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時代映し出す社員研修(朝日新聞より)

2013年09月07日 | コンサルティング

今日の朝日新聞(別紙be)に社員研修の記事が載っていました。それによると、最近は「お笑い研修プログラム」がうけていることのことでした。なかでも「ツッコミュニケーション」研修が一番人気だそうです。

たとえば、上司が以前話したことを忘れて同じ手柄話を始めたとき、「前に聞きました」とはっきり言うと角が立つので、「すごいですね~。でも、この話、7回目っ!」とツッコミで切り返すのだそうです。こうした技を身につけておけば、コミュニケーション不足に陥らないというわけです。

さて、ここで皆さんにお聞きしたいのですが、弊社もこうした「お笑い研修」を行うべきでしょうか。

おそらく、私(平野)のことを知る人は、「あなたが講師ならやるべきでしょ!」と言うことは想像に難くありません。実際、私は普通(?)の研修でも笑いを取ることがあるので、そうした研修を企画するのは難しくありません。

しかし、私としては実施したい気持ちはやまやまではありますが、やはりやるべきではないだろうというのが結論です。

コミュニケーションにおいて、ユーモアは大切な役割を果たします。ただし、私たちが研修でよく行う「ほめる、しかる」が人間関係の潤滑油なら、ユーモア(笑い)はスパイスだと思います。

スパイスはあくまでもコミュニーションの中味を引き立てる脇役です。「お笑い研修」はスパイだけを使う料理教室のようなものではないでしょうか。

たとえば、この研修を受けたあなたの上司が部下とのコミュニケーションを活性化しようとしてギャグを連発するようになったらどうでしょうか・・・。おそらく、ほとんどの場合は頭痛のタネ(それも強力な)を社内にばらまくことになると思います。

弊社のコミュニケーション研修は正統派、直球勝負ですが、いつも多少のスパイスを効かせてあります。

もちろん、もっとスパイスを効かせてほしいというご要望があればよろこんで!

(人材育成社)

 


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