5月9日(火)
今週はずっと雨が続くようですが、連休中よい天気でみんな遊んだことでしょうから仕事に専念しろと言うことでしょうかね。でも天気商売の仕事の人は大変でしょうね。いざ仕事をと思ったら雨ばかりで仕事ができないとなるのですからね。
ところで昨日の続きですが着任して3ヶ月後の5月・6月の2ヶ月で重大事故・故障がなんと11件も発生してしまったのですから、これも大変なことでした。まず最初にユーザ先の工事でスレートの屋根が抜けて作業者が転落すると言う事故が起こりました。スレートと言うのは工場なんかの屋根によく使われていますが、薄いコンクリートの板のことを言うそうです。古い工場の屋根に登って作業する時はなるべくハリ沿いに歩くのが鉄則なのですがたまたま踏み抜いてしまったようですが、工場の機械類の中に落ちてしまい重症でした。何とか命は助かったのでまだよかったのですが。その直後には名古屋市内の特別仕様の設備の故障が発生し、3日間もストップしてしまいました。初めは東海の技術者で解決できると思っていたのですが、特別仕様の機器のため詳しく知っている人を東京から呼んだり、納入メーカの技術者にも1日目夜から入ってもらい徹夜の解析作業をしているのですが、まったく原因がわからず、僕らは仮眠スペースの確保や食料の差し入れなど行いながら報道発表の原案づくりなどで徹夜してました。2日目の確か夜になって、ほぼ具合の悪いところが判明し、今度は改修作業で1日と3日も徹夜したのは学生時代以来の出来事でした。その後もこんなにひどい故障ではありませんが他の所でいくつかあって最後には新技術の導入工事をしているところで、切替え後に動かなくなってしまうと言う事態が発生し、有無を言わさず切り戻しと言う前代未聞の判断をしたのでした。ずっと続いていたのでこれ以上ユーザに迷惑をかけることは許されず、原因究明などと言った技術屋的発想はこの二ヶ月でまったくなくなっていたかもしれません。
とにかくこの事態を知った社内の人達から、伊勢神宮にお払いに行って来いと言うことになり二見の興玉(おきたま)神社に部長とともに行ったのでした。当時の伊勢の責任者の紹介で、この神社は蛙の神様と言うことで故障が帰るようにとの願いがかなうようにと言うことだったのです。
ついでに伊勢の外宮のそばのうどんやさんで伊勢うどんを生まれて初めて食べました。うまいと評判だと聞いて期待して待っていたところに出て来たうどんには味の濃そうな真っ黒なたまりがちょっとだけあるうどんで食べられそうな感じではありませんでした。しかしK部長のお薦めなので覚悟して食べてみると、意外や意外見た目ほど味は濃くなく結構おいしいではありませんか。僕らはとかく見た目で物事を判断しがちですが、実際に味わってみることの大切さを教えられたようでした。
仕事もしかりで口先だけの言動で判断すると大間違いを犯しやすいものです。普段寡黙な人でも実力を持った人は多いのです。表面だけで人は判断してはいけないですね。
今日の話はここまでです。この職場にいるときに会社の大改革が行われたのですが、働いている人たち全員に落ち着かない雰囲気のあった時でしたからこんな故障等が発生したのではないかと今では思っています。以来職場の組織変更とかで人心不安定な時期ほどリーダーは社員が事業運営に集中できるよう十分配慮すべきだと思ってやってきました。
それではまた明日。
今週はずっと雨が続くようですが、連休中よい天気でみんな遊んだことでしょうから仕事に専念しろと言うことでしょうかね。でも天気商売の仕事の人は大変でしょうね。いざ仕事をと思ったら雨ばかりで仕事ができないとなるのですからね。
ところで昨日の続きですが着任して3ヶ月後の5月・6月の2ヶ月で重大事故・故障がなんと11件も発生してしまったのですから、これも大変なことでした。まず最初にユーザ先の工事でスレートの屋根が抜けて作業者が転落すると言う事故が起こりました。スレートと言うのは工場なんかの屋根によく使われていますが、薄いコンクリートの板のことを言うそうです。古い工場の屋根に登って作業する時はなるべくハリ沿いに歩くのが鉄則なのですがたまたま踏み抜いてしまったようですが、工場の機械類の中に落ちてしまい重症でした。何とか命は助かったのでまだよかったのですが。その直後には名古屋市内の特別仕様の設備の故障が発生し、3日間もストップしてしまいました。初めは東海の技術者で解決できると思っていたのですが、特別仕様の機器のため詳しく知っている人を東京から呼んだり、納入メーカの技術者にも1日目夜から入ってもらい徹夜の解析作業をしているのですが、まったく原因がわからず、僕らは仮眠スペースの確保や食料の差し入れなど行いながら報道発表の原案づくりなどで徹夜してました。2日目の確か夜になって、ほぼ具合の悪いところが判明し、今度は改修作業で1日と3日も徹夜したのは学生時代以来の出来事でした。その後もこんなにひどい故障ではありませんが他の所でいくつかあって最後には新技術の導入工事をしているところで、切替え後に動かなくなってしまうと言う事態が発生し、有無を言わさず切り戻しと言う前代未聞の判断をしたのでした。ずっと続いていたのでこれ以上ユーザに迷惑をかけることは許されず、原因究明などと言った技術屋的発想はこの二ヶ月でまったくなくなっていたかもしれません。
とにかくこの事態を知った社内の人達から、伊勢神宮にお払いに行って来いと言うことになり二見の興玉(おきたま)神社に部長とともに行ったのでした。当時の伊勢の責任者の紹介で、この神社は蛙の神様と言うことで故障が帰るようにとの願いがかなうようにと言うことだったのです。
ついでに伊勢の外宮のそばのうどんやさんで伊勢うどんを生まれて初めて食べました。うまいと評判だと聞いて期待して待っていたところに出て来たうどんには味の濃そうな真っ黒なたまりがちょっとだけあるうどんで食べられそうな感じではありませんでした。しかしK部長のお薦めなので覚悟して食べてみると、意外や意外見た目ほど味は濃くなく結構おいしいではありませんか。僕らはとかく見た目で物事を判断しがちですが、実際に味わってみることの大切さを教えられたようでした。
仕事もしかりで口先だけの言動で判断すると大間違いを犯しやすいものです。普段寡黙な人でも実力を持った人は多いのです。表面だけで人は判断してはいけないですね。
今日の話はここまでです。この職場にいるときに会社の大改革が行われたのですが、働いている人たち全員に落ち着かない雰囲気のあった時でしたからこんな故障等が発生したのではないかと今では思っています。以来職場の組織変更とかで人心不安定な時期ほどリーダーは社員が事業運営に集中できるよう十分配慮すべきだと思ってやってきました。
それではまた明日。