3月20日~21日で奥様と25周年記念旅行に出かけた。最初の目的地は飛騨古川市。東海北陸自動車道を北上しひるがのSAで小休憩。大日岳のスキー場はまだまだ滑れそうな感じを目の当たりにして、月初めにやった肉離れを後悔する。
蛭ヶ野付近の道路は、雪は無いため夏タイヤで走行できるが、路肩は雪国の様相だ。
飛騨清見ICからは県道90号線、通称・飛騨卯の花街道で飛騨古川市までは30分足らずだ。市役所の駐車場に車を入れ(観光用に無料開放されてました)市内散策に向かう。
最初は「飛騨古川まつり会館」。入口はショボイ感じがするが、右手には大きな展示ホールがあり3Dシアターも設置されている。
ここには、古川に9台ある屋台のうち3台が実物展示されている。
からくり人形の実演を見ることができる。残念ながら、これはモータを使った全自動操作になっているそうだ。
水曜日はプロの画家(山口綏星氏)によって、絵馬を描く実演を行っていた。話を伺うと、飛騨古川の絵馬は紙に描き、玄関に馬の頭が家の中を向くように貼るそうだ。
昼食は、この地方の冬の名物「むし寿司」(¥1,570)をいただくことにした。
3月までのメニュー。酢を少なめに効かせた酢飯に海老や山菜がのっている、せいろ蒸しの寿司だ。「半熟卵を混ぜて食べて下さい」と教わり、熱々の酢飯をいただく。
酢がきいていたらむせると思う。まあ、ご当地ものとしては話のタネになるが、直ぐにまた食べたくなるようなものではないね。
満腹になったところで、お馴染みの瀬戸川と白壁土蔵街を散策。鯉が泳いでいると思ったが、冬場はどこかに行ってるようでいなかった。
こんなレトロな車も停まっていた。三菱シープの派生モデルだろうか?
古い町並みは人通りもまばらだ。
NHKの朝ドラ「さくら」の舞台になった三嶋ろうそく店は定休日。店内を観たかったが残念!
飛騨の酒「蓬莱」が有名な渡辺酒造店で物色。
「蔵元の隠し酒」という名前と「全国酒類コンクール第1位」のキャッチフレーズに惹かれて4合瓶を購入(¥1,180)。
散策して小腹が空いたところで、飛騨コロッケ(¥200)をいただく。注文してから揚げてくれるのでアツアツだ。飛騨牛を混ぜてあるらしい。
せっかくなので、JR飛騨古川駅を観に行った。もっとレトロかと思ったが、飛騨の古都にマッチしたデザインの近代的な駅舎です。でも入口には昭和の臭いがする郵便ポストが鎮座しています。
午後2時ごろになると天気予報より早く、雨がパラついてきた。早々に国道41号線を南下して宿泊地の下呂へ向かうことにした。
宿泊はホテル・パストール。部屋は下呂の温泉街を一望できる8階だった。ツインベッドルームだが、畳の上でくつろぐこともできる。一部屋で二度美味しい感じ。広々としておりくつろげる。風呂に入って肉離れの脹脛を癒そう。第二の目的は湯治ですから…(続)