6月13日午後、乳頭温泉から一路田沢湖をめざす。
あいかわらず天気は上々、
田沢湖へ向かう途中で木々の合間から真っ青の湖がちらりと見える。
ほとんどすれ違う車もなくスムーズに田沢湖へ、
左回りにコースを取り、まず向かったのは「御座石神社」。
車を降りるとまた一段と暑くなっていた、時折感じる「湖を渡る風」がとても気持ち良い。
田沢湖の水位がいまひとつ低いのか「湖面に浮かぶ赤い鳥居」とはなっていなかった、
しかし青い空と青い湖水とのコントラストはとても美しい。
名前の由来である場所がこちら、
秋田藩主佐竹義隆公が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだことに由来する「御座石」、
ほとんど一面綺麗な平面になっていた。
このすぐ横には1本の木から7種類の木が生えた「七色木」がどんと控えている、
このちょうど裏側にある雨乞石を守るために松・杉・桜・槐(えんじゅ)・えごの木
・榛(はん)の木・梨の7種類の木が一株から自然に生えたと云われているそうです。
根回りが大きく柵越しに見てもどうなっているのかよくわからなかった(笑)、
とても大きくみごとです。
しばし湖畔を見学した後、神社へ向かいます。
参道脇には大きな天然記念物の「御座の石の杉」が鎮座ましましております、
幹周りはどれくらいあるのか見当もつきません、
ただ「巨木」とまでは至らないそうです…。
こちらの神社は“開運厄除・勝利成功・美貌成就”のご利益があるそうですが、
私達はこちらの輪くぐりで「厄除」を祈願し、本堂で開運を祈念して来ました
この輪を交互に(∞ のように)左に2回、右に1回くぐります。
本堂右横には「たつ子姫像」がありました、たしかに美しさは感じますね。
ただどうもこのたつ子伝説というのが今ひとつ私には馴染めないストーリーなので…、
それでも一番きれいに見える角度を探して一枚撮らせていただきました。
妻が”小吉”のおみくじを引き、結ばせていただいてこちらを後にしました。
時刻はまだ午後の2時半過ぎ、余裕で回れるペースでしたね。
次に訪れたのがコチラ、「たつ子茶屋」、なんでも『みそたんぽ発祥の地』だそうで
看板にも大きく“元祖みそたんぽ”とうたっておりました。
もうこちらに着く頃は暑さの真っ盛りという感じで、
涼しい車から降りると二人でまっすぐに湖に向かっておりました(笑)、
もちろん景色が素晴らしかったからですが…。
ここにきて初めてのツーショットでの記念写真でした、
やはりせっかくの景色なのでP7100用に30年愛用の古い三脚(でも軽い)を
持ってきて正解でした、ただD300sを載せると足が折れそうですが(笑)。
しかし空の色もきれいでしたが、湖の青さがとても印象的でした。
私はまだ撮影したくて、暑いのはかわいそうなので妻に先に茶屋に行って
元祖みそたんぽを注文してもらいました。
しばらくして行ってみると、まだ囲炉裏でみそたんぽを炙っている最中、
今日あたり平日でそんなに観光客も来るわけもなく、
いつでも出せるように囲炉裏端に刺しておくほどではないですものねえ。
このみそたんぽ、後日角館にて体験したみそたんぽと形が随分と違いました。
それでも味噌がいい味を出しておりとても美味しかったですね。
いぶりがっこもこちらのものは少し柔らかく、私達には食べやすかった。
この時も最後まで私達だけ…、広い駐車場にぽつんと車が1台。
まだ3時前でこんなに天気がいいのに、不思議でした。
JR田沢湖の駅レンタカーの担当者も今日は貸出は非常に少ないと言っていたが
この時期はこんなものなんでしょうか、私達としてはありがたいのですが…。
さあこの後は『たつこ像」を見に行きます。
ここまでで田沢湖回りをほぼ3/4走ってきたことになります。
さすがに『たつこ像』の駐車場には若干車が停まってました、
1番人気なのでしょうか。
秋田駒ケ岳などを背景にしたたつこ像の素晴らしさは写真ではなかなか伝わらないでしょうかね、
広い湖の開放感に青い湖面と青い空、そこに佇む黄金色に輝くたつこ像、
日が沈む頃は最高のシチュエーションとなるのでしょうねえ。
湖には魚が沢山泳いでいました、「ウグイ」らしいですが結構な数いましたね。
こちらの浮木神社へきてみると、エサありますと看板にあったので思わず社の回りを
一周りしてしまいました、向かいの売店にあったのですね(笑)。
売店に行ってエサを買ったのだが、100円で「こんなに!」というほどありました。
思わずお姉さんに「これ多すぎません?」と聞くと、
笑いながら「そんなにお客さんが多くないので」とおっしゃっていました。
妻と二人で餌を投げ入れてみると…それはもう大変、
水面に「ウグイの山」ができます、
まあ集まってくる数がすごいですね、中には少し大きめな、ヒレが少し赤く見えるのもウグイだろうか。
湖の酸性化(玉川の水を導入したため)の対応・中和処理後はウグイ・ギンブナ・コイの3種類が
確認できたのみらしいのだが…。
まあこの光景には妻も少し引いていました(笑)、
後半はエサがなかなか減らないので袋持ってエサを振り撒く有様、ウグイたちも大賑わいでした。
さあコースも終盤、たつこ像を後にして最後の目的地「かたまえ山森林公園」へ。
こちらは“ぶらから”おすすめの田沢湖展望スポットだというので寄ってみました、
時刻は4時くらいだったと思いますが、まだ日が傾く風情はなし。
少し手前の駐車場へ車を停めてしまったため、妻からブーイング。
確かに坂がきつい、思わぬ所で運動してしまいました。
それでも来てみれば、木々の間から湖を眼下に見下ろし、秋田駒ケ岳を正面に
気分爽快の眺めです。
もう一組後からこの展望台についたグループもこの景色を見るや「お~ッ!」と
歓声を漏らしていましたね。
こんなかんじで二人で眺めを楽しんでいました…。
不思議にこちらの写真のほうが田沢湖が大きく見えます、Photomagicですね。
しばらく木陰の涼しさを味わいながら田沢湖を眺めて過ごし、
ようやく傾いてきた日差しを浴びながら最終目的地「角館」に向け出発です。
少し涼しくなってきたと思ったら空もいい感じになっておりました、
車へ向かう途中の雲がとてもきれいだった。
まだ初日ではあるが、乳頭温泉から田沢湖エリアをタップリと堪能させていただきました。
“ぶらから”さんに感謝です。
次はいよいよ「角館」入りにつづく・・・、