美味しいパン屋さんは数々あれど、神格化されているパン屋といえば・・・・Cadona(カドナ)、それにドリアンでしょうか?
ドリアンはその昔、安芸区で先代が経営されていた時は、昭和のパン屋さんと言った佇まいで、菓子パンとか惣菜パンとかも、フツーにありました。
今は、有機栽培の麦類や、自然塩など材料にこだわった、前日の残り生地に小麦を継ぎ足すルヴァン方式で焼いたパンのみ。菓子パン、惣菜パンなどは無し。
店名も、カタカナ表記のドリアン、じゃなくて、Boulangerie deRienですね。
木の棚にむき出しのパンがズラリと並ぶ様子は、圧巻。
ここのパンは、1個1,000円と、お高めなので、あれもこれも、というわけにはいきません。パンドカンパーニュの1/4カットとか、チマチマ購入します。
その場で、パンナイフで希望のサイズにカットしてくれます。
このパンナイフのキレが良くてね~。うちのナイフだと、ガシガシになってパン屑が散らばります・・・・・やっぱりナイフだな、ナイフ。
ここのパンは、1日置いてからの方が美味しい、そうです。カレーみたいなものですね??
複雑で、重くて、濃厚なお味。ひと口食べるだけで、口じゅうに原料の味と、発酵の酸味が広がる、ずっしりと重いパン。
いつも、ディスカウントスーパーの88円食パンを食べ慣れている節約主婦(私に似ずに)の長女の舌なぞには、個性が強すぎて、完食できません。
カンパーニュ1個で、いつもの食パンが11個買えるしね。
クセの強いゴルゴンゾーラチーズとか、重たいフルボディの赤ワインとか、酢漬けのニシンとかと、あわせて食べると、パンの力に釣り合う感じ。原始のパンの味と言いましょうか・・・・deRienのパン、時々、無性にたべたくなります。
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