讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

熱中症にご用心

2022-08-09 20:00:00 | 日記
 夏になると「熱中症に要注意」ということを良く耳にするのだが、まさか自分がなるとは思わなかったので、反省の意味を込めて忘備録として残します。

 2022年8月のくっそ暑い日、車で数時間の某場所でのなんとかフェスティバルに行くために、朝8時頃自宅を出発。あまり朝ごはんを食べる習慣がないので、お茶だけ飲んで出かけた。(これが大きな敗因の1つ)

 だいたい予定通り会場に到着して、見学を開始した。帽子をかぶり、お茶持参なので水分補給は適宜行う。(たいてい、このパターンで乗り切ってきた) 午後1時頃、それまでなんともなかったのだが、いきなり気分が悪くなり歩くのが辛くなった。さらに数分後、景色に白い霧がかかったような状態になり、約50%程度の視界が奪われた。このままだと転倒の恐れがあるので、一度座って体制を整えることにした。しかしながら視界は50%のままであり、これ以上悪化すると気を失う恐れがある。この見え方というのは初めての経験で、視界がホワイトアウトしていくさまは、非常に珍しく興味深いものだったが、白濁が進むとその先には三途の川が見えてくるような気がする。それは避けたいので、近くに避難できるような建物があるか考えたが、そこまで自力でたどり着くのは不可能と判断。他に手はなさそうなので、近くの主催者に助けを求めることにした。最後の手段として119番に電話するという手も残されてはいたが、事を大きくしたくなかったし、休めば回復できるだろうという気がした。自分では熱中症と判断したのだが、暑さそのものはあまり感じないのは意外だった。行動が決定したら、気を失う前に実行します。あまり時間は残されていない気がします。

「すいません、気分が悪いので椅子に座らせてもらっていいですか?」(テントがあるので日陰で休息が可能とみた)
「どうぞ、大丈夫ですか?」
「多分、少し座っていれば大丈夫と思います」
「医療関係者を呼びますね。それと水をどうぞ」(冷たいペットボトル水をいただいた)
 事を荒立てたくはなかったが、いかんせん体が動かない。

 数分後、医療関係者到着。症状は以下のとおり。
①顔面蒼白(自分では分からない)
②体温は平常(暑さは感じない。熱中症は体温が異常に上昇すると思っていたが、ちょっと意外)
③脈拍は200越え(これはやばいかも)
④手の指にしびれあり。(よろしくない現象だ)
➄朝ごはんの有無を聞かれた。(朝ごはん抜きは、やはり悪い方に作用する)
 ちなみに、昼食をとる寸前でダウンしました。(惜しい所でアウトをくらった)

 応急処置
①衣服を緩める。
②体を冷やす。(氷結ベルトのようなものを複数個、体に当てて冷やす)
③熱中対策水をいただいた。(数回にわたり飲んだら、視界が戻り始めた)


 このあたりの対策は、学生時代に保健体育の授業で習った記憶が蘇った。(教科書は正しかった)

 視界50%だったものが、90%近くに戻ったので、これで復活の方向に向かっていると確信した。指先のしびれも引いていったので、生還できるだろう。さらに涼しい所に移動して、15分ほど横にならしてもらったところ、意識・視界共にまずまずになり、一応歩行は可能になったため、お礼を言って退散することにしました。(本当に、関係者の皆さん有難うございました)

【教訓】(自分の場合)
①熱中症はいきなり発症する場合がある。
②朝ごはんは大事。
③お茶だけではなく、熱中対策水(ポカリスエットみたいなもの)が有効だ。
④目の前の景色が霧がかかったように白くなり、視界が奪われ始めたら有効な手段を瞬時に判断し、可能な対策を講じた方がいい。(その場でのケースバイケース:日陰を探して座る・避難できそうな冷房が効いた室内の有無・助けを求められそうな人がいるかどうか等)
➄体力を過信する事なかれ。(こんな程度で、気分が悪くなったことはなかったという過信)
コメント (2)
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