新調したトレッキングシューズの慣らしを兼ねて、越後五智国分寺間で散策に出かけた。宿舎から周遊すると6kmくらいだろうか、ちょうどよい運動になる。直江津の名刹ながら日曜日の午後の人影は少ない。本堂の前もガラガラだ。HPによると…
『天平年間(740年代)に、聖武天皇の勅願によって建立された越後国分寺の所在地は現在わかっておりません。永禄5年(1562)近隣の春日山城主上杉謙信によって、現在の場所(新潟県上越市五智)に再建されました。その後幾度となく災興を繰り返し江戸時代には元禄2年、寛政6年と火災に遭い、現在の本堂は昭和63年焼失後の平成9年に再建されたものです。
再建された本堂は、鎌倉時代のものをモデルとして青森ひば材を使い外見は簡素で、内部は重厚な造りで槍かんなで仕上げてあります。』
と紹介されている。
そして三重の塔は幕末に上棟され整備されてきたが、高欄などが未完成のままとか。立派ですがねー。
越後の国に流罪となった親鸞聖人が住まいとした竹之内草庵。上越市指定文化財になっています。
向かいには銅像も建てられている。
山門近くには芭蕉句碑があった。奥の細道の旅の途中で直江津を訪れたときに詠んだもの。
「薬欄に いづれの花を くさ枕」と書かれている。
そして山門。ほんとうにひっそりとしています。因みに天台宗のお寺です。