米軍のアフガニスタン撤退は私の日常生活にあまり関係ないが、すこし考えさせられた。
アメリカが元々自治能力のない政府を支援するのに無理があったし、戦う相手は政府ではなくタリバンやISなどテロ組織(中国とロシアが陰から支援)で勝利など形にできるものはなかった。これでアメリカが泥沼戦争から3度目の撤退になる。ベトナム、イラク、アフガニスタンだが、朝鮮半島(休戦中)には今でも駐在しているがここもいつか撤退するのは間違いない。今後、宗教がらみや内戦には関わらない方が良い。
アフガニスタンより各国関係者(主に大使館)が撤退するとき、日本政府は自衛隊機を出し日本人1人と米国の要請で旧政府関係者アフガン人14人を運び撤収した。 自衛隊機派遣は自衛隊法84条の4「在外邦人等の輸送は安全に実施することができると認めるとき」の要件を満たさないとならないが、米軍撤退後はカブールの空港安全確保の面から続行は困難となった。ISが空港近くで自爆テロを起こし約500人の日本大使館現地関係者の救出断念(置き去り)。
日本のマスコミと野党はさかんに日本政府を非難した。
偏見に満ちた私は正直なところ、現地政府が転覆する度に現地関係者(その家族も)を日本に帯同するのはあまり乗り気でない。日本国内に受け入れる土壌があるとは思えないし、言葉、生活習慣、宗教の違いをお互いに寛容できるのか疑問だ。現地で日本の大使館職員のお世話をした平和的で優しい人たちに間違いないのだが。
厳しいようだが、現地の人は不満でも新政府に馴染まないとならないのでは?
この国は元々、部族の集合体で常に小競り合いや葛藤が続き国家の体をなしていなかった。麻薬が横行して教育も宗教(回教)に偏っている。
回教徒(どの宗教も)には信条の自由などない。アラブ諸国には回教の教えが法律となり他宗教を認知するのは背教罪や冒涜罪になるところもある。他宗教に改宗したり、女性の差別問題提起して死刑宣告された事実もある。飲酒禁止や厳しい食事制限に違反したら鞭打ち刑。姦通を犯した妻を夫が処刑しても罪にはならない。さらに偶像崇拝(タリバンは音楽や絵画鑑賞も)禁止。
私は毎日ビールと焼酎の晩酌、飲酒しない友人でさへ88か所巡礼し某寺の仏像の顔が優しかったのだと、2人とも極刑を免れない。
アフガニスタンより日本関係者(家族)約500人を日本に連れて来なかったことを非難する人たち(特にマスコミ)、日本に連れてきてどのように面倒を見るのか答えがあるのか?回教徒男性には4人の正妻が認められ、もし帰化したら日本の戸籍法は対応できるのか? 婚姻届けは夫は同じで妻ごとに4枚提出するのか?
すでに一部のアフガンの人たちが日本に到着したようだが、日本には厳しい宗教戒律はないが周囲同調という押し付け文化がある。来たからには日本の生活に馴染んで自由で幸せな生活を送って欲しい。