出張の仕事を終え、飛行機の出発時刻までの時間を利用してニッカウヰスキーの宮城蒸留所の見学に出かけた。仙台駅からJR仙山線の電車に乗り50分ほどで最寄りの作並駅に到着する。ここからは、ニッカウヰスキーのシャトルバスに乗せてもらい蒸留所までは5分ほど。
ビジターセンター入口には、NHKの「まっさん」で登場した余市のポットスチルが展示してあった。宮城蒸留所のものとは形状が違うため、できるウイスキーの味や香りも大きく異なるとか。
ホールにはウヰスキー造りにまつわる様々な展示がある。今回は、工場内見学とウヰスキーの試飲がセットの「宮城峡ウヰスキーテイスティング」の有料見学を申し込んでおいた。
早速、蒸留所内の見学からスタート!
ビート(草炭)をスモークしてモルト(麦芽)に香りをつけるキルン塔から見学。ピートは乾燥しているためほとんど匂わない。今は、設備は残っているが稼働してない。
スモーク済みのモルトを輸入しているそうだ。
ポットスチル、2段階で蒸留される。ホールにあった余市のものとは形状が違う。釜の上に膨らみがあるのと出口が上に傾斜している。これにより軽いアルコール成分がより多く抽出され軽い華やかな香りになるようだ。
有料見学した入れない貯蔵庫を見学。
内部は湿度を保つために土の上に樽が置かれている。
ビジターセンターに戻りテイスティングセミナーの開始。
シングルモルトの「宮城峡」と源守モルト3種類、グレンウイスキー1種類をテイスティング。やはり「宮城峡」がバランスがいい。これが一番おいしかった。