています。

沈殿バケツが満タンになるまで泥しょうを濾しながら移して溜めていきます。フタをして数日おくと沈殿と上澄みと分かれるので再度濾した泥しょうを注ぎ足していきます。

青いバケツは10年以上手をつけていなかった水簸済の土で、「加賀のお千代さん」ではありませんが蔦の蔓に巻かれて手をつけていなかった分です。
フタを開けるとかなり締まった感じ。石膏鉢移して水分を吸収させてから練って使えるようにします。
今年は7月に東京駒場のべにや民藝店さんで2年ぶりの作品展をやらせていただく方向になっているのでそのための支度でもあります。昨年末以来のまだお納め済んでいない皆様へもできるだけ早く、と思っています。おまたせしてすみません。