前回に続いてオークションがらみの話題を一つ。
落札する気は毛頭ないにしてもとても気になる出品物がたまにある。
☆ ヴァイタボックスCN191コーナーホーン
つい先日、出品されていたのがこれ。
ずっと昔から憧れのスピーカーだった「CN191コーナーホーン」だが、もはや我が家では置き場所に困るし、ただただ指をくわえてみているだけの存在だが、はたしてどのくらいのお値段で落札されるんだろうかと興味津々。
さぞや高値が付くだろうと思いきや、落札日前日まで10万円以下のお値段に終始していてとても複雑な心境になった。
喩えて言えば、昔好きだった女の子が今や見る影もなく落ちぶれて落魄(らくはく)の一途を辿っている印象といえばいいのだろうか。「何か自分に出来ることはありませんか」と申し出たいくらい(笑)。
しかし、落札時刻まじかになるとみるみる入札価格が高騰して、結局最終的な落札価格は152万9、200円なり。
「やっぱり高根の花だった、落ちぶれた姿を見なくてよかった!」と、ひと安心(?)
想像するに、これだけの高額を出せるとなると日本人ではないだろう。おそらく高級ブランドのオークションによく見られる「為替危機に対する予防対策」の一環というような気がする。
「赤い靴 履いてた 女の子」ではないが、異人さんに連れられて海を渡る可能性があるというのも、これはこれでちと淋しい気もするが仕方がない(笑)。
ところで、先日「北国の真空管博士」にオークションの相談に乗ってもらったときの話だが、現在海外のオークションでは「古典管」がたいへんな高騰をしているそうで、今となっては一番安いのは日本のヤフオクとのことだった。
今がチャンス、欲しい古典管を見つけたらさっそく行動に移しましょう(笑)。
次の出品物はこれ。
☆ dCS(イギリス)の「CDトランスポート」と「DAコンバーター」
ホッともホット、落札日はつい昨夜(9月2日)のことだった。
左側がCDトラポの「ヴェルディ」で、右側がDAコンバーターの「エルガープラス」
現在、自分が所有している同一の機器がはたしてオークションでどのくらいのお値段で取引されるものなのか、とても無関心ではおられない(笑)。
落札価格が高くても安くても自分にはいっさい関係がないが、やっぱりお値段が高く付いた方が心理的に得した気がして気分が高揚しようというものだ。
さっそく、今朝のこと目覚めてからパソコンを開いて調べたところ、落札価格はCDトラポが「382,000円」、DAコンバーターが「323,000円」だった。
安すぎっ!
ハッキリとは覚えてないが2年前に自分が手に入れたときと比べると、両方合せて20万円ぐらい安くなっている。
こういうときは2年間の楽しみ賃と思えばいいのだろうが、その価格に見合った音を出せたかどうかというとハッキリいってNOだ。
よしッ、これからせっせと努力して「いい音」を出して元を取り戻そうと気合を新たにしたところだ(笑)。