めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ファミリーツリー(小川 糸)

2011-01-19 21:50:43 | 本(よかった!) あ行の作者

過去に読んだ 同作家さんの作品がイマイチだったので、(すみません。)
たいして期待せずに読み始めたのですが・・・
どうして どうして!
これは、とっても良かったです~~。

しばらく、読書に対して、今ひとつ調子の乗らなかった
(↑ 永遠の0 後遺症のため…(汗))
ワタシにとって、ちょうど良いタイミングのリハビリになりました。

今年初めから、ワタシの中で成育中の“読書の虫”が活動停止中でして・・・、
(これは、どうしちゃったもんだろう…。)と、大好きな帚木先生のお力をもってしても
どこか冷めた感情が、通り過ぎていくような自分がいて、
(ちょっと、ちょっと、どうしちゃったのよぅ…???)と、もどかしい日時を過ごすこと
気付いてみれば、半月以上が経過しておりました。。。

こーゆー後ろ向きの状態の時は、とにかく、何も考えずに サラっと読める本が良いのかなぁ…
と狙ったところ、見事、的中しました(祝)!
ほんと、いつしかストーリーに引き込まれて、もっともっと次のページをめくりたくなる自分を
久々に取り戻せました。

あ、
かんじんのストーリーは、信州で育つ少年の成長記です。
そこに、好きな女の子や家族が絡んできて、思春期特有の悩みも経由しつつ・・・
(うんぬん かんぬん)
終盤、菊さんのエピソードには、主人公の泣き虫リュウくんと共に、涙ポロポロ…。

本って、感じ方が人それぞれで、お薦めするには難しいところもありますが、
ワタシは、なんだか この本に出会えて良かったなぁ~。
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【コスメ】 ロコベースリペア(ハンドクリーム)

2011-01-18 21:56:17 | その他(雑感)

毎日寒いですね~~。
温度だけでなく、乾燥にも本当に困る冬本番です(泣)。
この時季になると、一般的なハンドクリームだけだと対応できなくなります…。

そうなると、毎年登場するのが コレ!
断然、“コク”が違います。
特に、指先の乾燥には、有効です。
ちゃんと潤ってくれるのに、べとべとしないところも好き。

第一三共さんの商品説明によると、
この、硬~いラクスチャーには、ちゃんと理由があるみたいですよ。
水分を極力抑えることで、防腐剤無添加を実現したんですと。
(ほほ~~)

しかし…
今、手元のロコベースリペアを見たら、製造発売元→ “ゼファーマ”だった。。
何年前に買ったヤツだろ・・・ これ…(汗)

ついでに、昔の話題をもうひとつ…
先ほど、お風呂ラジオから “鬼平犯科帳”のテーマが かかって、胸が熱くなりました(嬉)♪
もぅ もぅ もぅ、めちゃめちゃ好きでした。
ダンナに聞いたところ、「ジプシー・キングス」ですと。
こちら のいちばん最後の曲(インスピレーション)のようです。
きゃ~(叫)  きゃぁ~~~~
この胸の高まり、どうしよ・・・
きゃぁ~~~~(続?)
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閉鎖病棟(帚木 蓬生)

2011-01-17 21:27:21 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

もともと ワタシは、帚木文学のファンです。
帚木先生の作品からは、精神科のDr.というご職業以上に、れっきとした“作家さんクサさ”を感じます。

それにしても、
この作品のカバーに載っている、帚木先生のお顔が お若いのにビックリ!
(え~と、1995年の山本周五郎賞 受賞作でした。)

そっか~・・
こーんなにお若い頃から、既に、作家として完成された領域に達せられていたのですね。
ほんと、帚木先生の作品は、どれも日本文学としての しっとりとした趣を味わえます。
帚木先生の 言葉の綴りが美しい(しかも、わかりやすい!)文体に接すると、
忘れていた読書の楽しさの原点を思い出します。。

さて、この作品は、帚木Dr.の真骨頂とも言える、精神科の病院が舞台ということで、
様々な患者たちの実情が、実にリアルに描かれています。
頭のいい人気者のチュウさん,元板前で書の達人の秀丸さん,元やくざで嫌われ者の重宗,耳も聞こえず口もきけないのに物事を器用にこなす昭八ちゃんなどなど・・・
それぞれに皆、頭の病気のせいで殺人や犯罪を犯したりして、家族親戚からも見放された大人たちが、長期入院という形で生活をする中、
(なにしろそれぞれの個性が豊かすぎるため…)病院といえど数々のドラマが起こります。

この一人一人の心情や、入院に至った経緯の描写は、ほんと、帚木先生にしか描けないリアルさが光っています。
それでもって、通院患者の中学生の女の子(島崎さん)が、これまた、この作品の要的 存在となってくるわけですが・・・

ワタシは、通常、読書のペースが速い方なのですが、
これは、大事に 大事に 読みました。
きっと、この本を読まれる誰もが、ゆっくり じっくりペースで、活字を追いたくなるのではないかという気がします。

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【映画】アンストッパブル

2011-01-16 15:58:03 | その他(雑感)

暴走列車をスットプさせようと奮闘する、純粋なパニック映画でした。
昨年見に行った「サブウェイ123」と、雰囲気が酷似しているなぁ…と思ったら、
ナント、監督主役の俳優さんも同じでした。
ど~~りで!

でも、こちらは、本当にスピード感とスリル重視で、悪役の登場もなかったので、前作よりも好みと言えば好みかも…。

ただ、円満解決後に 間もなくエンドロールになってしまったので、
「え…? もぅ終わり…??」という感は否めません。
もぅ少し、余韻に浸りたかったかも…。
ワタシの横で、泣いていたダンナが対照的でした(笑)。

少なくとも、“泣”ねらいではなかったかも…。
“泣”という点では、先週のNHK大河ドラマ「」で、浅井長政の別れのシーンの方が、遥かに勝っていたと思うワタシは、時任三郎ファンです!
(きゃぁ、きゃぁ~)

あぁ ぁ ぁ・・・
時任さんの素敵な笑顔は、放映2回目にして、今夜は もぅ観られないのですね…(涙)

おーーっと、映画のネタだったのに 話が逸れてしまった…(汗)
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【雑誌】 an・an(1/19号)

2011-01-15 20:51:30 | 本(まあまあ) あ行の作者

こーゆー特集には、ほとほと弱いワタシ。。。
an・anが、20代向けの雑誌だなんて、知りませんでした…
(とほほ、世代が全然違うやんけ~(泣))

でも、こんなに薄い雑誌なのに、どうして どうして!
中身の内容は、結構豊富で 侮れませんでしたよ(驚)。

これは、思うに、出版社(マガジンハウス)さんの編集者の方のレベルが◎ってコトなんでしょう…。
お若い世代向けといっても、ワタシが読みたい!と思えた本が、たくさん紹介されていました。

何と言っても、嬉しかったのは、「永遠の0」が、
木村祐一(キム兄)さんのお薦め本として、掲載されていたこと!
キム兄さんも、“最近読んで感動して泣いた。”とコメントを寄せられています。
そーだろ、 
そーーーだろ♪(喜)

そうなると、
キム兄さんが、永遠の0と併せてお薦めされている「悪意(東野さん著)」が、気になるところです…。

あと、
以前読んで、確かに とっても良かった 佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」が、紹介されていたのも嬉しかったです。
この作品については、また改めて書き込みマス。
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夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)

2011-01-14 22:41:40 | 本(うーん…) あ行の作者

そもそも、大好きな「神様のカルテ」で、ハルさんの愛読書だというので、借りてきたミーハーなワタシです(汗)。
ハルさんは、悩んだり迷ったり…心が疲れた時には、この本をお読みになるというし、
神様のカルテ2に登場した 御嶽荘の住人が、この本に感銘を受けて、自分の無気力な生き方を見つめなおす…うんぬんかんぬん…、というエピソードもあったので。

あ、そっか~・・
と、ここまで書いて、ヒラメキました!
「神様の…」の夏川先生って、もしや精神科のDr.ですかね…?!
あくまでも、ワタシの想像ですが、夜と霧の作者 Dr.フランクル=精神科医 なので、もしや精神科Dr.の必読書なのでしょうか…、この本てば。

要は、フランクル先生がユダヤ人であったばかりに、一家4人での幸せな生活が一転し、家族は離れ離れでアウシュビッツ等に強制収容されてしまう…という、ノンフィクションです。
フランクル先生は、他の大勢の収容者同様に過酷な強制労働を強いられ、肉体的にも精神的にも限界を超えた日々を過ごすことになります。
そんな生活の中で、いつ自分に死が訪れるかわからない、病気と衰弱よる死体がゴロゴロしている日常・・・
お・重い…(汗)。

以前、たまたま TVにアウシュビッツが映った光景を観た時に、
独特の空気と色が感じられ、目が釘付けになった感覚を思い出しました。

え~、ちなみに、
こちらの本は、2000年にアンケート調査が行われた「21世紀に読み継ぎたい本」の第3位に輝いたそうでございます。
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【コスメ】 ミルキィ ピュア ボディソープ(ハウスオブローゼ)

2011-01-13 21:35:11 | その他(雑感)

ハウス オブ ローゼと言えば、これでしょう!
きめ細やかな泡と、ミルキィな香りがたまりましぇ~ん。
なんだかんだ、これは、短大時代から20年以上も使用しているという(と・歳がバレる…(汗))
年季ものです。

数年前までは、ポンプ式でたっぷりサイズだったのですが・・・
現在は、ちょいと敷居が高くなってしまいました…。

でも、いくらお気に入りでも、ボディーソープなもので。。
世間のDSで 結構衝動買いなどをするもので。。
要は、時たま いつもとは違う香りを使ってみたくなるもので。。
ボディソープとしては、ちと良いお値段なもので。。
(あーだ こーだ・・・)

ま、浮気はすれど、
これを使うと、なんだか安心するのです。
きっと、これからどんどん歳をとっても使い続けるような気がします。

あ、
そー言えば、
こないだハウスオブローゼのショップに寄った時、
見た目年齢 70代後半以降のご紳士が、店員さんに使用感を相談されながら、
お買い物をされている場面に遭遇。
店員さんもとても親切に対応されていて、なんだか微笑ましくなりました。
(ちょっと、イイ話♪)
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官僚たちの夏(城山 三郎)

2011-01-12 22:01:40 | 本(うーん…) か・さ行の作者

うーーー~ん・・・
やはり、同じ公務員(※ワタシは違います。)でも、国の しかもキャリア官僚となると、
すごーーーーく ポスト争いがシビアなんざんすね。。
それはそれで、前半部分は、風越の 飛ぶ鳥を落とす勢いの武勇伝を醸し出していて、面白かったけど、
な~んか、後半部分はねぇ・・・
ま、
わかるような気もするが…。

しかし、たかだか2ページのうちに、腹心の鮎川は病死するわ、
庭野も身体壊して入院するわ・・・
ミスター通産省も ここまで落ちるか?!と、ビックリのてんまつで、
そのまま あっという間に(完)となってしまったので、余計に空虚感が。。。

ま、
牧は置いといて、片山のキャラが 自分も苦しまず、うまいこと世間を渡っていく
得な性分なんですかねぇ~・・・。
てことで、なんか周囲から見ていると、しっくりこない感が ないこともないが、
片山が1番賢かったというところでしょうかねぇ~・・。
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【コスメ】 ブルーナスキンケアクリーム(ユースキン)

2011-01-11 22:05:27 | その他(雑感)

ユースキンと言えば、あの黄色いクリーム が有名ですが、もぅ少しマイルドで顔に付けられるものはないかと探したところ、まずはパッケージに魅かれて思わず購入~。
値段も安いので、全く使用感の期待はしていなかったのですが・・・
結局気に入って、数本目のリピート中です♪

冬場のクリームは、こちら メインで使っていますが、たまに気分を変えてこちらにも浮気を。
シコリーブの方が 保湿力は勝りますが、@cosme のクチコミによると、ナント、こちらは目元のシワ改善効果があるらしいのです!(驚)

そー言われてみると、確かに 浸透力はあるような・・・
純然たるアイクリームって、安くても5,000円は下らないので これで効果を得られたら本当にスゴイ事ですな!
アイクリーム界の革命だ~~(笑)

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おやすみラフマニノフ(中山 七里)

2011-01-10 21:32:18 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

元々、音楽好き・特に ラフマニノフ好きのワタシとっては、なかなか良かったです。
しかも、しかも、あの名曲「ピアノ協奏曲2番」の演奏シーンなどが、克明に綴られていて 思わず嬉しくなっちゃいました。
中山さんは、去年のこのミス大賞で「さよならドビッシー」が、見事大賞を受賞されたのですね・・・。
(このミス、毎回チェックしていたつもりが、知らなかった…(汗))

舞台も音大生だという とっつきやすい設定で、面白かったです。
やはり、音大という特殊な環境ならではの悩み
(就職難, 音楽でメシが食えるのか?!, コンクールへの凌ぎを削る挑戦などなど)
に、若者たちが どう向き合っていくのか…?!
という、ま、どっかのマンガで似たよーな展開を読んだ気もしないでもないですが…
オーケストラで曲を創り上げていく過程などの細やかな描写は、新鮮でした。

ワタシがいちばん魅かれたのは、美鈴ちゃん(表向きは、巨漢で性格最悪だけど ピアノの腕は天下一品♪)のキャラでしょうか~。

ミステリーとしての話のまとめ方は まだ荒いけど、総括して気に入りました。
また、注目したい作家さんが増えて、嬉しいです。
コメント (1)
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