期待を決して裏切らない 小川 糸センセイの作品。
今回は、こちら です。
毎度、思うことですが、小川センセイには (我々とは)違う世界が見えているのでは…
という錯覚に陥りながら、今回もまたまたステキな“小川ワールド” を満喫させていただきました。
ほーーんと。
今回のストーリーの中にも出てきた、美歩子せんせ特製のチャイ を飲みながら、
ゆったりと ほっこりと♪ 読書を楽しむのにうってつけのお話しでした。
今回の主役は、やはり すみれさんが孵化させた 1羽の黄色いオカメインコ、
リボン = バナナ = スエヒロ = スー坊… (←命名された以外にも、多方面で活躍中 ?)
になるのかなぁ…。
それとも、すみれさんの朋友の ひばりさんになるのかなぁ…。
私は個人的に、「バナナ」& おかまバー兼業の鳥ちゃん のエピソードが好きなのですが、
なにしろ、20年にも渡る長い歴史の中で、本名=リボンが その名のとおりに、色々な人との縁を紡ぎながら
進行していくスタイルなので、読まれる方々にとって 感じ方が分かれそうですね。
ただ、やはり この話の「軸」= リボンの生みの親のすみれさんなので、
すみれさん亡き後の、ひばりさんの散骨足跡も いい形で納まって、これはこれで
また感動ドラマでした。
ということで、小川センセイは 本当にお上手!というか 感性がステキ過ぎで、
今後も相変わらず 大好きです。