先日アップしたM42マウントのPentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8をNikon機で使うために用意したマウントアダプターが無限遠が出るのは良いのだが特に遠景撮影時中央にかすみがかかる問題を解決すべく、無限遠を諦めてレンズ本来の描写性能を確かめるために調整用のレンズを排したマウントアダプターを入手してみました。
「SODIAL(R)M42レンズアダプターリング(ニコン用)」という代物である...
みてのとおりとても薄い、まさにリングである。したがってカメラに取り付けてみてもほとんどその存在を確認することはできないくらいだ。ただ驚きなのがその価格、中華製とはいえ264円(送料込)だ。前の補正レンズ付きのアダプターの1/10の値段である。
こうして見るとあたかもNikkorレンズのようである^^、それも非常にコンパクトで同じ焦点距離のAi Micro-Nikkor 55mm F2.8Sなどとは比べようもないくらい小さく見えます。
前の無限遠調整用レンズありのアダプターと撮り比べて見ると...
こちらが補正レンズありのアダプターで、
そしてこちらが今回の補正レンズ無しのアダプター・・・
やはり補正レンズによって画角が狭くなってます(焦点距離が約1.4倍)、そして問題はやはり補正レンズありの方がやや中央が霞んでいます・・・これは使えませんねえ。
それに比べ今回のマウントアダプターはSuper-Takumarらしくクリアな写りをしています。
ホッとしていろいろ室内でシャッターを切ってみると...無限遠が出ないのは承知だったが、なんとその有効撮影距離がほぼ3m強位しかなさそうである。狭い私の書斎(3畳)の端から端までは残念ながらピントが合いませんでした・・・トホホ。
こうなるとNikon機でこのレンズを持ち出すときというのは近場の花とかこのレンズ独特の朝夕の太陽が低い時間帯のサークル状のゴーストを出して撮影する時くらいしかなさそうである。
なんともトホホな結果でした...
※ カメラ:D700 (Coolpix AW30)
レンズ:Pentax M42 Super-Takumar 55mm F1.8