このところ「当たり!」が2件続いたのでブログのネタにしてみよう。
まず1件目はこのブログがエントリーしている「グー・ブログ」(NTT系)のアクセス・ランキングについて。
前回のブログ「果てしなき欲望」がヒットして「260位/285万件」(訪問者数1183 IP」と、これまでで最高の順位になった。
音楽がらみの記事とは違ってオーディオ関係は総じてアクセスの伸びがいい。まあ、「線香花火」みたいなものだが、役に立つ情報が欲しい人が多いのかな(笑)。
ときどき、読者から「とても(オーディオに)熱心ですね。」とメールをいただくことがあるが、自分が楽しんでいるのはもちろんだが(記事を)愉しみにしている読者がいらっしゃるのも大きな要因になっているのは間違いない。
2番目の「当たり!」は例によってオーディオがらみの話。経緯を述べてみよう。
10日(日)の午前中に、修繕に出していた2つのSPユニットがようやく戻ってきた。
グッドマンの「AXIOM80」は3週間ぶり、そしてワーフェデールの「スーパー12」は2週間ぶりのことだった。とても腕のいい修理屋さんのようで商売繁盛しているのだろう。
修理先からのコメントは次のとおり。
「AXIOM80は分解して磁気回路スリット内の清掃、防錆措置を行い各パーツの整形をして組み直しました。
WHARFEDALEはエッジの偏り、フレームとエッジの接触が主原因です。柔らかいエッジなこともあり変形してしまうようです。」
何しろビンボー人なので不意の出費は痛かったが、修繕代となるとあまり惜しくない気がするのはどうしてだろう?
母親が子供の病気に医療費をケチらないのと同じ心境かな(笑)。
さて、AXIOM80は現在2ペア持っているが、「最初期版」の方はフルレンジとして使っており、今回修繕したのは「復刻版」の方である。
修繕した目的はただ一つ。
このブログの読者ならお分かりのことでしょうから、くどくど申し上げません(笑)。
AXIOM80に周波数「800~8000ヘルツ」(-12db/oct)を受け持たせるというたいへんユニークな活用方法である。
いや、天敵ともいえるJBLの075ツィーターと組み合わせるなんてと、怒髪天をつかれる方がいらっしゃるかもねえ(笑)。
ところがAXIOM80を若干控えめに鳴らしているせいか両者の融け込み方にいっさい違和感がないのが実にうれしくなる。
これは「当たり!」の上をいって「大当たり!」だった(笑)。
さっそくオーディオ仲間に試聴してもらうことにした(2月10日の午後)。
システムの一部を変えるたびに仲間の耳を借リるのは、自分の耳の自信のなさを裏付けるものだが、オーディオは下手に天狗にならない方が結果的に音質が向上することを長年の経験で骨身に沁みているからである。
「リチャード・アレンのときよりもずっと透明感が増しましたね。流石はAXIOM80です。この音は以前に聴いたジャズ喫茶「メグ」(吉祥寺)の音にそっくりですよ。」
試聴盤がジャズの「枯葉」(キャノンボール&マイルス)だったのでそういうご感想を述べられたのだろうか。
この音なら、クラシックからジャズまでありとあらゆる音楽ソースに対応できるそうで「もうほかのスピーカーは要らないんじゃないですか。」のコメントには参った!(笑)。
かって音楽評論家の「宇野功芳」(故人)さんが、低音域と高音域にワーフェデールのユニットを、中音域に「AXIOM80」を使っておられたが、その意図が分かるような気がした。
万能タイプのこのシステムは総合力において我がオーディオ史上で「極め付きの音」と言っていいだろう。
ただし、どんなシステムでも聴き込むと何らかの不満が出てくるので「今のところは」という条件付きだ(笑)。
次に、修繕から戻ってきたワーフェデールの「スーパー12」について。
故障の原因は、再掲すると「WHARFEDALEはエッジの偏り、フレームとエッジの接触が主原因です。柔らかいエッジなこともあり変形してしまうようです。」だった。
ご覧のとおり、通常のユニットのエッジと随分違うことがお分かりだろうか。どうやらワーフェデール「スーパー12」の音の秘密は、赤帯マグネットと柔らかいエッジにある気がしてならない。
ちなみに世界一と言っていいくらいデリケートな音を出す「AXIOM80」には、そもそも「エッジ」が付いていない。
さて、ここで二択のクエスチョン。
「硬いエッジで故障が少ないけれど音は良くない。」 VS 「柔らかいエッジで故障が発生しやすいが音はとてもいい。」について、皆様はどちらを選択されますでしょうか?
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