工事延べ1週間かな?裏の崖に石垣積み通路を拡張してコンクリートを張リ終える。再生採石を使いワイヤーメッシュを埋め込んだので今回は石の打ちこみはしなかった。これで雨でも土が流されることはないし歩行も楽になる。崖崩れの心配もなくなった。それより力丸がここを通れるはずだ(計算では)。1週間乾燥させてから通してみよう。崖に早速貰ったツルバラとハーブを植えたので春が楽しみ。
あとの作業は残りの崖の補強(石積み)、整地と舗装、そして薪置き小屋の作製だ。
ダイオキシン騒動
私は会社で現役の頃、オンブズマンと遵守委員長をも任されていた。これは私が会社で真面目に皆の意見を聞き正しく対応できると信頼されたためだと思っている。幸いにも会社は不正行為を厳しく禁止していたので事業展開で難しい問題には遭遇しなかったが、知らない間に法律に違反していることもある。ある時顧客の工場排水から規制値(25ピコグラム/L)以上のダイオキシンが検出されどうも我が社の製品がダイオキシン汚染されているのではないかと疑問が顧客より提議された。その製品(化学品)はアメリカルイジアナ州のしっかりした工場で製造されまさかそんなことはあるはずがないと試験をすると、何と60ピコグラムダイオキシンが検出されたのだ。製造したアメリカ工場も仰天、徹底調査の結果中国より仕入れた原料(化学品)がダイオキシン汚染されているのが分かった。日本の工場では800度以下での廃棄物焼却は許可されていないのでダイオキシンは発生することはないのだが、中国では廃棄物(特に塩素系)を低温焼却しているのでダイオキシン発生(汚染)の可能性はある。そもそもピコグラムとは1兆分の1グラムで測定器と測定技術の発達により検出が可能になったのだが、日本の排水規制25ピコグラムは世界で一番低くその根拠はない。当時ヨーロッパのライン川規制でも200ピコグラムだった記憶がある。ダイオキシンと言っても419異性体(種類)があり最高毒性を有するのは2 ・ 3 ・ 7 ・ 8 - テトラクロロジベンゾパラジオキシンで図で書くと六角形(俗に亀の甲)が3つ横に並び真ん中六角形上下に酸素(O)が2つ(これがダイオキシン命名理由)、両外側六角形斜め横に塩素(Cl)が2つづつ(合計4個)ついたものだが、実際これが自然に生成されることはまずあり得ない。試験室での最適条件下で初めて合成される。話は元に戻して、当社製品が汚染されていたとなると隠蔽も日本の規制が不当に低すぎる何もない。顧客や行政に汚染経緯を説明して、汚染された顧客製品(カーペット)の全面補償をした。これくらいの汚染濃度は人体にも環境にも何の影響はないし実際顧客工場の排水が工業排水に入った時点で何千倍に薄められもう問題ではないのだが、速やかで誠実な対応でこの件は無事収まった。日本では少しダイオキシン恐怖症が強すぎるが、タバコ排煙にもダイオキシンはある。日本の大手工場では低温焼却(800度C以下)はあり得ないが、個人でも塩ビ(プラスチック)等の焼却は止めた方が良い。今では日本の水質規制は年平均値1pg-TEQ/L以下と途方もないものになっている。
あとの作業は残りの崖の補強(石積み)、整地と舗装、そして薪置き小屋の作製だ。
ダイオキシン騒動
私は会社で現役の頃、オンブズマンと遵守委員長をも任されていた。これは私が会社で真面目に皆の意見を聞き正しく対応できると信頼されたためだと思っている。幸いにも会社は不正行為を厳しく禁止していたので事業展開で難しい問題には遭遇しなかったが、知らない間に法律に違反していることもある。ある時顧客の工場排水から規制値(25ピコグラム/L)以上のダイオキシンが検出されどうも我が社の製品がダイオキシン汚染されているのではないかと疑問が顧客より提議された。その製品(化学品)はアメリカルイジアナ州のしっかりした工場で製造されまさかそんなことはあるはずがないと試験をすると、何と60ピコグラムダイオキシンが検出されたのだ。製造したアメリカ工場も仰天、徹底調査の結果中国より仕入れた原料(化学品)がダイオキシン汚染されているのが分かった。日本の工場では800度以下での廃棄物焼却は許可されていないのでダイオキシンは発生することはないのだが、中国では廃棄物(特に塩素系)を低温焼却しているのでダイオキシン発生(汚染)の可能性はある。そもそもピコグラムとは1兆分の1グラムで測定器と測定技術の発達により検出が可能になったのだが、日本の排水規制25ピコグラムは世界で一番低くその根拠はない。当時ヨーロッパのライン川規制でも200ピコグラムだった記憶がある。ダイオキシンと言っても419異性体(種類)があり最高毒性を有するのは2 ・ 3 ・ 7 ・ 8 - テトラクロロジベンゾパラジオキシンで図で書くと六角形(俗に亀の甲)が3つ横に並び真ん中六角形上下に酸素(O)が2つ(これがダイオキシン命名理由)、両外側六角形斜め横に塩素(Cl)が2つづつ(合計4個)ついたものだが、実際これが自然に生成されることはまずあり得ない。試験室での最適条件下で初めて合成される。話は元に戻して、当社製品が汚染されていたとなると隠蔽も日本の規制が不当に低すぎる何もない。顧客や行政に汚染経緯を説明して、汚染された顧客製品(カーペット)の全面補償をした。これくらいの汚染濃度は人体にも環境にも何の影響はないし実際顧客工場の排水が工業排水に入った時点で何千倍に薄められもう問題ではないのだが、速やかで誠実な対応でこの件は無事収まった。日本では少しダイオキシン恐怖症が強すぎるが、タバコ排煙にもダイオキシンはある。日本の大手工場では低温焼却(800度C以下)はあり得ないが、個人でも塩ビ(プラスチック)等の焼却は止めた方が良い。今では日本の水質規制は年平均値1pg-TEQ/L以下と途方もないものになっている。