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♪♪♪ Und der Haifisch hat die Zaehne
Und die traegt er im Gesicht ♪♪♪
今夜身内からTELがあり、拙作の丸〆猫(昭和戦前型)がCMで放映されているのを観たとの由。エーっ!!!ままよ、そういえば確か退院して間もない8月だったかに酒造会社の人から電話があり、「拙作の招き猫を宣伝で使わせていただきたい、招き猫は某美術館所蔵のものを使わせてもらいたい」という内容で「うちの招き猫をどんどん宣伝してください、、。」とお答えしたことがあったのを思い出しました。本当に使ってくださったんだ、とありがたく感謝しています。you tubeにもアップされているということなので早速アクセスしてみました。30秒篇と15秒篇とふたつのバージョンがありそのどちらにも拙作の丸〆猫が登場しているのもうれしいですし、数ある招き猫の中から拙作のを選んでくださったということに感激です。BGMにクルト・ヴァイルの「三文オペラ」の「モリタート」が流れているのもうれしいです。
実際のTVでの放映はまだ観ていないんですが、世間さまからより広く知っていただけるきっかけになったらうれしいです。
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♪時間よ止まれ~♪という矢沢永吉さんの楽曲がありましたが、今現在とにかく時間が止まって欲しいという心境です。もう12月になっちゃうの?早過ぎという感じです。やることがいっぱいあるのに手が追いつかないのがもどかしい。
普通干支の飾りや人形置物を作る家だったら早いところで9月下旬から10月には出荷しているのが、この時期に素焼きしているというのが我が家の常。でもどうしても他のものとの兼ね合いでこうなってしまうんですよね。せめて11月中に干支の一部を素焼きまでできているというだけましかもしれません。
100℃以下にまで炉内が冷めたのを確認してから種類に分けながら取り出します。
素焼きできている干支の申(申)は現状では「御幣猿」の「左手持ち」と今回起こした「右手持ち」の2種類。伝世している「市川梅次郎」作(昭和4年頃まで今戸町内で作っていたという)または「人形屋勇次郎」作の(梅次郎の師匠で明治の末頃まで今戸町内の林檎畑というところで作っていたという)御幣猿は左手持ちが圧倒的に多いですが、中には右手持ちのもあり、古い彩色(群青の袖なし)ので同じサイズで左右揃っているものもあるので実際対として飾ったこともあったのだろうかと思われますが、必ずしもシンメトリーに対にして飾ったとも言えないくらい左手持ちが圧倒的に多いので単体でもよかったのかな?とも思います。有坂与太郎の著作によれば、柴又帝釈天の門前で「はじき猿」や「木彫りの猿」なんかと一緒に売られていたものらしいです。干支に向けて他にも遺跡からのお手本にしたものをやりかけています。それと出来心でぴいぴいの型もやっと起こして抜き出しはじめていますが、際に間に合うかどうか、、、。
この時期毎度のことながらどたばたします。現在最優先なのが浅草の被官さま(被官稲荷さま)へお納めすべき鉄砲狐。
この夏、生まれてはじめて入院したということもあり型抜き成型の作業の出だしが遅れたものの、一回目にお納めすべき数の素焼きは終わっているので彩色して荷造りしてお納めするというところです、昔だと奉納用の狐の素焼きの人形をやすりがけして表面の地肌を整えるということはしていなかったんじゃないかと思うんですが、やっぱり少しでもがざがざな肌を押さえて仕上げたいという思いでサンドペーパーをかけて、濡れ雑巾で拭ってから胡粉の下地塗りをします。
これって結構鼻毛がのびます。あとだんだん寒くなったり空気の湿度が少なくなると肌がかさかさになりますね。
同時進行で水簸して水気を抜いた粘土をブリッジにして更に水気を飛ばしています。
最優先は鉄砲狐の仕上げなんですが、そのあとに続く干支の準備や羽子板市向けの準備も裏で進めてはいます。新年の干支である申(猿)なんですけれど今回の場合、今戸焼の古典的な人形の中には種類が多すぎるくらい多いので無理な創作をする必要はない反面、種類がありすぎて全部手がけるのは無理そうです。現在のところ前回の申年に出した「御幣猿」(オリジナルは昭和4年頃亡くなったという市川梅次郎という今戸人形の作者、或いはその師匠だといわれる「人形屋勇次郎」という作者によるもの)の型があり、実際の伝世品には「左手持ち」のが圧倒的に多いんですが「右手持ち」も残っているんです。そこで今までの「左手持ち」に加えて「右手持ち」の型も準備して抜いています。他に遺跡から出土している猿を2種原型起こしにかかっています。他に最後の生粋の今戸焼の人形師であった尾張屋・金沢春吉翁(明治元年~昭和19年)のお作りになっていた猿があり、それもやってみたいですが間に合うかどうか、、。遺跡からのものには面白いのがたくさんあるんですが、、。
思いばかり先走ってしまいひとりでの作業ペースがもどかしくもあり、鼻毛がのびる今日この頃です。
「絵手紙」という言葉がありますがこれは「絵はがき」そのもの。既製品ではなくてわざわざ描いて送ってくださったものです。
差出人は4月の民芸協会での「今戸人形」の話をメモしてくださった方。そのメモもこのブログ上で紹介させてもらいました。
7月の青山の「べにや民芸店」さんでの作品展にもお越しくださり、また9月の王子の「北とぴあ」での「北区伝統工芸展」にもご来場いただき、うちのブースで型抜き体験をされ、素焼きできたものをお送りして、それをスケッチしてくださったというわけです。
「描いてくださる」ということは「しっかりモノを観てくださっている」ということですから、すごくうれしいことです。「見る」のと「観る」のと「描く」のとモノへの意識の深さは違うと思うんです。 ちょっと屁理屈っぽくなってしまいますが、あくまで一般論なんですが「知っている」とか「持っている」とかの状況で実際それをどれだけ深く観ているかというと対象への意識の深さって違ってきますよね。逆にいうと「持っている」「所有している」からその対象を観る意識が深いとは限らない。
そう考えると、例えば「顔見知り」だとか「好きなモノ」だとか「自慢のコレクション」とかいろいろありますが、あれこれ言うことはできても諳んじて描くことができるというのは案外稀有なことだと思います。自分自身への反省を含めて、必要のないものもあるけれど、よく観るためには観察して描くというのは大切なことだなと改めて思いました。
11月に入りました。時間の過ぎ方に加速度がついているかのように感じられませんか。ここのところいろいろなことで手いっぱいでゆっくりのんびりという気分に浸ることができないといった感じなのですが、自転車での移動中だとか歩いている足元の草花や葉っぱに気持ちが和まされるということがあります。画像は昨年の秋に駒込の山野草を扱っている小さな店で衝動買いしてしまった「清澄菊」という花で、千葉県の安房の清澄山にちなむものなのだそうです。日蓮上人ゆかりの清澄山ですね。昨年買った折には梅仁丹(昔子供の頃なぜか流行りました。)をいぶした赤銅色みたいな小さな珠状のつぼみがびっしりついていて不思議な雰囲気ですが、開花するとこのように可愛らしい小さな花になります。
我が家は家々の密集した路地にあり、夏場にはお天道様の角度が直角に近く路地に陽のさす時間も比較的長いのですが、秋冬となるとほとんど谷底のように陽が当たらないので、ちょっと気の毒なんですが、それでもこうやって花を開いてくれるのが愛おしく感じられます。夏場は2階の物干しは陽が強すぎて水遣りしてもすぐにカラカラになってしまうので路地に避難させていた鉢植えが少なくありませんが、そろそろまた2階に運んであげようか、と思いつつ、つい目先の忙しさに気持ちが行ってしまいがちです。大好きなふじばかまも日向のは小さなつぼみがついてますが、日陰だとつきにくいようです。
朝夕にはさすが肌寒くなってきて十五夜さんが私の掛け布団の中に入りたがってくるほどです。水簸の作業もこれから厳しくなっていきそうです。今は三社様境内の被官(稲荷)様の鉄砲狐を急いでいるところです。