なんでも人生

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玄関ポーチ作り

2022-05-06 | 日記
また近所から玄関ポーチ作りの手伝いを頼まれた。
作業は私一人ではなく、4-5年前からここの伐採、造成、蛇篭つくりなど一緒にやった大分の「くにちゃん」の手伝いだ。
私にしたら余分な部分(やらない方がいい)と思えるのだが、依頼主の意思なので、暇を持て余し運動がてらの作業だ。なぜ余分かと言うと、最初に家に密着してレンガ6段上げて花壇作ったが(上部写真右奥)、これでは湿気や虫が家屋に浸入しやすい。
せっかく車を玄関に横づけできるのに、ポーチを作ることで車を降りたら玄関まで歩かなくてはならず雨が降ったら人や荷物が濡れてしまう。
花壇やポーチは父親(依頼主)が娘夫婦へのプレゼントなので娘夫婦も父親任せ。

まずは玄関の周りに半径3mぐらいの半円形の線を引き、そこにセメントコロを並べモルタルで固定。
その中に私が軽トラダンプで5台分の再生砕石を取りに行き落とし込み、転圧機で均す。表面に10:1で砂セメントを混ぜ(これは明白にセメントの割合が少なすぎる)そのバサラモルタルを3㎝厚ぐらいで均す。
雨水排水のため外側が低くなるように勾配を取る。
依頼主が岡山から仕入れてきた割石(イエロークオーツ)をゴムハンマーで叩きながら並べていく。
ネットで調べると割石を固定するためのバサラモルタルは3:1の比率、割石を置く前に軽く散水した方が良いらしい(やはり後日目地詰め作業中にタイルが固定されず動いているのがある)。

私は主にユンボでパレットに載った割石を近くまで運び、作業しやすい場所に割石を置いていく。この作業をメインで作業した「くにちゃん」は1週間後大分に帰って行った。
残りの目地詰め作業を私がすることなった。本来、目地セメントを使うべきだが、依頼主が知り合いの元左官工からの助言で下地調整セメントを使うように前もって4袋買って置いてある。どうもバサラモルタル比率、この間違ったセメントの採用もこの元左官工の助言らしい。
実際この調整セメントを使ってみると粒子が細かいため割石の表面に付着しやすく取れにくい。仕方がない、できるだけ硬めに練り隙間だけに埋め込む(ゴム鏝で詰め込む)。1時間後に半乾燥状態でタワシとスポンジでふき取る。水を使うと割石全体の表面にセメント粉が広がり全体が白くなってしまう。2日ほど作業してやっと半分完成。
ところが、依頼主が仕事から帰ってきて手伝い始め滅茶苦茶になってしまった。隙間に柔らかめの調整セメントをドバドバと流し込みいきなり乾燥する前に全体をスポンジで水洗い始めたので細かいセメント粒子が敷石(茶色)全体表面に広がり、乾燥すると割石の表面に白い被膜。あとブラシで力を入れて擦ってもわずかしか取れない。
私にしたら納得できない仕上がりだが、施主がそれでいいのだから、それでいいのだろう。
 
左写真手前が私が作業したところ、奥の方が持ち主作業。



コメント
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