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句読点を打つ

2014年08月06日 | コンサルティング

このブログをはじめとして、ここ3年間ほど文章を書く機会が格段に増えています。昔から文章を書くことは難しいと感じていましたが、それは今でも変わっていません。

このブログも、毎週の更新の前には一所懸命内容を考え、頭の中できちんと整理をしてから書いているつもりなのですが、書き終わった後であらためて読み返してみると、自分で書いた文章ながら「一体何が言いたいの?」と自分で突っ込みを入れたくなる時もあります。

論文ほどにはきちんとした論理性を問われないにしても、なぜか明らかに論点がずれてしまっているような時もありますし、もっと初歩的なところで言うと句読点が適切に打てていない、一つの文節が長すぎるなどの問題があると感じることもあります。

ブログを読んでくださる方に、伝えたいことを正確に理解していただける文章を書けるようになるのは、一体いつのことになるのだろうかと思っていますが、これは今後も果てしなく続く課題だと考えています。

さて、話は変わりますが、先日あるテレビ番組で向田邦子さんのことを取り上げていました。向田邦子さんはテレビドラマ脚本家、エッセイスト、そして直木賞を受賞した小説家でしたが、1981年、51歳の時に旅行で訪れた台湾で飛行機事故で亡くなられています。

「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など、数々の印象に残るドラマがヒットしましたが、ご記憶にある方は私と同年代の方でしょうか?

その向田さんの生き方は、とても句読点を大切にしたものだったそうです。句読点と言えば、小学生の時に習った記憶では音読をする時に、句読点では必ず息継ぎをすること、「、」は一拍、「。」は、二拍、段落は、三拍だったと覚えています。

向田さんは筆が進まなくなると旅行や遊びを取り入れて、つまり日常の生活の中でうまく句読点を打つことで息継ぎをして、英気を養っていたそうです。

仕事と遊びのバランスを上手にとって、向田さん流のワークライフバランスをとることで、数々の人気ドラマが生まれたのだと思います。

さて、来週はいよいよお盆ですね。お盆をはさんで夏季休暇という会社も多いと思いますが、皆さんのお休みは何日でしょうか?今年の夏季休暇の平均は4.4日とのことですが、企業規模や業種によっても大きく異なると思います。

わが人材育成社はたった2名の零細企業ですので、絶えず貧乏暇なし?状態で今年の夏季休暇はありません。ありがたいことに、お盆のピークである8月14、15日も研修の仕事をいただいています。

しかし、句読点がなければ文章が読みにくいのと同じように、バランスを考えるならば適切な休暇も必要でしょうから、少し涼しくなってから数日は休みをとりたいと考えています。しかし一方で会社を興してから4年目の今の私のワークライフバランスは、ワークに重きを置くことによって、調和が保てているとも感じます。さて、いつか私にもライフに重点を置くことで調和がとれる日が来るのか、来ないのか・・・私にもわかりません。

(人材育成社)


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