東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

春のお彼岸

2024-03-18 11:52:08 | 日々

 

 お彼岸2日目。江戸伝来の今戸人形生粋の最後の作者 尾張屋·金澤春吉翁 (明治元年〜昭和19年)の御墓所へお参りさせてもらいました。風が強かったですね。突風の中、自転車に負荷がかかって進みにくかったり、ペットボトルが路上に舞い上がったり、、。日差しは暖かく、寒くはありまでんでした。お掃除させてもらってからお線香をあげてお参りさせてもらいました。


お詫び

2023-12-18 23:37:07 | 日々

 昨日18日は羽子板市2日目。自宅で出来上がったものを追加出かけるつもりで作業していたのですが、1日目の帰路から体調不良で、それでも自己手あてしながら作業していましたが、明けて快方へ向かわずやむなく自宅で休養させていただきました。干支を含めてお持ちする予定だったのが申し訳ありません。担当者の方に連絡入れたところ、ご了承いただいた上、お客様で干支目的に再度来場くださった方のご希望でひとつキープしてほしい由。干支3種のどれか確認していただいてお渡しできるか、ということでした。
 手元には羽子板市向けにすすめていた若干のものがあり、時期を逃したものは他へ廻すか思案中ですが、吉徳さんの露店にお話されたお客様のご要望があれば、そちらへお廻ししてから他へ、と考えています。
 皆様にはご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。

浅草観音 納めの歳の市 羽子板市 2023

2023-12-15 21:38:21 | 日々

 例年のように今年も浅草寺境内で羽子板市が12月17·18·19日の3日間開催されます。
「人形は顔がいのち」浅草橋の江戸から続く東京最古の人形屋さんである吉徳さんのご出店の露店で拙作の土人形も置いていただくことができてこの上ない喜びです。
 先だって今日吉徳さんへ出来上がった人形をお渡しに出かけてきました。
手がけている人形の全てではないので予め、お渡しした分の種類についてお知らせいたします。
 ●丸〆猫(昭和戦前風 朱色·群青)
●丸〆猫(嘉永安政風 緑·紫土風)
●丸〆小判猫
本日お渡ししたものは以上です。
また追加があればお知らせします。干支のものには取り組んでいますがお渡しできる段階でお知らせしますのでご了承ください。


日本民藝館展 2023

2023-12-07 10:57:45 | 日々

 本日東京駒場日本民藝館にて講評会や入選者対象の内覧会があるようですが、通院のため参加はできません。先立ってべにや民藝店さんから、このたびの私の出展についての結果をお知らせいただいたのでお知らせいたします。
 この秋、入院手術を挟んだので、出品は計9点。
①座猫
②提灯持ち狐
③福助とお福
④装束稲荷の招き狐
⑤煙草呑み達磨
⑥都鳥
⑦丸〆猫(昭和戦前風)
⑧善玉悪玉
⑨珠取海女
で、結果として選外はなく、善玉悪玉、珠取海女の2点は準入選。
それ以外の7点は入選しました。
ありがとうございます。
※内覧会に参加していなかったため、作品が展示されている様子を撮影できていません。
会期中に会場へ足を運ぶことができれば、撮影の上、アップできたら、と思います。

搬入への道中(丸の内 丸善オアゾ)

2023-09-09 16:13:21 | 日々

 来週9月13日(水)から19日(火)まで恒例の「みそろぎ人形展」が丸の内 丸善オアゾ内4階ギャラリーで開催されます。前日に会場への搬入作業が常なんですが、このたびは訳あってひとり前倒しで搬入させてもらいます。今回はチャリで運びました。
 その道中での景色をシェアさせていただきます。

王子稲荷神社。関八州の稲荷さんの総元締めとも。

落語「王子の狐」に出てくる王子 扇屋の玉子焼き。

扇屋、海老屋など料亭が並んでいた音無川(石神井川)の渓谷あと。飛鳥山と王子神社(王子権現)との間の谷間。

飛鳥山横から専用軌道から明治通りへ入る都電荒川線。

滝野川から元 藍染川(谷田川)沿いに南下。田端不動尊。

谷中 よみせ通り(右に延命地蔵尊。)

谷中のへび道(くねくねした藍染川の流れのあと。昔ホタルが飛んでたとか染物屋さんが布を濯いでいた、、とか。)



池之端、根津の家々。

不忍池。

黒門小学校。(伝七捕物帳の黒門町)関東大震災後、復興小学校として建設され昭和5年に竣工された校舎で耐震性を考えられて建てられた強靭なコンクリート建築で東京大空襲で壊れずにいたという。

黒門町のレンが造りのお蔵。

下から見上げる明神さま(神田明神)。明神下といえば銭形平次。

神田川 昌平橋から御茶ノ水方向の眺め。


神田の町角の神様。

日本橋川 鎌倉橋の上。川向うは大手町。

目指す丸の内丸善オアゾ 永代通り口に到着。

一階のホール。

ホールの床のマンホールの蓋。バカボン模様がかっこいい♥

こうして4階のギャラリーへ作品を搬入してきました。
お時間あったら「みそろぎ人形展」お寄りいただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
 


お参り

2023-08-28 19:51:16 | 日々

 お彼岸までひと月近くあるのですが、前倒しでお参りさせていただくお許しを尾張屋さんからいただいて、お参りさせてもらいました。気温も高く、お寺さんのワンちゃんも室内で過ごしているとのこと。いつもお供え用の花を用意する金美館通りの花屋さんが閉まっていたので千束通りを捜したら何軒もあるので驚きました。

 この暑さの中、お寺さんの井戸水が冷っこくて気持ちよかったです。池にバイカモが見えました。まずはお参りさせていただき春吉翁や武佑さんご夫婦にご挨拶できて安堵しました。

御命日

2023-03-02 05:59:51 | 日々

 江戸から続いた生粋の今戸人形師の最後であった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御命日は2月29日で、うるう年にしかまわってきませんがその前後にお参りに伺います。今年は体調のこともあり、昨日3月1日にお参りに行ってきました。墓所に着いたところ真新しいお花がお供えしてあり、よくよく墓石を読んでみたら春吉翁のお孫さんの武佑さんの奥様の御命日が今日でした。ご生前お世話になりました。自前のお花とシキミ、既に美しく献花されているのにお邪魔なような気もしたのですが割り込ませていただき、お線香をお供えしてきました。

 帰路の山谷堀の暗渠沿い材木屋さんが結構あって、昔だったら水面に映っていたのだろうなと空想しました。

 千束から金美館通りで下谷に戻小野照崎神社の前を通り過ぎると、錺職の江戸光さんの家が無くなっていました。暮れの浅草羽子板市への往復ではまだあったように思うのですが。ご本業の傍ら江戸東京の郷土玩具の再現に尽力された方だと聞いています。王子の紙からくりとか中古で求めたものが家にあります。また現在今戸のS家で作られている河童の火入れの原型を戦後この方が起こしたという話も。景色が変わっていくのもあったものがなくなるのは寂しいです。

 根岸のハイカラな感じの長屋。

本年もよろしくお願いいたします。

2023-01-01 15:27:56 | 日々


 昨年はいろいろお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
いきなり世俗な話ですが、昨夜大晦日のこと。王子装束稲荷前の「くらしの器 王子ヤマワ」さんへできた狐やビリケンさんをお持ちしました。
神社のお札所が開いており、関係者のテントもあって気が付かなかったのですが、黄色い提灯の鈴なりもなく、結局「狐の行列」は中止だったようですが一般の参拝のために奉賛会の方々は詰所にいらっしゃったということです。


お納めが済んだのが七時過ぎ。作るので精一杯だったので、年越しのもの何も支度しておらず、、お餅はおなじみの飲み屋さんの女将さんからいただいていたものの、、、。そばはスーパーで乾麺のおいしいのがあるし、問題は天ぷら。お惣菜やさんとかスーパーのはあんまり、、。
 赤羽で結構クオリティーの高い天麩羅屋さんがあるんですが、大晦日だと飛び込みは無理。王子、東十条あたりにないか地元のひとに尋ねたのですが、飛鳥寿司のとなりの店、そういえばあったな、、といってみたのですが、やっていない。
じゃあ隣の飛鳥寿司で、、、と飲んでつまんで帰ろうとしたら銀だこが開いていたのでたこ焼きでちょっと飲んで、赤羽のチェーンの天やがやってないかと覗きに行ったらシャッターが降りていて、、、、その並びの寿という日本蕎麦屋、ぎりぎりラストオーダーだというので飛び込んで天ざるの大盛を頼んで数時間早い年越し蕎麦としました。

 静まりかえった町並みの中に見慣れぬネオン。新しいサロンとかキャバレーでもできたのか?と気になって寄ってみたら町内会の自治会館でした。不思議な総装飾。
 家に戻ってうとうとしていたら、10時過ぎで、慌てて銭湯へ行きました。もう紅白とか家族でだんらんの時間のためか、混んでおらず、大きな湯舟、いろいろな湯質にゆっくり浸かって、それこそ一年の疲れをじんわり出して久しぶりのんびりできました。
 家に帰ったらもう眠くて立っていられないので、すぐ床にはいって熟睡しました。
 
 人形の話に戻ると、画像の干支の兎は一回り前の卯年に撮ったものなのですが、暮れに出したものを変わらないので使いました。心のこりはまだまだ型にすべき兎は古い今戸人形にはあるのでひとつでも出したかった。忙しすぎて手が届かなかったことです。際が過ぎてからでもやってみようか思案してます、年を越してもまだ山積しているものもありますが、今年は夏に二年ぶりのことがありそうです。それと秋と暮れの出品と羽子板市は自分としては大事にしなければなりません。そのためにも、集中すべき出品にダブルブッキングするものは憚りながら辞退させていただかなければと考えています。

秋のお彼岸

2022-09-21 17:50:07 | 日々

 お彼岸の2日目。昨日は「みそろぎ人形展」の最終日で搬出作業があったので、今朝尾張屋春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御墓所のある今戸まで出かけてきました。天気予報では明日以降は天気が崩れるということでしたが、今日に限っては雨も降らず、自転車で移動できました。お墓をきれいに拭いてからシキミとお花をお供えして線香を手向けてお参りさせてもらいました。

お知らせ(みそろぎ人形展)丸の内丸善本店オアゾ内 4Fギャラリー

2022-08-27 22:46:08 | 日々

 毎年お世話になっています「みそろぎ人形展」についてのお知らせです。今年も開催ということで現在家で支度しています。主催者の方からのお話では、例年くらいのブースに展示させてくださるということでありがとうございます。
 会期前日の搬入で無事人形を並べ終わるまではホッとできない中、本日印刷されたハガキをいただいたので早速お知らせさせていただきます。

 昨年は前日搬入の時点で頂いたスペースに対してうすらさびしい盛り付けで幕を明け、会期中に少しずつ作品を追加していたというご迷惑をおかけしました。毎年の開催に出させていただいているので、ひとつでもこの場に新登場のものを、、、と思っていますが間に合わせたいものです。
 毎年、丸善さんで値札を印刷していただく都合で出品リストを先に提出するのですが、私の場合気持ちとして少しでもたくさん並んで欲しいという気持ちから出品リスト=出品希望リストとして提出していますので、頑張ったのに途中で脱落してしまった人形とかぎりぎりセーフに至らなかったというケースもあり、申し訳にもなりませんけれど、蓋を開けたら並んでいなかった、ということがないようにできれば、と思います。昨年のみそろぎ展以降にできた人形で丸善でははじめてというものは若干含まれますが、まったくのはじめてのものも並べることができれば、、、、。
 また近くになったら追ってお知らせします。
9月14日(水)〜9月20日(火)9:00〜21:00 (最終日は15:00終了)
よろしくお願いいたします。

「館長のグットトイカフェ」(東京おもちゃ美術館)

2022-03-12 17:00:23 | 日々
 
 
 
暮れに学芸員さんからご連絡いただき、館内で、館長さんの多田さんと人形作りや今戸焼や今戸人形についてのトークと型抜き、彩色の実演をやれないかとのお問い合わせがあり、昨日四谷のおもちゃ美術館館へ出かけてきました。昔小学校だった建物を再利用した施設なのですね。
 着いて入口で案内を待っている間、給食の台車がガラガラ現れてカレースープのソフトめんと牛乳とミカンのとか揚げパンの給食にこれからあやかるような気分になりました。
 
  参加は館のボランティアさんの方々対象でした。多田さんに聞いた話では館は以前,中野の新井薬師近くにあったということですが、家に帰って一晩あとに、そういえばそんなところに昔入館したような気がしたような記憶が蘇ってきました。
 
 生来の話下手ですが、館長さんのエスコートで乗り切れたたかな?
 
 後は土いじりと彩色のサワリをキューピー3分クッキングというか、平野レミさんのようなのりで、、。
 
 湯煎にかける為のコンロだの手を洗う為のバケツに手拭きなど至れり尽くせり手助けいただきました。その後質疑応答。いろいろお世話になりました。
 そして記念写真。
 画像は全て学芸員さんからご提供いただきました。こうやってみるとまたしても油断してリバウンドしてパンパンになったおのが姿に筑波山のガマの油状態(・・;)。それと、歳とったな〜。昔から父そっくりとかコピーとか言われてきたけど、いましみじみ、、、。それと父は集合写真なんかで必ずド真ん中に陣取って写る人だったを思い出しました。
すべて片付けて外に出たところ。新宿でも駅近くとは違って閑静で豊かな雰囲気。静かでゆっくり一杯できる店とかありそう。今はパニックで余裕ないけれど落ち着いたら探検してみたいエリア。
 館のみなさん、参加者のみなさんありがとうございました。

お参り

2022-02-28 15:52:26 | 日々
 
 
 江戸以来の生粋の今戸人形の最後の作者だった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のご命日は2月29日なので閏年にしか暦にあらわれませんが、28日にお参りさせていただいています。昨年もそうだったと思い出していますが、今日も良い天気でした。昼過ぎに今戸に到着しましたが、上着が要らないほどの春めいた陽気でした。
 お供えの花は途中で用意していきましたが、既にお供えされた花があり、あまり傷んでいなかったので花束の切り口と花挿しを洗って水を取り替えた上、キツキツで申し訳ないですが、お持ちした花もわりこませていただきました。春吉翁のお残しになられた人形を手本に作ることを尾張屋さんからお許しいただいたことに感謝しつつ、まだ手掛けていない種類の人形にもゆくゆく挑戦できますようお願いしつつお参りさせていただきました。

お知らせ 「雛の会」(仙台 光原社)

2022-02-04 01:11:45 | 日々

 明日 2月4日から3月3日まで、仙台市一番町の「光原社」さんで毎年恒例の催事「雛の会」が開かれます。拙作の「一文雛」をお送りしましたのですが、明日の開場一番に間に合うかわかりませんが、明日中には届く予定ではあります。また、「ひねり鳩」も頼まれていますので仕上げ次第お送りする予定です。
 拙作については例年に比べ種類をだせませんが、まずはお知らせまで。

 <strong>光原社さんのサイトへ→

北区伝統工芸展 2021 (ウェブ開催)

2021-12-14 09:38:32 | 日々
 
 北区伝統工芸展。昨年は北とぴあでの開催はコロナ感染予防のため、中止になったそうですね。今年は会場での開催のかわりにウェブ開催の形で開催されるということで、明日12月15日から公開されるとのこと。
 例年のような形の会場での開催では開催前々回?以来個人的な自粛により出展を遠慮していましたが、今回は会場開催ではないので自粛する理由がなく、出展ということとなりました。

 自分のサイトへの直接のリンクを貼りたいところですが、明日にならないとURLもわかりませんので、今はこうした開催があることをのみお知らせいたします。
 会場での開催への参加は上記の事情と合わせ、実質人形関係の催事への出展や制作で時期的には厳しくなっているので、こうしたウェブ開催で出られることはむしろ幸いです。
画像や動画があります。
 お時間あったらご覧にいらしてください。

お彼岸

2021-09-25 21:46:48 | 日々

 昨日9月24日、お彼岸で今戸の尾張屋さんのご墓所へお参りに行ってきましたきました。
 本来なら入りの日にお参りさせていただくところですが、今回は、みそろぎ人形展へのついか搬入作業のため、中日過ぎてのお参りになってしまいました。いつものごとく、じたくから自転車での往復でしたが、一度秋めいていた天気がまた暑さがもどり、かなり照りました。雨や雪降りに比べればお参りには恵まれました。
 お寺さんに新たなワンちゃんがいらしたみたいですが、今回はお目にかかることはできませんでした。
 お掃除してお花と線香をお供えして手を合わせ、失礼しました。