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スクリーニングテスト

 2年ほど前と比べるとかなり飲酒量が減った。平日は寝る前に350mlのビールを1缶飲むだけで、土曜の夜は休肝日にしている。時には週の半ばに飲まないこともある。ただ、日曜だけは飲みたいだけ飲んでしまう。と言っても、ある程度まで飲んでしまうと眠くて仕方がなくなり、居眠りを繰り返してしまうので、浴びるようには飲んでいない(はずだ)。その証拠に以前は月曜の午前中は二日酔いで最悪の状態だったことが多いが、近頃はそんなことはなくなった。したがって、2年前と比べれば総飲酒量は半分近くになったように思う。
 そうは言っても、新聞に「アルコール依存症」の記事が載ると、ついつい目が行ってしまう。18日の毎日新聞朝刊に、「久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(KAST)」というものが載っていたので、試してみた。「最近6ヶ月間に次のようなことがありましたか」と14の質問が並べられている。それに対する答えにそれぞれ点数が付けられていて、合計が2点以上の場合に「アルコール依存症の疑い」と判定されるのだそうだ。ただし、KASTもスクリーニングテスト全般に共通しているように、臨床で遭遇するアルコール依存症よりも軽症の人まで拾い上げる傾向があるので、アルコール依存症の診断までには使用できないそうだ。要するに2点以上になったら、「注意が必要だ」くらいの気持ちでテストしてみるといいのかもしれない。(  )内の数字が点数。

  1.酒が原因で、大切な人(家族や友人)との人間関係にひびが入ったことがある。
     ある (3.7)  ない (-1.1)
  2.せめて今日だけは酒を飲むまいと思っても、つい飲んでしまうことが多い。
     あてはまる (3.2)  あてはまらない (-1.1)
  3.周囲の人(家族、友人、上役など)から大酒飲みと非難されたことがある。
     ある (2.3)  ない (-0.8)
  4.適量でやめようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう。
     あてはまる (2.2)  あてはまらない (-2.2)
  5.酒を飲んだ翌日に、前夜のことをところどころ思い出せないことがしばしばある。
     あてはまる (2.1)  あてはまらない (-0.7)
  6.休日には、ほとんどいつも朝から酒を飲む。
     あてはまる (1.7)  あてはまらない (-0.4)
  7.二日酔いで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことが時々ある。
     あてはまる (1.5)  あてはまらない (-0.5)  
  8.糖尿病、肝臓病、または心臓病と診断されたり、その治療を受けたことがある。
     ある (1.2)  ない(-0.2)
  9.酒がきれたときに汗が出たり、手が震えたり、いらいらや不眠など苦しいことがある。
     ある (0.8)  ない(-0.2)
 10.商売や仕事上の必要で飲む。
     よくある (0.7)  時々ある (0)  めったにない・ない (-0.2)
 11.酒を飲まないと寝つけないことが多い。
     あてはまる (0.7)  あてはまらない (-0.1)
 12.ほとんど毎日3合以上の晩酌(ウイスキーなら1/4本以上、ビールなら大瓶3本以上)をしている。
     あてはまる (0.6)  あてはまらない (-0.1)
 13.酒の上の失敗で警察の厄介になったことがある。
     ある (0.5)  ない (0)
 14.酔うといつも怒りっぽくなる
     あてはまる (0.1)  あてはまらない (0)

結果は、2が「多い」とまでは行かないが、11でビールを飲まずに寝ると寝つきが悪くなることが時々あるので、睡眠不足を恐れるあまり仕方なく飲んでしまうことがある。そのあたりを少し厳しく判定してみたら、合計点は-0.3となった。さすがに2点は行かなかったが、何かの拍子で暴走する危険がないとはいえない。時々はチェックしてみるといいかもしれない。  
     
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