with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

秋田さいぐ!           【乳頭温泉の巻】

2013年06月18日 | 14. 角館・田沢湖

​6月13日~15日結婚30年の記念に​秋田旅行へ、

妻の希望の「角館」と私の「乳頭温泉郷でブナ林散策」を盛り込み

コース作りをして来ました。

いよいよ当日、朝6時40分自宅を出発し大宮から新幹線に乗る、

最初にめざすは乳頭温泉郷。

台風3合から逃げるように午前10:32定刻どおり田沢湖駅到着、

駅前に降り立ちその暑さにビックリ。

DSC_5407_田沢湖駅.jpg 

まさに「天晴!」綺麗な青空が広がる好天気、台風の影響“フェーン現象”で気温はうなぎ上り、

地元の方も6月でこの気温は異常とのこと。

涼しい東北をイメージしてきたのだが残念、ただ湿度が低いせいか日陰はとてもしのぎやすい。

まずは田沢湖フォレイクへ「ぶらから」の千葉さんのお顔を拝見と思ったが、

あいにく休憩中かデスクには人影なし。

まあ私たちとこの田沢湖駅で降りたのがわずか数人の乗客だったので、仕方ないのかな…。

 

さっそく今日一日お借りする駅レンタカーへの手続きを済ませ「乳頭温泉郷」へ、

この日は平日のせいか道路は非常にすいていた、ほとんど車と出会わなかったくらい。

予定より早く最初の目的地「山の宿」へ到着した、有名な「鶴の湯」の別館である。

とても静かな環境のなか、鶴の湯まで1キロくらいの場所にあった。

DSC_5411_山の宿(昼食).jpg 

昼食を食べられるのが11時から、私達はほとんどその直後のためかその日最初のお客となった、

食事処へ案内されるとそこには囲炉裏が…、窓の外は一面のブナ林。

開いた窓からは涼しい風が入り込み不思議に暑さはそれほど感じない、

外からはセミと野鳥の声がけっこう聞こえてくる、それと近くの沢のせせらぎ、聞こえるのはそれだけ、

気持ちが良い。

DSC_5424_山の宿窓辺.jpg 

頼んだのは鶴の湯でも有名な「山の芋鍋」、妻が苦手なので岩魚は付けなかった。

鍋を運ぶ前に囲炉裏に炭がくべられた、さすがに少し暑くなってくる(笑)。

がしかし、この風情は他では味わえないものだろう…。

鍋が来るとそこには神代産の山の芋が団子になって入っており、

ほかにはきのこ類とネギやごぼうにセリではなく三つ葉?などの野菜がタップリと

自家製の甘めの味噌で仕立ててありました。

DSC_5428_山の芋鍋.jpg 

 とにかく二人分なのだが、ボリュームたっぷり。

これに結構大きめの小鉢にアキタフキ・ウド・ワラビという3種類の山菜がこれもたっぷり、

それと人参・カブ・大根のいぶりがっこがついてきた、ご飯も旨い。

妻も言っていたが、この腹一杯で鍋を空にできなかったくらい食べてきたのに

この後三時のおやつ前には不思議とお腹が空いてきた。

やはりこうした素材というのは体に優しく消化も良い物なのだろう、感心しました。

また食べたいですね。

この他に旅の記念にと山の宿自慢のすっぱい「山ぶどうジュース」に「仁手古サイダー」をいただいてきた、

どちらもちょっと変わった飲みくちで美味しかったです。

 

満腹になり次の目的地「休暇村」をめざします、

本線に戻る途中開けた場所で秋田駒ケ岳を見られるコーナーを発見。

この抜けるような青空と秋田駒ケ岳、最高でしたね。

この旅の先が大いに期待できる景色であった。

DSC_5439_秋田駒ケ岳.jpg 

10分弱ほどで「休暇村」に到着、さっそく私の希望である「ブナ林散策」へ繰り出します、

しかし暑い!

日向では確実に30度を超えてます、ただこちらも湿度が低いのでブナの林に入るととても快適。

DSC_5440_休暇村.jpg 

 こんな道です!

マイナスイオンがどうとか理屈ではないですね、とにかく空気が違う。

ギラギラした太陽の日差しをブナの木が遮ってくれて、

歩いて汗は出るが気分はとても爽快です。

DSC_5464_ブナ林.jpg 

 休暇村向かいの散策路など歩いてみたが、

なんともあっけなく蟹沢についてしまった(笑)。

 細い沢なのだが水の流れはけっこう激しい、サラサラという流れではない。

妻が水を触ってごらんという、

手を差し出してビックリ、水につける前から氷を触るような冷気が感じられるのだ。

飲料水としても使われると後から知って、飲んでおけばよかった…。

DSC_5448_蟹沢.jpg 

 目の前の少し高めの場所に「空吹湿原」への道標があった、

この先を歩いて戻ってくる予定だったのだが、

思わず妻が(案の定)「この道標までが限界」ときた(笑)。

まあ想定内だったのでそこまで登り、小さな滝壺のような場所で少し休憩をした、

すぐ近くには「根曲がりブナ」も見えて目的ほぼ達成(後は100年ブナのみ)。

相変わらず日差しは強いのだが、写真のようにブナが遮ってくれる。

ブナの木を通して届く光が流れる水を緑色に変えている、

なんとも清々しい場所である。

DSC_5457_空吹湿原への道.jpg なんやかんや言いながらの散策だったが、40分以上は楽しんでいた、

さすがに休暇村へ戻ってくる頃には早くひと風呂浴びたい気持ちである。

休暇村の前にラッセルした雪だろうが、まだ解けずに山になっていた、

このまま万年雪となりそうな規模の量だったのには驚いた。

今年は雪が多かったのですねえ。

 

さて休暇村につくと受け付けもそこそこに二人で温泉を愉しんだ、

(GAZOOムラ”あきたTABIYORI”さん企画「ぶらから」の特典で入浴無料)

生き返る気分だ、2つの源泉を楽しめるが効能は別としても

やはりこの乳白色の露天風呂はいいですね、回りをブナ林で囲まれそれは気分最高でした。

DSCN1027_乳頭温泉郷.jpg 

温泉を愉しんだ後外へ出たが一番暑くなる時間帯だったが、

不思議に爽やかで汗もかかずに移動ができ、やはり汗をかいた後の温泉は最高である。

道が空いているので移動に時間をとられることが少なく、それぞれの箇所で時間をたっぷりとれて

当初悪天候時のコースも作っていたのだが、この日は候補にしたところすべてクリアできた、

とてもラッキー。

 

この後の田沢湖は次へ続く…、