”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・ヨット編(13)

2006年05月21日 23時08分55秒 | 趣味
5月21日(日)晴
今日は久しぶりのよいお天気でした。僕は朝6時半に起きて7時47分発の”のぞみ”に乗り、横浜に行ってきました。フローティングボートショーも開かれていたのですが、僕の目的はヨットの船体であるFRPの補修・塗装の講習会だったので、朝10時から夕方の5時までみっちり勉強させていただきました。みなさんはFRPは御存知ですよね。日本語では強化プラスチックと呼んでいます。お風呂のユニットバスなんかもFRPですよね。このFRPを作る実習もあって、意外と簡単に作れてしまうのにはびっくりしました。FRPはガラス繊維に硬化剤を入れたポリエステル樹脂を染み込ませながら何層にも塗っていったもので、剥離を起こさなければ半永久的に強度を保っているようです。話を聞きながら自分で船を作ってみたくなるような感じでした。難しそうなのは型を作る所と硬化剤を入れたあとのポリエステル樹脂は短時間にガラス繊維に染み込ませながら脱泡するところです。この脱泡がきちっとできていないと剥離を起こす原因になるそうです。
それにしても化学の力もたいしたものです。昔は木造ですから手間はかかる上に寿命も短いので利用者からみれば不便だったわけです。反対に造船業者からみるとFRP船は一度作ってしまうとほとんど壊れないので、だんだん仕事がなくなってきて、最近では何千もあった業者が300社ぐらいになってしまったそうです。
FRPの補修方法もノウハウのかたまりです。講師をしていただいた竹内化成の81歳になる会長さんはFRPのできる40年、50年前から携わってきた関係者のようで、自分も感心してしまうほどいろいろなケースを御存知でまさに生き字引のような方でした。あのお年でよく忘れずに化学物質の性質の違いやら、ケースバイケースの対処法をすらすらと言えるのか不思議なくらいでしたが、ビジネスと言うのはこう言うことなのかと思い知らされました。
今日は自分としては、わざわざ横浜まで行った価値が十分にありました。交通費と講習会費で2万5千円はかなり厳しいけど納得の一日でした。船体の塗装にはウレタンエナメルを使うことや船体の引っかき傷のような部分の補修は着色ポリエステルで十分だと言うことなど現在僕の抱えている問題の解決に役立ちそうなことがいろいろ収穫できたからです。こんど機会をみて自分でいろいろやってみようと思います。
それからFRPの劣化診断については自分の船が古いだけに心配していたのですが40年以上持つような話を聞いて安心して遠乗りのクルージングにでかけられそうです。
久しぶりに7時間も居眠りせずに講習を受けたので、疲れてしまいましたのでこれでおわりです。おやすみなさい。
コメント
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