Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

関西にチョコツとvol.4~絶品!!京都の蕎麦は塩で

2015-10-16 | 旅のあれこれ

広島ブログ

京都博物館で琳派展を堪能したあと、待ち合わせのお店「蕎麦懐石 澤正」へ歩いて向かいました
迷子になりそうだったので、博物館前にあるハイアットリージェンシー京都のコンシェルジュに、道を尋ねたら・・・・・もうカ・ン・ペ・キ。立ち居振る舞いから気配りから、フェイスまで。これぞ一流ホテルマンというイケメンぶりに、メロメロになりました。
ここのレストランTHE GRILLのランチも美味しかったなぁ~。宿泊はお高いから、ムリだけど。

「蕎麦懐石 澤正」は、住宅街なのにちょっとした森のような緑深い場所にある。古民家をリノベせず、そのままお店にしている風情のある建物。窓の外に、青々とした竹林が広がっていました。
         

本日のメニューはこちら。八寸から、最後のデザートまで、工夫のある美しい蕎麦料理が、素晴らしい器で提供されました。
      

前菜。7種類も乗っています。紫芋のスープ、おひたし、白あえ・・・・など。すべての皿の風味が違っていたのが素晴らしい。甘いもの、酸っぱいもの、スパイシーなもの、と味と食感に変化が。
       

温鉢は、小玉葱と大根と鶏肉の炊いたのに、蕎麦の餡がかかって、その上にクリームチーズソース。餡があつあつ、トロトロ。
        

変わり更級そばの小鉢。新そばを胡麻ダレで和えて、ラディッシュと大根のマリネをトッピング。蕎麦、ウマッと思ったけど、これは序章に過ぎなかった。
      

焼き物。味噌漬けの豚肉に、柿と野菜のサラダ仕立て。サッパリして、シャキシャキして、柿はねっとり、と色々な食感を一皿で楽しめました。
      

出た!!出た!!手打ちの二八新そば。
ザルとカケのどちらがお奨めか??をお聞きしたら、新蕎麦なので、「ぜひザルで。」とのこと。実際のお蕎麦は、ザルには乗ってなくて、こんな備前焼みたいな重いお皿で出てきたけど・・・・・・

この蕎麦のビュテホォーーーなこと!!
切り口がカチとして、キリリとしまって、ほんとぉ~に、美味でした。
「スリランカのお塩でお召し上がりください。」と、お塩を出され、『お塩???』と、面食らいましたが、これがもう、美味しいのなんのって!!
ためしに、おつゆにもつけてみましたが、おつゆの醤油風味が邪魔に感じるほど。ネギもワサビも、大根おろしも、一切の薬味を使いませんでした。
蕎麦+塩のシンプル・イズ・ベスト。日本人で良かったぁ~。
       

お蕎麦に最もあうお塩をいろいろ試して、スリランカの塩に出会ったそうです。
        

蕎麦で〆かと思ったら、飯ものも出てきた。蕎麦の実の入った炊き込みご飯。ほんのちょっぴりですが、このちょっぴりが嬉しい。
       

最後のデザートも、蕎麦で締め括り。蕎麦のカスタードクリームのかかった蕎麦の胡桃餅に、そば煎餅を添えて。
もともと蕎麦にそれほど思い入れはなかったのだけど、蕎麦だけで、こんなに多彩なラインナップを提供できるなんて!!料理人の工夫と、異素材との合わせ方が斬新で、感心しました。
      

店員さんも、店主さんも、いわゆるはんなり系。提供のタイミングが絶妙、お料理の説明はコンパクトで、質問には丁寧に答える、お客への気遣いの言葉かけが心に響く、なかなか出来ない接客でした。さすが京都の名店。

おそるべし、京都、奥が深い。久しぶりの京都は、駆け足でしたが、やっぱりいいなぁ~、と久々に京都LOVEがうずきました。
京都に1ヵ月くらいの長逗留して、あちこち巡りたい、というのが、残りの人生の夢のひとつでもあります。

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