土曜日に妻と新木場の「夢の島熱帯植物館」へ行ってきた、
先日の東上線事故でいけなかった計画を私的には随分と早く出直ししたものだ(笑)。
天気も良かったせいもある、夕方までは保証付きの晴天であった。
新木場まで乗り換えなしの1本はとても楽ちん、ただ1時間強はちと長いかな。
まあ主要駅で乗り換え客も多くすぐに座れて若干眠れたので良し。
駅前の木のまち新木場のシンボル”トーテムポール”だ、海が近い匂いがうれしい。
車の多い道路を歩き夢の島公園に到着、お昼近くだが人がほとんどいない。
どちらを見てもとても大きな広場や大きなグランドがたくさん、土曜日でもこんなもんなのだろうか。
何やら妻がジェスチャーをしているが、私が急に立ち止まって写真を撮っていたものだから妻は気づかず
一生懸麺なにかしゃべっているのだ、面白い写真だが怒られた(笑)。
植物館の手前に「第5福竜丸展示館」を見つけよってみることに・・・、
ビキニ環礁にてアメリカが行った水爆実験に巻き込まれ被曝した第5福竜丸事件、私達の世代にはまだ生々しい記憶がある(1954年3月というから私の生まれたほぼ1年くらい前のこと)。
今と違って何かと新聞・テレビで目にする機会が多く、子供心に原水爆の恐怖を身近に感じたものだ。
大きな船体は意外にきれいな状況で保存されていた、今年はちょうど60周年ということでいろいろイベントがあるそうだが、けして忘れられることがないことを願う。
まあ大地震での福島原発事故がまだ収束していない今こそアピールするにはいい時期なのかとも思うが、第2次大戦後原水爆の初めての民間被害である第5福竜丸事件から原子力の平和利用を声高に訴えた結果の「チェルノブイリ」であり「福島原発」であるのだから、「代替えエネルギー」を真剣に考えていかねばならないのかなあと思う。
こうして間近に船体を見るとけして大きくはない、これで遠洋に出ていたのだから相当な苦労があったであろうことは想像に難くない。
その苦労の果ての被曝、死亡した無線長・久保山さんほか多くの方の犠牲を無駄にしてはならないと思わずにいられない・・・。
土曜にも関わらず人もまばらな館内で、見学者も年配がほとんどだ、子どもたちにも是非見てもらいたいものだ。
建物の外に展示された第5福竜丸のエンジン、もう風化でボロボロ。
触っただけで木炭のように崩れていきそうだ、「第5福竜丸事件」の風化だけはは避けたいものだ。
さあ熱帯植物館はすぐそこ、ここまで来ると海が直ぐ目の前、というかヨットハーバーのようだ。
「夢の島マリーナ」というらしい、久々の海だ!天気も最高でとても気持ちが良い。
ほんとに海は久しぶりだ、素敵なクルーザーなどもけっこう係留されていた。
いいよなあ~、いつもの川と違ったこのスケールと色、そして匂い。
今度は是非海の見える山歩きをしたいと誓う私であった(笑)。
Don't Forget the Tragedy of the Digo Hukuryumaru
夢の島マリーナ沿いを歩き、裏から熱帯植物館へ辿り着く、
わかっていたつもりだったが、こうして目の前に立ってここ温室のようなもんだなと思う、
寒さに弱く、とても厚着をしてきてしまった。
写真も撮りたいし、脱ぐと面倒だなと思いながら入場・・・。
案の定入った途端蒸し暑い、が人工の滝が涼しさを演出してくれる。
たくさんの緑はやはりとても心地よく、心なしか空気も違うというか澄んでいる感じだ。
目の前には熱帯性スイレンがもうすぐ花開く状態でお出迎え・・・、ちょっと早かった。
ここは3つのドームで区切られており、「水生シダと水辺の景観」、「ヤシと人里の景観」そして「小笠原の植物とオウギバショウ」というふうにエリアが分かれているのだ。
順路もその順番で回るようになっている、この時期あまり咲いている花は多くないと聞いていたので期待はしてなかったのだが、そこそこの数淡い色から原色に近い派手な花まで見ることができた。
紹介しきれないが(大体聞いたこともない名前が多く覚えきれない)、気になった花をいくつか・・・、
名前不明、花自体が葉が寄り集まったようになっているのだが、その色の美しさと言ったら格別だ。
淡い素敵なピンク、そしてその花びらの内側に素敵な模様が・・・、
まさに自然の美しさ!素敵なバランスで描かれた模様はもう目が釘付け!!
お次は強烈な赤が印象的な2種の花・・・(いずれも名前不明)、
こちらはとても素敵な形が印象的、和花にはあまりない形ですよね。
ひときわ目立つ黄色い花も・・・、これは時々花屋さんで目にすることもある特徴的な萼のもの。
こちらも見たことあるパイナップル科の仲間だったかな・・・「グズマニア」、変な名前だ(笑)。
鮮やかなピンクと黄色い花があったが、このピンクはひときわきれいだった。
しかしこのへんでもう汗びっしょり!
一枚脱いで腰に巻き、見学を続けたが、汗が収まらずベストも脱いでシャツ一枚(笑)、
これでちょうど良い加減だから、温室のせいだけでなく暖房も入れているんだな。
熱帯感恐るべし(笑)。
さて、つづいては淡いピンクで日本人の琴線に触れそうな出で立ちの花・・・、
何となくどこかで見たことあるような形ではある、なにせ花には疎くて困ったものだ。
名前のプレートも分かりやすいものはありがたいのだが、ごちゃっと植えられて区別がつかない物が多かった。
ドーム中央の一番高い木がこのへんか・・・、「ヤエヤマヤシ」と書いてあったと思う。
これは大きかった、椰子の実があったら取りに登ってみたいものだ(笑)、
けっこう表面がツルツルしていそうで、かなり登るのには苦労しそう・・・。
後半もヤシやカカオ、実のなる木に混じって色鮮やかなものが目についた、
これは毛足が真っ赤なと言ってしまいそうな花(?)、「ベニヒモノキ」。
別名赤い猫の尾、又は赤い犬の尾と呼ばれるそうだがまさに言い得て妙である。
こちらは「ブルグマンシア・ウェルシコロル」、英名「Angel's Tear(天使の涙)」と言われるがこの英名の方でいいのではと思ってしまうが、いかがだろうか?
色がとても優しい、「天使の~」と言いたくなるのが分かるようだ・・・。
こちらは「ドンベア・ウォリッキー」という花、ごちゃっと紫陽花の中央のように固まって咲いている花。
でもやはり色はとても優しい赤、和み系の花である。
ドーム最後に目についた不思議な花がこちら、形状はなんということはないのだが、
花の中央がとても明るい黄色でまさに光っているようなのだ。
これはホントきれいでした、カメラでも覗きこむような角度でこうして光っているように見えるのだが、目視でもそう見えた、不思議な感覚だったなあ・・・。
こちらの植物館には「食虫植物」もいろいろ展示されていた。
代表的な「ウツボカズラ」、おなじみの形ですね。
その他外のタワシのような花などを見学し、建物を一周りして到着したのが「熱帯Cafe」、
あまりのいい匂いにこちらで昼食をとることとした。
雰囲気もいいですよ・・・、
土曜の午後とはいえ2時頃なのでこんな感じ、このあと2組ぐらいしか客はなかったような・・・。
大きな窓からドームの植物が鑑賞できてとてもリラックスできる素敵なスペースだ、
食事メニューは少なく「ロコモコ」、「ドライカレー」ともう一つスパイシーな「ガパオご飯」の3種のみ。
妻はドライカレー、私はもう一つの「ガパオご飯」を、
鶏肉、ピーマン、玉ねぎ、パプリカなどを香辛料でピリ辛に仕上げたものみたいだがとても美味しかった、
一見ボリュームがないように見えるが、けっこう鶏肉はいっぱい使ってありお腹は十分満足(どれも750円)。
隣のコーナーでは室内楽風の音楽イベントが始まっていた、少し覗いて熱帯館を後にした・・・。
電車一本で来れるし、季節で咲く花もバラエティがありそうなのでまた来てみたくなる熱帯植物館であった、
ドームのイベントでは「スコール体験」や「空中散歩(子供限定?」などもあり興味深い。
それに妻と一緒なのでなかなか一つの花に集中してシャッターを切れないので、
今度は是非一人でゆっくり写真のトレーニングに来てみたい所であった。
Beautiful Flowers of The Yumenoshima Tropical Greenhouse Dome
さあここからはJR京葉線にのってスカイツリーを右に見ながら地下を10分、妻リクエストの東京駅まで・・・、
私もきれいになってからの東京駅はまだ見てなかったので便乗である。
しかし乗り換えのためでなく目的地として東京駅を歩くのは初めて、
この広い通路から丸の内口を目指すのだが、絶対迷子になると思って前日B1と1Fの構内図をプリントしておいたのだが、案の定これが随分と役に立った(笑)。
丸の内側まで出ると妻には少し待ってもらい、外から駅をカメラに収めた。
ホントきれいになったんですねえ~、
平日だとこれにビジネスマンがわんさか歩いているんですね、田舎者としてはちょっと怖い(笑)、
ドームの屋根も素敵なデザインだし、総じて窓の設えがとても素晴らしいです。
まさに威風堂々という感じ・・・、
スズメガたくさんいましたね、さすがにこちらのスズメは人が近寄っても逃げる気配なし。
南北ドームの天井も忘れてはいけないですね、南口の天井は日が差し込んでいて今ひとつだったので、
北のドームへ向かった、こちらはいいですねえ。
この網目のようにみえるのはなんでしょうか?
明るさを抑えた雰囲気がまたとても素敵で、「お上りさん」状態で暫く上向いて写真撮ってました(笑)。
八角の天井のデザイン設え、ファインダーで覗いているとまるできれいな万華鏡を見ているようだった。
The Memories of Tokyo Station
東京駅観光が済むとこんどは妻のお買い物、付き合いますよ・・・(笑)。
いろんなTV局の出店(キャラクターストリート)から始まって一番街、黒塀横丁、エキュートなど
美味しい物からかわいい小物・しゃれたお土産物などよりどりみどりですね、まずは「舟和」の芋ようかんを、
そして妻の目についた「浅草今半」のお店おすすめ牛肉れんこんと牛肉たけのこをゲット。
続いて一番人気の「東京ミルフィーユ」をと行ったのだが、午後4時前だというのに売り切れ!
土曜のこの時間で売り切れって、そりゃないぜ!と言いたいくらいだ。
TVなどでも取り上げられて人気なんですね。
お向かいの2番人気、トウキョウ ラトリエ ドゥ シュクルのドライフルーツたっぷりのパウンドケーキも売り切れ、
みなさんきっと初めての買い物ではゲットできないんでしょうね(笑)。
さすがに頼んだ娘たちはここで買えなければ池袋東武デパートの地下でこのミルフィーユをと2次案を妻に頼んでいたそうな・・・さすがですなあ。
あとは妻の気になっていた東京ばな奈へ・・・、
3月までの限定「東京ばな菜の花」を、これは美味しかったです・・・。
けっこう見てても楽しいものですなあ、帰ってから美味しいおもいができると思うと(笑)。
久しぶりに今日は海も見られたし、歴史や植物の勉強も写真も楽しめて良い一日となりました・・・。
今度は海へドライブかな・・・。
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