過去に読んだ 同作家さんの作品がイマイチだったので、(すみません。)
たいして期待せずに読み始めたのですが・・・
どうして どうして!
これは、とっても良かったです~~。
しばらく、読書に対して、今ひとつ調子の乗らなかった
(↑ 永遠の0 後遺症のため…(汗))
ワタシにとって、ちょうど良いタイミングのリハビリになりました。
今年初めから、ワタシの中で成育中の“読書の虫”が活動停止中でして・・・、
(これは、どうしちゃったもんだろう…。)と、大好きな帚木先生のお力をもってしても
どこか冷めた感情が、通り過ぎていくような自分がいて、
(ちょっと、ちょっと、どうしちゃったのよぅ…???)と、もどかしい日時を過ごすこと
気付いてみれば、半月以上が経過しておりました。。。
こーゆー後ろ向きの状態の時は、とにかく、何も考えずに サラっと読める本が良いのかなぁ…
と狙ったところ、見事、的中しました(祝)!
ほんと、いつしかストーリーに引き込まれて、もっともっと次のページをめくりたくなる自分を
久々に取り戻せました。
あ、
かんじんのストーリーは、信州で育つ少年の成長記です。
そこに、好きな女の子や家族が絡んできて、思春期特有の悩みも経由しつつ・・・
(うんぬん かんぬん)
終盤、菊さんのエピソードには、主人公の泣き虫リュウくんと共に、涙ポロポロ…。
本って、感じ方が人それぞれで、お薦めするには難しいところもありますが、
ワタシは、なんだか この本に出会えて良かったなぁ~。