東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

羽子板市 2024 (2日目)

2024-12-18 12:24:40 | 日々

 

 昨夜仕上げた人形を携え、自転車で浅草へ。吉徳さんの露店でお渡ししてきました。羽子板市は明日までです。

 


干支の巳ほか

2024-12-18 06:37:05 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 遅れ馳せながら来年の干支の巳の拙作人形です。ひとまわり前の巳年に作った3種のうち2種に取り組み中ながら遅れています。とりあえず浅草羽子板市にご出店中の吉徳さんの露店に並べていただくべく3点だけですが急いで塗っています。おおかた構図や配色など12年前と変わりありませんが、微妙な変更があります。大同小異といったところです。

またいく年の干支の辰ですが作業場のの事情などあって進んでいませんが、まずは吉徳さんにならべていただこうと、有卦船ひとつと善玉悪玉ふたつ取り急ぎ塗りました。巳も辰もこれから進めたいと思います。


羽子板市 2024(1日目)

2024-12-17 21:19:11 | 日々

 一昨日お持ちできなかった人形を浅草の観音様境内で開催中の羽子板市の吉徳さんご出店の露店へ自転車で直接搬入させていただきます。

吉徳資料室で学芸を担当されていた林直輝さんが接客されています。

 「もう売れちゃったのありますよ」とお知らせいただきましたが、どれだったおたずねするの忘れました。ひねり鳩の類いかな?

何にまして毎度うれしくありがたいのは、ここ観音様の境内で今戸人形が鬻がれてきた歴史があって、その場で拙作の昔の今戸を目指したものを並べていただけること。

最後の生粋の今戸人形師だった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)と親交のあられた吉徳さんに並べていただいているなんて感無量量です。ありがとうございます。

明日また仕上がったものを運ばさせていただこうと思います。


ィ川の玉乗り

2024-12-16 19:54:41 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 先日作業場場を整理していたら思いもかけずタイムカプセルのように出てきた猪の人形。前のその前の亥年に創作した「ィ川の玉乗り」。当時お手本にすべき猪の古い人形が見当たらなかったため、創作したもの。しかし昔の浅草に何かしら関連のあるネタで、と明治に浅草公園六区で流行っていた娘玉乗りの「江川一座」にひっっかけて「江川の玉乗り」→「ィ川(猪川)の玉乗り」とこじつけてみたもので、ひとりほくそ笑んでいたもの。この時期に見つかるというのが不思議。神さまが羽子板市に出しなさいというお導きなのではないか、と思い、明日吉徳さんにお願いしようと思います。

 さて、肝心の干支の巳(蛇)ですが、ひと回り前の三宝に乗った蛇と弁天さまとを準備中なのですが、羽子板市期間中にお持ちしたいですが、ちょっときにびしいか、うまく運べて数個お持ちできるかできないかというところ。やっているのですが。。。昨年の辰(龍)3種も途中まですすめてあるのですが。。。

まずはィ川の玉乗りについてお知らせしました。


浅草 納めの観音 羽子板市 2024

2024-12-16 13:14:42 | 日々

師走ももう半ば、羽子板市がまもなく開催されます。例年とおり12月17日18日19日の3日間。浅草の観音様の境内においてでです。

 いつもお世話になっている浅草橋の江戸東京きってのお人形の老舗「人形は顔がいのち」の吉徳さんがご出店される露店で拙作の土人形もならべていただきます。昨日浅草橋まで人形を渡しにいってきました。画像の雷門はその帰り道での様子。日曜日ということもあり海外からのお客さんで賑わっていました。 

毎度のように羽子板市の絵ビラの貼られている観音通りへ行って写真に撮ました。

 観音通りのお煎餅やさんのショウウィンドウ。

拙作の招き猫の火入れを飾ってくださっています。

 昨日浅草橋まで人形をお運びそしましたが、明日あさっても出来上がった人形を観音様境内の吉徳さんの露店まで運ばさせていただこうと思います。


窯出し·その他

2024-12-12 23:52:33 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 


窯入れ·素焼き

2024-12-11 17:24:14 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

間に合えばいいのだけれど。。。いや間に合わせたい。3日間のうちに。。


日本民藝館展 2024 より

2024-12-07 21:03:00 | 今戸人形(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 いよいよ日本民藝館展が開催されますので、今回べにや民藝店さんにお願いして出品していただき、選に入れていただいた拙作の画像をご覧いただこうと思います。画像はすべて表彰式講評会が行われた際にべにやさんに撮影していただいたものです。ありがとうございます。                                                              準備中に入院したりでどうなるか心配していましたが、何と出品した11点すべて選に入れていただき欣喜雀躍です。

丸〆猫(昭和戦前風型)

餅つき兎(座)

朱鍾馗

口入狐

みみずく(宝珠)

呑み河童

招き狐(台乗り)

丸〆小判猫

鳩笛(鎹山)

裃雛(小)

以上です。ありがとうございました。

 

 

 


日本民藝館展 2024

2024-12-03 00:28:53 | 日々

 前回のアップからかなりの時間が経ってしまいました。                                           実を言いますと10月半ばよりまた入院してしまいまして今年も民藝館展に出品させてもらいたく、支度の半ばで入院となったので、病室の中で困ったやら、悔しいやら、焦るやらでしたが、10月下旬に退院できて、入院前に素焼きまで進んでいたものを大急ぎで彩色して毎度お世話になっておりますべにや民芸店さんに出品手続きをお願いした次第です。

一昨日べにやさんから連絡をいただいて、出品したものすべて選に入れてもらえたとのことでした。ありがたい。うれしいです。

 聞いた話なのですが、民藝館展へ出品される方々のはなしで、「出品することは(自分の仕事の)健康診断みたいなものだ」という捉え方があるのだそうで、そのことばを借りて、自分の作ったものが今回健康であってよかったと思います。自分のからだは病み上がりなんですけれど。。

 さて自分の出品おねがいした作品なのですが思い出しながら、、、、、(退院後急いで夢中になって塗り、べにやさんにお願いしたので)

①裃雛(小) ②餅つき兎 ③呑み河童 ④招き狐(台つき) ⑤狸 ⑥口入狐 ⑦鳩笛 ⑧朱鍾馗 ⑨丸〆猫(昭和戦前風 朱) ➉丸〆小判猫 だったかな???

 明日民藝館で表彰式や講評会があるそうなのですが出席の予約者限定なのだそうで、べにやさんに拙作の展示風景の画像撮影をお願いしました。

 まずは返す返すうれしいです。ありがとうございます。

 

 

 


このかた

2024-11-04 12:49:34 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 ひどくご無沙汰しています。実をいえばまた入院していました。そして先々週末に退院。病み上がりながらやりかけていた作業の続きを再開しているところです。入院まに窯詰めと素焼きしいたものを窯から出してやすりがけを済ませ、地塗りして彩色に入ります。

湯煎の景色ってこれまであまり人さまにのお目にかけていなかったかな?って感じで撮ってみました。

大きなホーロー製の洗面器をコンロにかけ、絵の具のツナギとなる膠や乳鉢に入った絵の具を溶かしています。この大きな洗面器、中国雑貨の店でみつけたもので、これかしこ20年近く使っています。

 

 


秋のお彼岸 お参り

2024-09-23 18:57:39 | 街角

 秋のお彼岸。入りの日は用事で親戚を訪ねていたので家におらず、2日目が天気がくずれて、今日3日目に自転車で今戸へお参りに出かけました。

今戸人形の江戸以来の伝統を引いて製作されていらっしゃった最後の生粋の今戸人形師だった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御墓所です。

 いつもお墓をお掃除させていただいてからお花やお線香をお供えしていますが、今日は既にご家族の方々のお参りされた後のようで、きれいなっていてお供えされた花もまだいきいきとしていたので、水だけ替えさせてもらい、持参した花やシキミも一緒にお供えさせてもらい、お線香をあげさせていただきました。春吉翁の作品をはじめ昔の今戸人形をお手本にしながらうまくできることお導きくださいますよう。。。

 一昨日あたりからか天気が楽になりました。涼しい風が吹いてお参りの往復が楽でした。帰り、千束町の軽食屋さんに寄ってもんじゃとかき氷をたべてきました。値段といい味わいといい、近頃の高級食材を使って値段も高級なもんじゃとは明らかに違ったチープで気さくな感じの味。宇治小倉ミルク+アイスのかき氷は氷の山の上にもかき氷の下にもずっしりのあずき。自家で煮た食感。街なか、繁華街の店だったらこの値段でこのずっしり感は期待できないのでは??と思いました。

 これから例年の製作の流れと同時に昨年来滞ってご迷惑をおかけしているものも作り上げてお渡しする責任を感じています。


追加搬入(5日目)

2024-09-01 16:02:01 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 会期5日目。残すところ残り2日。遅れ馳せながら追加の人形を運び込みました。2種類。

 ひとつは「座猫(大)」昨年の日本民藝館展で選に入れていただき、雑誌「民藝」の民藝館展特集のグラビア画像に採り上げていただいたのと同じ手です。

 昔の今戸人形には大小さまざまな座猫が作られていて、前垂れを描いたもののほか、このように草花た吉祥柄を描き込んだものもあり、当時庶民の手には届かない高価な「御殿玩具」の影響下に生まれたタイプではなかったか、という声も聞きます。

 もうひとつは「朱鍾馗」。最後の生粋の今戸人形師だった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のお作りになられた人形を手本に起こしたものです。全体が朱色(赤)がかった色調で、「赤物」と呼ばれる人形や玩具のひとつと言えます。昔、医療の発達していなかった時代には病は想像以上に恐ろしい存在だったはずで、瘡(疱瘡)は薬もなく呪いで対処する他ありませんでした。

 疱瘡神の仕業であり、疱瘡神は赤い色を好むと信じられていたので「赤絵」と言われる赤系統の顔料染料を主に印刷された絵(鯛、だるま、みみずく、鍾馗様などを描かれた)や赤い人形、玩具を子供に与えれば、疱瘡は赤い絵や人形玩具に引きつけられ、子供が守らられる、という切実な願いでした。

 血の色のような赤が理想だったのかもしれませんが、顔料の成分として長い間真っ赤な顔料は庶民の手に届くものではなかったので鉛由来の丹色(オレンジ色っぽい)や朱色で宛てられていました。尾張屋さんの彩色には昔の色彩の感覚が伝わっていたのだと思います。

 鍾馗様の割型が長いこと家の中で行方不明だったのが先ごろみつかり久しぶりに抜き出しました。


追加搬入(3日目)

2024-08-30 16:53:33 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 

 

 

 

 前日搬入のあと、追加分を急ぎ塗り上がった分を3日目午後に持ち込みました 追加してもスペースをくまなく埋める嵩ではありませんが、また追加に持ってきたいと思います。 

 


「みそろぎ人形展」前日搬入

2024-08-28 04:36:54 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

昨夜、搬入日で会場へ行ってきました。作業するスペースの問題で、能率がよいとはいえず、前日までに完成させて並べることができたのは限られており、初日いちばんには私のブースには招き猫の火入れ他ががならんでいるくらいですが家でできあったものを毎日追加に出かけられたら、と思っています。どうかご推量ください。よろしくお願いいたします。


憚りながら。。。。(;一_一)

2024-08-20 11:47:21 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

今日8月20日。「みそろぎ人形展」搬入まで1週間。。ヤバシ(-_-;)

 ネットとかに疎いのでどうなっているかわからず確かめようがわからないのですが一昨年開催のときのように(昨年度開催の際には手術のため入院していたので入院前に少数の作品をお願いしたのみ。)出品リストが公開されているのでしょうか?

 もしそうだとすれば自分分のリストの数量についてはあくまでそうであったならばという希望値であることをご了承ください。今現在の支度の状況から、初日に希望全種類並べるのは厳しく、会期中に出来上がりを追加できるよう頑張りたいと思います。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。