前回フィルムのスキャンはカメラのキタムラに任せてみようと言ったばかりですが...たまたま仕事関連で「レンズ 完全レビューブック」シリーズで今乗りに乗っているSonyのEマウント版が近々発売になるということで「PHOTO YODOBASHI」のWebを調べていたら新発売のNikonの『ES-2』を使ったフィルムデュプリケーションの特集をしているのを発見しました。
☆ Nikon 「ES-2」 ☆ 私の持っているES-1の進化形ですね、アダプター類も付属してかつフィルムホルダーもストリップ・スライド用途2種類とも揃って至れり尽くせりのセットです。 ただしお値段も... 希望小売価格 ¥21,000 とんでもないプライスとなっております(笑)。 |
このセットの発売に合わせてPHOTO YODOBASHIのスタッフがD850を使ってレビューしていました。2部構成でまだ第1部のポジフィルムを使った前半だけでしたが、とても参考になりましたので先日色味に不満のあったいくつかのカットをスキャンし直してみました。
※参考にしたPHOTO YODOBASHIの
「Nikon フィルムデジタイズアダプター特集」はこちら
スキャンスタイルもこんなふうに変わりました...
反対側から見ると...アダプターES-1には2枚のガラスに挟まれたフィルムがセットされます。
実際にこの方法で撮影してみるとD700のミラーショックがけっこう大きいのかファインダーで位置決めしたはずのフィルムスキャン画像が少しずれていたりすることが多かったので、今回電池の消耗が大きくなるのですが液晶画面を使った「ライブビュー撮影」のかたちを撮りました。
なお前回までLEDの前面に使用していたブルーのフィルターは外しましたので見える画像は少しフィルムカラーのオレンジが強いですね。液晶画面はこんな感じです...
設定が全て見えますね。RAWでの撮影でWBは晴天、絞り優先でf/8にセットLEDの明るさは少し明るめにしてシャッタースピードが1/125を切らないくらいにしてます。このライブビュー撮影のおかげかフィルムのコマ全体がきれいに入り、加えてピント面拡大ができるのでピントの追い込みも随分と楽になりましたし、やはり液晶は視野率100%なのもいいですね(D700ならではの視野率の問題:笑)
さてスキャンした画像の方ですが、やはりLEDに使っていた青いフィルターは要らなかったようです。フィルムカラーのオレンジ色の部分ででホワイトバランスをとりPhotoshopと作業を進めていくと...
Cobbyの首輪の赤もとても自然に出ていました。
ついでに一番最初に撮影したフィルムから難波田城公園での一枚もスキャンしてみたんですが、これがとても味のある写りで感激です^^。
とてもフィルムカメラを感じさせる写りでしたねえ、古民家の柱など時代を感じさせる質感と色合いがとても気持ち良く出ていました。
ただし今回もフィルムに付いた塵との戦いはけっこう激しかったです(笑)。
色合いについての不安はこれである程度払拭できましたので散歩スナップなどはセルフデュープで賄っていけそうです、旅行などちょっとした記念フィルムなどはカメラのキタムラに任せましょうという感じですかね。もちろんストックに待ってるモノクロフィルムなどはぜひセルフデュープで楽しみたいところです。
※ スキャンカメラ:Nikon D700
レンズ:Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(デュープ風景撮影:Nikon Coolpix AW130)